セルラー (2004)
»レビュー
使い込んだ新機軸
2005/02/28
by
りんぼ
先ず着眼点の良さがこの映画の最大の利点でしょう。
携帯というアイテムは今までもしばしば映画の中で使われてきたが、大抵脇役の存在。
それを特殊なシチュエーションを用意することにより、上手く携帯というものにスポットを当てることが出来ている。
それに壊された電話と話すというアイデアも秀逸です。
こういうきめ細かい舞台作りがあってこその作品という感じですね。
また、全編テンポよく展開するし、伏線の張り方が凄く上手い。
冒頭数分で事件開始するので、それからは緊迫した時間が最後まで続く。
そして、常に中だるみしないようにエピソードを繋げているので、飽きることがない。
また、一見関係の無い展開に見える部分も後の伏線にしっかり繋げているのは見事だった。
これはハリウッドの得意分野ですね。
ある意味、作り自体は非常にオーソドックスなハリウッド作品なのですが、それを使い込んでいるからこそ、アイデアが新機軸となったように思えます。
かなり熟達した構成力を感じますし、それが作品がアイデアだけではない作品にしていると思う。
実に気持ちの良いB級映画です。
ここまで気持ちよく作られていると、私は瑣末の部分は気になりませんね。
当然、つっこみ所もあるでしょうが、それは言うだけ野暮というもんです。
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