エターナル・サンシャイン (2004)
»レビュー
危険なカウフマン
2007/05/31
by
としぞ。
遅ればせながらのカウフマンのアカデミー脚本賞受賞作「エターナル・サンシャイン」鑑賞。
ジム・キャリーの抑えた演技は「マジェスティック」や「トゥルーマンショー」などで観ていたけれど、ケイト・ウィンスレットのそれまでのイメージとちょっと違う掴みどころのない奔放なキャラはとても新鮮。イライジャ・ウッドやキルスティン・ダンストらのキャスティングも豪華です。
ごく簡単に言うと、恋人と諍いを起こした恋人同士がそれぞれに相手の記憶を消す、というストーリーで、物語は現在と過去を巧みに組み合わせながら進行していくのですが、その過去の描写が主人公の「脳の中」というのだから一筋縄ではいきません。詳しく説明するとネタバレになりかねないので本編を見ていただくしかないのですが、その発想や展開、脚本の組み立ては流石カウフマンで、奇想天外でありながら緻密に計算されたもの。その摩訶不思議な脚本を映像化したミシェル・ゴンドリーの力量も大したものだと思います。だけど、どうしても途中でついて行けなくなっちゃうんだよなあ・・・「マルコヴィッチの穴」を観た時も同様で、発想の素晴らしさ・面白さには驚きなのだけど、物語の流れについていけない。これはもう、相性としか言えません。
好きな人には十分楽しめる作品だとは思いますが、僕と同じような印象を持たれた方も少なくないのではないでしょうか。
DVD等についている予告編は、いかにも「正統派ラブストーリー」のような作りをしているけれど、そのイメージで観てしまうと足元を掬われてしまうかも知れません。カウフマン脚本は嫌いじゃないけれど、こんな形のラヴ・ストーリーを作ってしまうなんて、良くも悪くもやっぱり危険な才能の持ち主だなあ、と改めて感じました。
3人がこのレビューに共感したと評価しています。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2009 USEN GROUP All Rights Reserved.


![DVD「エターナル・サンシャイン [HD DVD]」](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51aW8QVBLmL._SL75_.jpg)
![DVD「エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]」](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51PJ9TGR2HL._SL75_.jpg)
![DVD「エターナル・サンシャイン プレミアム・エディション(2枚組) [DVD]」](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51pHtfL4a5L._SL75_.jpg)
![DVD「エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]」](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31C1XT3WYVL._SL75_.jpg)




