シンドラーのリスト (1993)
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この種の作品としては見やすいかも
2005/02/05
by
理屈屋
スピルバーグ監督凄い!と思いました。
この種の作品って歴史的事実を描くことでいっぱいになりがちで、見てる私も事実を見せつけられることでいっぱいになってしまう感じがするんですが、この作品は違いました。
シンドラーという「人」や強制収容所の所長という「人」が見えて来るんです。
彼らがどんな人で、自分がどっちにもなりうるっていうのが分かるんです。人間の正体が見えてくる感じです。
「本当の力とは、許すことだ」のくだりに感動しました。私は「優しいは強いの同義語だ」と思っていますので納得です。ですが、収容所の所長が、ただ許すだけでないところに、強烈に人間を感じます。非常にある種の共感を感じます、嬉しくないことですけど。
収容所の所長の葛藤が私には一番強烈に響いて来ました。
それから、映像の表現が上手いです。あることをあらわすのに、それをストレートに画にするのでなく象徴的な画を使って遥かに心に訴えてきます。
たくさんの金歯を机の上にババッと撒く画など、めちゃくちゃぞっとしました。
あと、残酷なシーンが多いにもかかわらず、非常に見やすい作品でした。見てもらえなければ言いたいことは伝わらない、監督にはそういう信念があるのかも知れません。
これ以前のスピルバーグ監督の作品には、「どうぞ見てください、楽しんで下さい」というテーマパーク的あざとさが見え見えで、あまり好きでなかったのですが、この作品で監督を少し見直しました。
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