コーチ・カーター (2005)
»レビュー
お前が一番恐れるものは何だ
2006/04/21
by
理屈屋
この作品は素晴らしいです。
ダメ高校のダメバスケットボールチームを州大会へ出場させるほど鍛え上げた、コーチ・カーターのお話です。
ストーリーは、いわゆるスポ根ものと言われるようなお話そのものなんですが、現実を冷徹に見つめていて、本当に素晴らしい。
高校生の子達を、単にバスケットボールの試合の勝者とするだけでなく、人生の勝者へ鍛え上げようとするコーチの、情熱と信念と苦悩に涙が滲んできます。
実話であるという点も、感激を倍加させています。
コーチ・カーター自らがバスケットボールで奨学金を得て大学に進学した経験によって、一体何が子供達を、親や教師達を、学校を、地域を、社会を悪くさせているのか、そしてそれらがより良くならんとするのを妨げているのかを知ったんですね。
そしてまるでそのことの恩返しをするかのように、頑ななまでの態度を通してまで、子供達や教師達や学校や社会へそれを教えようとするんです。
いやー、正直、たった一人の人間が、高校のバスケットボールのコーチという、ハッキリ言って取るに足りないとも言える仕事を通して、世界中にそのことを知らしめる結果になるとは…。
驚くとともに激しく感動してしまいました。
何かを成し遂げねばならない時、「お前は今、何が一番恐い?」、常に自分にこう問うていたい!と思いました。
素晴らしい映画です。大感激しました。
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