冬眠 さん

冬眠さんのレビュー一覧

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48件中1-10件

  • 100点 黒いユーモア感覚は健在!(0)

    2008年11月16日 to 宮廷画家ゴヤは見た

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    (c)2006 Xuxa Producciones SL - All Rights Reserved

    最初は、非常に有名なスペインの異端審問を扱った理不尽ものかと思ったけど、さすが監督、悲惨なシチュエーションの中に頬がひきつるような笑いがある。
    繰り返される無益な営みは、ほとんど喜劇。
    コスプレに負けない俳優たちの存在感も引き出してるし、はしばしのカットにゴヤの作品そのままの画が配置されるなど遊び心もある。
    最初は「このタイトルなあ…」とか思ったけど、確かにタイトルどおりの内容だった(笑)。
    大満足。

     

     

  • 70点 映画としては瑕疵だらけだが。(0)

    2008年11月3日 to レッドクリフ Part I

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    (C)Bai Xiaoyan

    映画としては、アクションシーンとCGを除くと存外古臭く、痒いところに手が届かない、細やかさに欠ける作りだが、反面、痒いとは思ってなかったところを掻かれてそれが存外気持ちよくて思わず身悶えるみたいな(笑)、そういう快感があった。
    大雑把な描写も、薄っぺらい物語もなんのその、気に入ってしまいました。
    やっぱり戦闘シーンが楽しかった。
    ま、ジョン・ウーだしね(笑)。

    三国志演義としては、元よりキャラ人気ってところも大きいジャンルだと思うので、“三國無双かよ!”ってくらいでちょうどいいのかも、と思いましたです。
    それにしても、金城孔明はニヤニヤしたり、無駄にくねくねしたりで気持ち悪いなあ…(笑)。

     

     

  • 20点 今さら。(0)

    2008年11月2日 to イーグル・アイ

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    (C) 2008 DREAMWORKS LLC. All Rights Reserved.

    ネタが古い。
    SFでは、数十年前からある古典的なネタだ。
    冒頭あたりの現象の不自然さから、誰にでもすぐわかるだろう。
    物語からキャラクターまで、ほぼ完全にその手のものにヒッチコック方式をあわせただけの紋切型。
    確かに、現代のテクノロジーを持ってすればあながち有り得ない話ではない気もするが、だったらもっとリアルにやってくれ!
    あのH○Lからまったく進歩してないコンピュータの表現は、はっきりいって失笑もの。
    そもそも、認証方式がおかしい。
    だって国防長官がエレベータに乗るときの認証方式はあれだったでしょ?
    たとえ○○でも、○○は違うから、というご都合主義を感じて呆れてしまった。
    これだからSFマインドが無い人が作る“ハイテクスリラー”とかって、昔からダメなんだよなあ…。

     

     

  • 20点 目が見えない演技。(0)

    2008年11月2日 to ICHI

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    (C)2008 「ICHI」製作委員会

    これまでの市との絶対的な差は、目を開いているところ。
    綾瀬さんの素敵な面差しを活かすためには止むを得ない措置とはいえ、これは結構映画の根幹に関わる重大な変更です。
    その結果は…?

    内容はありがちで、これといった見所も無いわりに、超アップのスローモーションでこれでもかってくらいタメを作るのと、SEがウルサイのとで、何だかすごくウザい映画になってます。

    クボヅカくんをはじめとして、若手の芝居がフリーダムすぎて、なんだか学芸会みたいでした。
    柄本さんのとこだけ真っ当なので、安心できます(笑)。
    ただ、いつも演技が気の毒になる大沢さんが、この映画では上手いことはまってました。
    妙に可笑しくて、退屈なシーンでも彼を見てるとニヤニヤできたのでよかったです(笑)。
    まあ、シリアスなシーンまで笑えるのにはまいりましたが…。

     

     

  • 90点 他人を『許せる』ということ。(0)

    2008年11月2日 to 純喫茶磯辺

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    (C)2008『純喫茶磯辺』製作委員会

    この映画は、ひとことで言えば、人を“許せる”ということを描いている。
    “赦す”、ではない。
    赦すというのは、罪のある相手のそれを敢えて許容するということだが、そうではなく、わけもなく、或いは些細なことで嫌ったり敬遠したりしていたものを、ふとした瞬間、何気なくあっさり許容できてしまう、人間のそういうところをこの映画は描いているのだと思う。

    そういう意味で、この映画のヒロインの造型の絶妙さはどうだ。
    可愛いし、気はいいのに、なぜか嫌だなこの女と思わせる。
    言葉による説明も無いのに、はしばしからそれがひしひしと伝わってくる。
    そして、本人が決して、根本的なところでなぜ自分が嫌われるのか理解できないというところまでちゃんとわかるようになっている。
    そんな彼女を“許せる”とき。

    もうちょっとだけ時間があれば、タイミングが合えば、彼らは(彼らの関係を保持したまま)幸せになれたのかもしれないなあと観客に思わせるところが素晴らしい。

     

     

  • 20点 見どころはあるが。(0)

    2008年10月18日 to さよなら。いつかわかること

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    (c) 2007 The Weinstein Company, LLC. All rights reserved.

    ジョン・キューザックの演技など、見どころはある。
    だが、やりたいこと伝えたいことはわかるものの、これでは駄目だ。
    エソードの選び方、主人公の行動等々、脚本レベルにおいても演出レベルにおいても、あまりにも求心力が低い。
    留守電にメッセージを吹き込む主人公の姿など、頭で考えたエピソードであり、実際に目の当たりにするとかなりバカバカしい。
    映像の雰囲気など、70年代のロードムービーのようでもあるし、どうせならもっとドラマティックな演出にしたほうが良かったかも。

     

     

  • 30点 センスが古い。(0)

    2008年10月13日 to 世界で一番美しい夜

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    一種の艶笑譚というのだろうか、泥臭いギャグセンスといい、猥雑な雰囲気といい、昭和テイストの邦画を彷彿させる。
    ヒロインの能力の表現なども、古臭い。
    それを言えばテーマというか核になる要素も古臭く、今どきXXで死亡なんてネタが出てくることにびっくりした。
    そもそも、これだけのお話にこんな尺は必要ない。
    ストーリーは、人物が揃ったあたりから完全に読める(それだけ丁寧に伏線がはってあるともいえるが)し、特に意外性もない。
    どこかで聞いたような話だ。
    多すぎる人物をしっかり管理してあるが、しかし、それも尺が長いからこそ。
    もっとテンポ重視でまとめてあったら、それらがすべて美点になったかもしれない。
    出演者の体当たり芝居も、その熱意は買うが、やはり泥臭い印象で、作り手がやりたい放題やりました、という感じに拍車をかけている。
    ちなみにヒロインの裸は、素晴らしかった(笑)。

    田口トモロヲがどんなに悲惨な目にあっても、あまり同情的な気持ちになれず、尚且つ、彼が変化したあとのほうが彼らしい気がするのは、ある種の人徳だな、と思った(笑)。

     

     

  • 80点 意外なほど原作に忠実。(0)

    2008年10月7日 to 容疑者Xの献身

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    (C)2008 フジテレビジョン

    月9でドラマになると聞いた瞬間、その頃直木賞を受賞した『容疑者Xの献身』を映画化するためのフジテレビ映画部の伏線だろうなと思ったが、それと同時に、あんな地味で結構複雑な話を映画にして面白いんかいなとも思った。
    ドラマが始まってみれば、案の定の発表があり、ただ、湯川のキャラ付け、いかにもドラマ的なアレンジで人気をはくしたのは意外だったが、であればあるほど、映画の行末が疑問だった。

    で、実際映画を観てみると、意外なほど原作に忠実で、これはどうかなと思ってた石神のキャスティングも、これ以上ないくらい上手くいっていた。
    映画的なアレンジも最小限で、いつもの湯川先生の“ものすごい計算”シーンすらも無いというストイックさで、福山さんのファンにはちょっと気の毒な気すらしたが、しかし、彼のルックスあってこそ、堤さんの石神のやるせなさが引き立つわけで、映画としては正しい措置だろう。

    そのぶん、内容は(原作を知っているだけに)、いいのか悪いのかよく判断がつかなかったが、少なくとも、原作と同じところ(石神の手紙)で泣いてしまった…(笑)。
    あと、雪山のシーンは、いかにも日本映画的だが…蛇足な気もした。

     

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  • 20点 寂しい気持ちに…(0)

    2008年9月23日 to 20世紀少年

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    (C)1999浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 (C)2008映画「20世紀少年」製作委員会

    前半は悪くなかったと思うけど、世界観というか世界観描写が悪い意味でマンガ的なため、まるで書き割りか箱庭みたいな狭さを感じた。
    壮大な物語だということはわかるが、もっと誰かの視点に寄り添って物語を薦めるべき。
    そもそもキャラクターが無駄に多く、かといって犯人当てという要素もさほど有効ではないので、もっと削るなり見直すなりしたほうが良かっただろう。
    あと、場面をつなげる描写というかカットが足りない。
    これは多分、原作では描かれてなかったから、ということかもしれないが、もともと浦沢直樹の漫画は人物メインで描かれるので、それをそのまま引き写してしまっては映画にならない。

     

    共感:2人

     

  • 100点 予告で損をしてる気が。(0)

    2008年9月18日 to パコと魔法の絵本

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    (C)2008 「パコと魔法の絵本」製作委員会

    予告の雰囲気で、げんなりしてたんだけど、実際観てみればまあなんとよくできてますこと。
    幼稚な感動の押し付けではなく、コメディリリーフの入れ込みかたなど堂に入ったもの。
    バランス感覚が素晴らしい。
    いつも過剰でウェルメイドすぎるミ○ニ監督は見習ったらいいんじゃ…げふんげふん。

     

     


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