ヒストリー・オブ・バイオレンス (2005)
»レビュー
愛と暴力の相克
2007/06/12
by
としぞ。
この映画では、利己によって他者を侵食する暴力と、その暴力から他者を守る利他的な暴力のふたつが登場します。
後者は、他者の理不尽な暴力から家族を守ろうとする「愛」故に、ヴィゴ・モーテンセン扮する主人公に依る暴力なのだけれど、その「愛」をそのままに受け入れることができない家族との相克が描かれます。
しかし、物語の流れを見落としてしまったのか、それとも理解力不足なのか、設定がはっきり見えないことによってよくわからない部分がありました。そのことについては、ネタバレになってしまうので掲示板にアップしますが、「暴力」と「愛」についていろいろと考えさせる深い内容の物語になっていると思います。
クローネンバーグならではの暴力描写も凄いけれど、V・モーテンセンを始めとするマリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハートら俳優陣の演技も凄い。特に、V・モーテンセンの「目」には圧倒されました。
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