微笑みに出逢う街角 (2002)
»レビュー
ゆうこ
2005/02/16
by
STAYGOLD
な、なんだ、こりゃ!もう見事にヤられたよ。こころを盗られた。
徹夜2日目の覚悟を決めて時間をさいて見るタイトルにしてはユルい。
寝てしまわないか。大丈夫か。そう思ったが…。
なんつー素晴らしい着地点。見事な幕の引き方。まさにイイ塩梅。
ちえ、ベタなスジの着地やなと侮った浅はかな俺を見事に欺いてくれたな。
ぜひ女性に観てほしい。この素晴らしき3人の軌跡を。希望を忘れない姿を。
取り返しのつかない贖罪すら許す、汚れのない微笑みの意味を。
※詳細は自己レス「贖罪」にて!一応、感想風味です。俺流だけどネ(笑)
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贖罪【修正版】
2005/04/13 by
STAYGOLD
誰でもひとつやふたつ、密かに許しを請う過去を背負って生きている。
その事実を、たんたんと銀幕に焼き付けて今作は軌跡を刻んでゆく。
やがて3人のヒロインがたどり着く、汚れ亡き救いの光。
今作は象徴をキーワードに魂の救済の有り様を私たちに教えてくれる。
やさしく、そしてやわらかく−。
3人のストーリーそのものが、それぞれ単独でも1本の作品になりうる。
そんな豪勢な創り。とにかく着地点のベタな秀逸さが私の理屈を殺した。
ソフィア・ローレン演ずるオリビアの過去への後悔。未来への絶望。
ミラ・ソルヴィノ演ずるナタリアの過去への後悔。良心の呵責。
デボラ・アンガー演ずるキャサリンの過去への後悔。復讐という名の暗闇。
オリビアは車椅子の夫の世話をしながら一生を終えようとしている。
この街から出たこともなく、こころに隠せない重荷を背負ったままの黄昏。
公園の日だまりでスケッチに落とす凄絶な感性が彼女の唯一の拠り所だ。
見守る友人の存在も知らずに。
ナタリアはカメラマン。輝かしい経歴を持ち父親も高名なカメラマンだ。
彼女が遂に有名雑誌の表紙を飾った1枚の写真。戦場で撮った写真。
あの瞬間。カメラマンである自分より人間である自分でいれたなら私は。
本当の勇気。助けられなかった。いや、助けなかったのか、私は−。
キャサリンは実力派のチェロ奏者。ツアーや録りで安まる暇など無い。
もちろん自分も。そして家族でさえも。無くしたやすらぎ。あの日と同じだ。
失った母親。失わせた父親。無くしたあたたかな暮らし。
自分が家族と折りあえないのは、あの父親のせいなのだ。塀の中のアイツの。
もうすぐ、アイツが解き放たれる。
この黒い鉄のかたまりで消し去ってやる。永遠にこの世界から。
かあさん。私はその瞬間の為に全てを捨てる。愛する娘でさえも。
悪意を飲み込んでチェロを奏でる偽りの自分。破滅の日を待ちわびながら。
個人的にはキャサリンの話が痛い。凄絶すぎるのだ。
創作で自らを削りながら、人生まで削ろうとする。
守るべき存在を捨ててまで。なんという哀しすぎる暮らし。
故に着地点が光る。光り輝く。
たおやなか日だまりの中に輝く青葉からおちる朝露のように。
3本の話自体が絡むことは無い。
別々に進み、せいぜい街の片隅で、公園の隙間ですれ違う程度だ。
同じ街に済むSTRANGER。見えない隙間を埋める事無く。
だが3本の話はいずれきちんと着地する。1本の映画として。
前半のたんたんとした空気をのりきれば構成の意味を秀逸さを知るだろう。
ソフィア・ローレンの凛とした瞳。すっと伸ばした背筋。
老いて光が変わっても礎は変わらない。本物は違うと言う事だ。
オリビアは非常に難しい役だ。彼女の為にある役、とも言える。
視線で空気で客を納得させる本物の役者である彼女の。
息子であるカントクと共に素晴らしい作品を生みだした事を祝福したい。
見知らぬひとたちの間に天使が現れるとき−。
貴方も知らぬ間に微笑みを浮かべているだろう。こころの中、感動という名の。
2005・2・16鑑賞 銀座:ヤマハホールにて!
※それにしても哀川アニィの100本目とは、えらい違うナァ。あれも好きだが。 -
やはりイイ。
2005/04/13 by
STAYGOLD
うーん、なんなんだろうな。この空気感は。
2度観ても、更にイイ。
奇をてらうこともなく。あるがままに。ふつうに。
こんな洋画、少なくなったよなあ、とため息ひとつ。
汚れた気持ちが浄化される作品。単館公開なのが本当に惜しい。
ぜひ多くの人に鑑賞して頂きたい。切に願います。 -
Re: ゆうこ
2005/04/16 by
たもにゃん
なんで「ゆうこ」なんですか?
教えて下さればうれしいかな?
&吉永小百合さんの100作目ともえらい違いですよね(^_^;) -
はじめまして。
2005/04/17 by
STAYGOLD
すいません、解りづらかったですね。
ちなみに私のスレッドタイトルは映画の内容に合う曲を選んでいます。
他の作品も基本的にはそうです。
この作品のスレタイである「ゆうこ」は故、村下孝蔵さんの作品で、
私の好きな曲のひとつです。
「どんな過去がきみを変えてしまったの?」
と言うフレーズがこの作品のイメージに合うな、と思った次第でした。
→吉永小百合さんの100作目ともえらい違いですよね(^_^;)
そうですね。たしかに皆さん色々ですねえ。
まあ、通過点と言うことで、きもちを新たに素晴らしい役を演じて欲しい
もんですね。
どこかのアニィみたく、おいおい、こんどはタイガーマスクかよっ!
かぶりもの専属に転向かよっ!ってツッコミを入れられないように。
学生時代、かぶりものバイトをしてた人間としては大歓迎なのですが…(苦笑)
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