スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (2007)
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素晴らしいホラー・ミュージカル
2008/09/08
by
みるる
ジョニー・デップの演技が文句なしに素晴らしい。
無実の罪で投獄され、愛する者を失った人間の悲しみを恐ろしいくらいリアルに体現しています。理髪店に来店した客の首を次々と切っていく彼の姿は「ノーカントリー」のハビエル・バルデムと同じくらい恐ろしかったです。
特にピレリとターピンを殺そうとしたときに見せた冷酷で鬼気迫る表情は首切りシーンより恐ろしく、背筋に冷たいものを感じました。
どのキャストも皆、歌でうまく感情を表現していると思いますが彼の演技はやはり素晴らしい。
ここまで頑張った彼の熱演を見れただけでも満足です。
首切りシーンはすごくグロいのかな、と思いましたがあんまりグロく感じませんでした。
ティム・バートン監督は「チャーリーとチョコレート工場」を見たときにも思いましたが映像表現にセンスがありますね。ピューピュー吹き出る血は不思議な鮮やかさがありました。
むしろ首切りシーンよりもジョニー・デップの鬼気迫る演技と箱のふたに挟まれたピレリの手がぴくっと動いていたシーンのほうがよっぽど恐ろしかったです。
こんなことを思っているのは私だけでしょうか?
ラストでは映画の中だとわかっていてもジョニー・デップの無残な姿にショックを受けました。しかし、悲しい形ではあったけれどルーシーとの‘再会’を果たせたスウィーニーの姿になぜか救われる思いがしました。
最後に、ティム・バートン監督。素晴らしいホラー・ミュージカルをありがとうございました。
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