蘇える金狼 [DVD]

『蘇える金狼 [DVD]』を価格比較。★★★☆(69点)『蘇える金狼』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

蘇える金狼 [DVD]
69点
監督 村川透
出演 松田優作, 風吹ジュン, 千葉真一
発売日 2000年12月22日
定価 4,935円(税込)

 

価格比較

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amazon.co.jpによる解説

現代版『赤と黒』とも呼ばれる大藪春彦の同名小説を、「遊戯」シリーズで名をあげた村川透監督、仙元誠三撮影、そして松田優作主演の黄金トリオで映画化したアクション巨編である。
昼間はうだつのあがらないサラリーマン。しかしその実、大資本を我がものにすべく暗躍を続ける超キレモノの男、朝倉哲也の闘いの日々を、ハードボイルドタッチで描いている。ワイルドななかにもコミカルな個性を見せながら、悪の道をひた走る松田優作がお見事だ。風吹ジュンとの大胆なラブシーンも、公開時は話題となった。また、脇を固める演技陣も、成田三樹夫、佐藤慶、小池朝雄など、まさにニッポン個性派俳優オンパレードのにぎやかさである。(的田也寸志)

商品詳細情報

販売元 PI,ASM/角川書店
発売日 2000年12月22日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

関連商品

映画生活ユーザーによる「蘇える金狼」のレビュー

  • 80点 木星には何時に着く?

    2008-06-12  by 牧坂満

     日本最初のハードボイルド作家という肩書を持って颯爽と登場した大藪春彦でしたので、ローティーンの頃に貪るように彼の小説を読破していきました。勿論、最初に読んだのは「野獣死すべし」と「野獣死すべし・復讐篇」でした。本作品の原作である「蘇える金狼」も好きな作品です。大藪春彦の容姿は女性には受け入れがたいものでした。よって、彼は女性にモテナイ欝憤を小説で呪詛のように爆発させていったのです。彼の初期作品では冷酷非情に女性を利用して、残酷に殺害しながら、自分だけは上昇志向を成就するというストーリーなので、女性読者もほんの僅かしか存在していませんでした。彼の作風が変わるのは、彼が結婚してからであり、愛する家族を殺害された主人公が仇を討つといったようなストーリーへと変貌していったのです。その後、日本にも本格的ハードボイルド作家たちが登壇すると、その魁だった筈の大藪春彦はハードボイルドではなくヴァイオレンス小説だったことも分かってきます。それでもハードボイルドタッチ小説の先駆者の功績は認めなければならないでしょう。

     映画は角川春樹全盛期の時代だったこともあり、豪華なキャスティングが堪能出来ます。主人公を演じるのは松田優作であり、後に「ブラックレイン」で壮絶なジャパニーズマフィアを怪演したキレぶりとユーモアを垣間見せるキャラクターは彼以外に考えられないでしょう。また、銃器に関するテクニカルアドバイザーにトビー門口を起用して、出演もさせているために、豊洲の石炭埠頭でのカーアクションと銃撃戦は、当時までの邦画では考えられない程の緊迫感と臨場感溢れる迫力シーンとなっています。特筆すべきは石炭が舞い上がる黒煙の中を、追う者と追われる者が交差するアクションにあり、犯罪者たちは石炭の粉塵に塗れて無残な死に方をしていく最期にあります。

     無人島で繰り広げられるギャング団との攻防戦もハンディカムを使用しながら、1ショットで撮影している姿勢も、日活ロマンポルノ時代の鬱屈とした閉塞感を吹き飛ばすような、村川透監督の拘りが感じられます。映画はピカレスクロマンであり、女性に感情移入を求めるのは無理がありますが、監督はしたたかに計算しています。映画ラストシーンでは主人公の松田優作が上からの望遠ショットで撮られており、のし上がったかにみえる主人公を惨めな小悪党であると表現しているのです。

     映画は機内の客席シーンでエンディングとなりますが、私、御贔屓の中島ゆたかがスチュワーデスとして登場します。何という贅沢なキャスティングでしょう。松田優作は中島ゆたかに“木星には何時に着く?”と質問するのです。「白昼の死角」と双璧をなす村川透監督の傑作です。

     【民放地上波TV】鑑賞
     【NHK衛星第二放送】鑑賞

  • 60点 拳銃マニアになりてえ

    2005-09-27  by アキラ

    現金輸送車を襲い、暴力団と麻薬取引をし、巨大企業を女で強請る。
    何故そんな事をするのか?大金を手に入れて遊んで暮らしたいから。
    この観念が我々の世代には意外に解り難い。プロレタリア層にまで
    中流意識が浸透し、社会人としてバブル期を経験していないからか。
    金は生活の手段とだけ認識し、金持ちになる結果よりもその過程に
    夢を抱く。儲けてやろうよりも、楽しくやろうという気持ちが強い。
    ニートにならず働く目的は、金ではなく刺激的な他人と出会う為。
    つまりは、どうやら我々の世代にはハングリー精神が欠けている。
    逆に言えば村川松田コンビの作品ってあくまでバブル期なんだな。
    だからアンチヒーローにですらもっと切実な事情を求めてしまう。

    この至近距離からそんな銃ぶっ放したら俺の体を貫通してアンタに当るぜ。
    ヤクザの親分を素人扱いしてしまうこのシーンは、結構気に入っています。
    この作品の主人公はやたらマッチョで銃に詳しい。その点は我々オタクに
    共感し易いキャラです。何事に関してもマニアである事は強味になります。

  • 100点 風吹ジュンのケツはメチャメチャ可愛いゾ!

    2009-01-03  by 未登録ユーザナイスです

    文句無しの傑作。
    松田優作のハードボイルドの魅力が極みに到達した記念碑的作品。
    ハイライトは風吹ジュンとの全裸ハードファックシーン。官能美溢れる素晴らしい濡れ場を展開してくれている。当時27歳の風吹ジュンが見事な裸体を惜しげもなく披露。アッパレな女優魂です。
    カタチのいいオッパイを容赦なく揉みしだかれ乳首も吸われまくられ迫力満点。駅弁ファックや朝食を食べながら立ちバック等素晴らしいシーンの連続。
    1979年の公開から30年が経つが、今だに「蘇える金狼」を超えるベッドシーンに出会えていない。松田優作と風吹ジュンが画面から放つオーラが別格。
    それにしても風吹ジュンはいいケツしてるなぁ・・・。感動します。

  • 70点 悪霊からジュピターへ

    2008-12-14  by くりふ

    懐かしさだけから東京芸術センターの上映を覗いたら、意外や面白かった!
    公開当時の広告が「いま何故か、大藪春彦」というコピーだったと思いますが、
    今みると、その「何故か」の辺りが、あじわい深いですね(笑)。

    まず原作にはない、主人公朝倉が自宅に飾り、最後に被る仮面が面白い。
    被る時は表情変わってましたね(「終」画面で両バージョンの仮面が出ます)。
    何の仮面か、いまだにわからないのですが(ご存じの方よければご教示を)、
    ネットでは「ジュピターの面」だとあちこちに書かれています。
    最後の台詞にもかかる名ですが、やはりローマ神話の主神のことでしょうか。

    頂点に立つという自身の野望を、神の中の神に例えるのは、わかるのですが、
    偶像を立てるのは弱さでもあるし、仮面と戯れるナルっぽい所もあったりして、
    原作の冷徹、ストイックな姿とはかなり、異質な感じを受けたのです。
    原作でも、計画を実行に移す時一度だけ、願をかけるような台詞がありますが、
    あくまで「俺に力を貸してくれ」です。それも神でなく、悪霊に対して。

    自身を疑わず上だけ見ていた、高度成長期のダーク・ヒーローだった朝倉が、
    80年代を前にした時、やっぱり迷うんだろうなあ、と納得してしまった。
    ナルに浸る余裕が出てきた、ということもあるんだと思います。で、次の、
    『野獣死すべし』ではさらに、主人公は上昇でなく、内側に向かいますよね。

    あと、女性の扱い。原作のように利用されっぱなしじゃなくて、逆襲に転じる。
    原作も映画も、出会いは10代の時だったのですが、映画での終盤の朝倉は、
    コドモながらにへタレだ、と感じたものです。しかし今みると、せめてこれ位は、
    女性に頑張ってもらわないと、全く面白くない。単なる道具で終わっちゃう。

    で、朝倉が一番、野望実現の為に重宝し、体を重ねて情が移ってゆく京子に対し、
    最後に用意するのが、死のチケットなのか、違うのか、という辺りに、
    やっぱり原作から映画への、時代感覚の変遷が明確に出ていると思うのです。
    そんなこんなで、現在の視点からだと、朝倉のへタレ部分がより、面白い(笑)。

    全体の完成度ではチープ、と断言できなくもないですが、それだと勿体ない。
    お話としては、朝倉が「特命平社員」と化する辺りから、面白さが加速しますね。
    映像としては、中華料理店で京子を堕とすシーンにて、蝋燭の炎の揺らぎが、
    彼女の揺らぎときれいにリンクしていて、見事なのを改めて発見しました。
    また当時CMでよく流れた、松田優作が、激しい弾着の土煙を追い越して、
    猫科の獣のように疾走するシルエットが、記憶より短かかったのですが、
    やっぱり本作を象徴する、名ショットだと思いました。

    そして、思春期に刷り込まれたせいもありますが、主題歌は名曲と思います。
    最後の、優作による「赤い葬送」が始まって、あのイントロが響き始めた時、
    ゾクッ! と来てしまいましたよ(笑)。

  • 70点 松田優作の魅力全開

    2008-09-28  by チャノンヌ。

    先日、偶然、NHKBSで観てしまいました。
    松田優作がはまり役で静と動を演じわけ、とても魅力的。松田優作ファンにはいいでしょうね。
    初めて「この人結構、演技うまい」って思ってしまいました。
    ストーリーは「サラリーマンがこんな会社休んで大丈夫なんか?」「ボクシングジムの親父の偽装電話こんなうまくいくんかいな。」など思うとこは多々ありますが。
    全体的には拳銃、金、女…とやはり、男の子向き…ですね。

  • 70点 甦る…の部分が謎

    2005-11-06  by 未登録ユーザHiro

    DVDにて鑑賞。

    松田優作は再放送のドラマを数回見た程度で、リアルタイムのヒーローでもないし、とくに思い入れがあるわけではない。
    だけど、カッコいいなぁと素直に思います。
    ただ、この作品の魅力は松田優作だけではない。
    ヤクザや企業なんかの巨大な組織をたった一人で、しかも極秘裏に出し抜いてゆく主人公の行動が、純粋に面白い。
    とはいえ、その手口はかなり汚いですが…。

    ただ、彼がそこまでして大金を欲しいと思った理由が特に無いのが残念。
    ただの『野心』としてもいいんだけど、なんか足りない気がする。

    あと『甦る金狼』の『甦る』の部分が謎。
    彼が戦いを挑む原因と目的。
    そこがあれば、もっと面白く見れたと思う。
    あれじゃ、ただの悪党…になっちゃうし。
    それだと、ちょっと勿体無い気がする。

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