街のあかり (2006)
»レビュー
忠実なるダメ男
2007/05/17
by
アキラ
今年のEUフィルムデーズは初日から満員。そりゃあフィンランドの奇才アキカウリスマキの新作が久しぶりに届くってんだから映画ファンは皆駆けつけるでしょ。今回は『浮き雲』『過去のない男』に続く完結編って呼ばれてるけど、失業がキーワードになってる位しか共通点はない。相変わらず時代遅れなロック好きぶりを見せつけてくれる。未だに盛場をクラブじゃなくディスコって呼んでるし、行ってみたらディスコってよりもライブハウスだし。DJいなくてロックシンガーがシャウトしてる。主人公自ら「俺はロック野郎だ」なんて云っちゃってるし。
今回のテーマは孤独って事だけど案の定カウリスマキ節で孤立した男を描くとギャグだ。私生活でも仕事でも他人と上手く付き合えず同僚にバカにされる男。コイツが面白いように悪党に騙されてくれる。突然モーションかけて来た金髪の悪女。その目当ては男が仕事で警備してる店の宝石。暗証番号を聞き出し眠り薬を盛って鍵を奪う。こんな女を庇って懲役食らうなんて少しでも彼女が愛してくれてるとでも思ったのだろうか。思い違いも甚だしい。それ以前に同僚とのコミュニケーション不足って時点で職業意識に欠けてる。上司がムカつくから自分で警備会社作って仕事を奪ってやろうなんて考えてる時点でトチ狂った負け犬思考。こんなダメ男でもちゃんと見守ってくれる女性がいるってんだから世の中捨てたもんじゃない
2人がこのレビューに共感したと評価しています。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2009 USEN GROUP All Rights Reserved.

![DVD「街のあかり [DVD]」](http://ecx.images-amazon.com/images/I/510lZhl1HcL._SL75_.jpg)




