バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 (2006) »レビュー

憎めないB級映画と、バブル考

70点 2007/07/05 by 星空のマリオネット

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

こんな映画を映画館で観たのは本当に久々のような気がします。
ばかばかしいけれど、どこか微笑ましくて憎めないB級映画です。ただ、その半分以上は、ちょっとおばかさんな女の子を演じている広末涼子の魅力を、いろいろな場面で発揮させていることでもっているといっても過言ではないと思います。もう一人は阿部寛。女性に何度殴られても、全く懲りもせず反射的に笑顔で振り向く姿は可笑しく清々しささえ感じてしまいます。エンターテイメントとしてよくできていると思います。馬場監督の「メッセンジャー」で見た飯島直子?の美脚も健在でした。ここで、バブル崩壊について少し・・・

バブルがどんどん盛り上がっていた頃はまだ20代だったのですが、景気とは関係ない部署で毎日深夜まで室内に篭っての仕事。季節が変わったことさえ本当に気づかないほどでした。唯一好景気を感じたのは、深夜残業後のタクシーをなかなか拾えなかったこと、乗車拒否されたこと。しかたなく朝までやっている喫茶店で時間をつぶしたり、結局家まで3時間ほどかけて歩いて帰ったり・・・という生活でしたが、何故か不満はありませんでした。というか、バブルとは無縁に生活していた人の方がはるかに多かったんだと思います。残念ながら、バブルの六本木で深夜まで遊びタクシーを拾えず喫茶店で時間をつぶすなんてことはやったこともありません。
その後バブルの頂点から崩壊過程に入った頃、ちょうど財務や経済・金融分析の仕事に配転されました。その頃、「バブルの崩壊にともない今後銀行システムの信認が問われることになる。」などという情勢分析を自社の業績報告の前書きで書いところ、そんな認識はまだ市民権を得ていないといって上司に削除されてしまったことを覚えています。あとは、日本経済はとことんまで落ちるしかない。膨張し過ぎたものは急速に萎まざるを得ない。政府の責任にしている限りはまともな景気予測はできないし、生き残れないとの認識で仕事をしていました。
今となっては懐かしい思い出です。

 

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