生きる (1952)
»レビュー
主人公が死んでエピソード1時間
2006/02/24
by
myaskovski
規模が小さいにも関わらず、大変なボリュームを感じる。特に主人公が最後の元公務員OLとのお茶でやりたいことを見つけた時、となりの誕生日祝いの音楽と重なって奏でられるポリフォニー、主人公が死んでからの思い出話が本番であるところなど意外性に満ちている。
お通夜で酒に酔いながら、公務員達がだんだん本音でしゃべるようになるところなど実にリアルであるし、OLがついにお参りに来なかった事も、人のはかなさを感じさせ現実味がある。(多分、知らされていないからであろうが・・・)結局、主人公と周囲の行き違いは最後の最後まで続いていたのである。
そして、現実生活に引き戻されるはかなさ。実に何度見ても飽きない傑作である。
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