アポカリプト (2006)
»レビュー
生命力旺盛な映画
2008/07/24
by
マルティン
グロテスクなシーンが多く閉口。気持ち悪くて生理的にダメでした。全体を通して感じられたのは、むせ返るような森のにおい、獣のひそやかな息遣い、じっと見据えるような強いまなざしの主人公と予言をした少女の目。そして、動物や人間同士の生命のやり取り、大地におびただしく流れる赤い血。生命力旺盛な映画でした。
ただ、この映画でのマヤ文明の描かれ方には、どうも違和感が感じられてしかたがない。歴史的考証はちゃんとやったのかな?死生観も含め、もう少し高度な文明だったはず。なぜかはよくわからないのですが、直感的にそう思います。どちらにせよ、映画館で見なくて幸い、二度と見たいとは思えないかな。
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マヤ文明
2008/07/25 by
ふんふんあぷー
何をもって「高度な文明」と仰るのか分かりませんが、イベロアメリカ史を研究したものにとって、少なくともこの映画の考証はあらゆる点で実にしっかりとしたものです。
実はこの映画の考証について間違った指摘がwikipediaなどでもされていますが、本来、マヤを知っていればこの映画の考証へのこだわりには舌を巻くはずで、あまりに見当違いの指摘はメル・ギブソンに予断を持った方による中傷なのかな?と疑ってしまいます。
マヤやトルテカ、アステカに至るメソアメリカの死生観は、あの程度ではすみません。そういう世界を敢えて舞台にし、「生きる」ということの意味に真摯に向き合ったこの映画、私にとっては実に清々しく感じました。
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