ゴスフォード・パーク (2001)
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「贅沢」な映画
2002/12/05
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最大素数
人の使い方、特に上の階級が下の階級を使う、平たく言えば"奴隷"の使い方が飛び抜けて上手いのがイギリス人だそうです。使われる側には使われる仕事に対する誇りがあるわけで、それをちゃんと認めた使い方ができる、ということだそうです。
フランス革命を(少なくとも表向きは・笑)国民の誇りとするフランス人は階級そのものを認めたくないし、成り上がりモンのアメリカ人は必要以上に尊大に振る舞い、極東の猿共は卑屈になるばかりで、どうかすると「すみませんねぇ」などと口走ったりしてしまい全然なっとらんというわけです(笑)。
この映画で最も感動的なのはそうした「階級差」の描写でありました、極東の猿としましては(笑)。
最古参のメイド頭が「それではあなた自身の人生はどうなるの」と質されて曰く「完璧な召使いに(自分自身の)人生なんかないわ」って凄すぎです。
俳優陣もベテランが揃って、重厚ななかにも余裕たっぷりの演技で安心して観ていられます。俳優志望の方には、彼らの競演を観るだけで"満腹"してしまうかもしれません(笑)。
ストーリィを引っ張る"主役"は本作で大抜擢された(と言うべきと思う)ケリー・マクドナルド("ミス・トレンサム" メアリー)、緊張感の無い肉付きで猪首気味、猫背っぽい外観がどうにも広末(涼子)風で何気に白けました(顔立ちはむしろ田中美里?)。健気な若いメイドを好演してましたが、いかにも「お手付きされそう」という感じは"好演"の内なのか"地"なのかは微妙・・・。
おっと、本作の山場は殺人事件、謎解きも疎かに出来ませんね。
前半で思わせぶりたっぷりに続く人物の説明描写が、殺人事件を契機に少しづつ繋がり始め、次第に伏線が加速しながら露わになって行く怒濤の展開、うーむ、玄人受けとはこういうことなんだろうなあ、と、素人のわたしは唯々見入るばかりでありました。
見終わって時計を見て「えっ!?」と思ってパンフを見て初めて2時間を超える(+17分)長尺と知ってビックリしました。
とにかく見所満載、何度も観たい「贅沢」な作りの映画です。
1930年代のイギリス上流社会のホーム・パーティという異空間を舞台に繰り広げられるケレン味たっぷりの人間模様!といったノリが好物の方には特にお薦めです。
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