上意討ち-拝領妻始末- (1967)
»レビュー
怒りで震える
2008/10/02
by
ラブアゲイン
これは冷静に評価出来ない。
理不尽な話に怒りとやるせなさが込上げて震えそうだ。途中からフィクションと言う事を忘れ、ただただ腹に怒りを込め鑑賞した。最後まで見届けた。
監督、脚本、原作、音楽の製作者等が同じメンツの時代劇「切腹」は、文句無しの傑作。
本作は非常に力の籠った力作である。
人間は皆が強いわけじゃない。そこを寄って集っていたぶるこの理不尽さはなんだ。これがサムライの世界なのだとするのならば、そんな世界は壊れてしまえば良い。
最初は些細な事から、徐々に大きくなっていく悲劇を描く、この脚本&原作は凄い。
寝る前に観るような映画じゃない。「眠狂四朗」のような娯楽時代劇が懐かしくなるほど、シリアスで重い。
女性と男性では意見が分かれそうだ。
残念なのは、三船敏郎の斬殺に黒澤映画のようなキレが無い事。
しかし、三船敏郎は熱演。特にラスト。この熱演こそが僕をこうまで震わせているのかもしれない。
4人がこのレビューに共感したと評価しています。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
-
私はどんな映画でも冷静に評価出来ない
2008/10/04 by
夢寝由来
ラブ・アゲインさん
私も力作なのは認めるがつい立腹してしまいました。
> 残念なのは、三船敏郎の斬殺に黒澤映画のようなキレが無い事。
真相は定かじゃないが三船社長は黒澤天皇に監督を依頼したものの辞退されてしまい、苦肉の策として仲代と縁のある小林正樹監督に決まったそうです。
余談ですが、「風林火山」も黒澤さんに辞退されて旧知の稲垣浩監督になったそうです。
> しかし、三船敏郎は熱演。特にラスト。この熱演こそが僕をこうまで震わせているのかもしれない。
同感ですね。
返信を投稿
Copyright©2009 USEN GROUP All Rights Reserved.

![DVD「上意討ち-拝領妻始末- [DVD]」](http://ecx.images-amazon.com/images/I/516QJAVJECL._SL75_.jpg)




