キング・コング (2005)
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ラブレターfromピージャク
2005/12/18
by
くりふ
映像はよく作られていて、目は充分楽しめました。ギャグすれすれのアクションはピージャクらしいし。見世物としては素直に大拍手ですね。でも映画として楽しめたかと言うとう〜ん…。同じアホになり踊るべき映画とは思いつつ、妙に作りこみがしっかりしている所とそうでない所が混在していて惜しいー、と思ってしまった。
アンは自分の五倍もでかい大ザルに対し、ラブな気持ちはあったのだろうか? 髑髏島で窮地を救われたとはいえ、そもそも彼女は誘拐の上生贄にされたはず。あの極限状況でのスピード接近は、ラブというよりストックホルム症候群に近いのでは? と感じた。だから、ニューヨークへ戻れば揺らぎ(あたし猿好きになっちゃっていいの?)等等出ると思うし、その揺らぎ描写で共感させた上で出す結論を見たかったですね。
色んなやり方あると思うけど、事前にアンの男性観を描いておくのも手だったと思う。今までの相手はダメ男ばかりだったからコングのバカ強さに惚れた、とか。も一つ、ジャックとの仲が中途半端なのがよくない。アン・コング・ジャックのヘンな三角関係を面白く立たせるのかな、と期待したのもあるし。結局、ニューヨークに戻ってからは心情の推移をほとんど描かないまま終わっちゃったようで。ギラーミン版コングはあまり覚えてないのですが、アンとコングの接近具合はそれなりに押さえていたように思います。タンカーで運ぶ途中の交流描くとか。
本作、要はアンとコングのラブストーリーというより、ピージャクがコングに宛てたラブレターなんだろうな、と思った。コングそのものを愛でること。そして自分がコングになって、コング視点で世界を見てみること。アンとの再会シーンなんて、鉄郎視点でメーテル登場! (古いな)みたいに無邪気に盛り上げるもんなー。
ツッコミ始めるときりないけど、どうしても気になったのはアンの足の裏(笑)。あのジャングルを裸足であれだけ全力疾走したらボロボロで、ダイハードのマクレーン状態になると思う。全然平気そうだもんなー。前2作も裸足だったと思うけど、本作はスピード感や距離が増したらしいのと、実際のセットよりCGで走る方が多かったと思うから、かえって痛みを感じられず、気になってしまった。傷だらけの足をコングが気にする、なんてことやってもよかった気がする(で、でかい舌で舐められて破傷風になったりして)。
あとコングって実際は、かなり匂うと思う。
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