ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]
『ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]』を価格比較。★★★★(78点)『ザ・マジックアワー』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | 三谷幸喜 |
|---|---|
| 出演 | 佐藤浩市,妻夫木聡,深津絵里,綾瀬はるか,西田敏行 |
| 発売日 | 2008年12月3日 |
| 定価 | 3,990円(税込) |
価格比較
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商品詳細情報
| 販売元 | ポニーキャニオン |
|---|---|
| 発売日 | 2008年12月3日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 1 |
| 形式 | DVD |
映画生活ユーザーによる「ザ・マジックアワー」のレビュー
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ひょっとして、これ映画じゃねえな2008-06-08 by
のびた
脚本・監督の三谷幸喜の筆が冴える、本当に笑えるコメディだ。そして、昔からの映画ファンだった、三谷監督の映画に対する愛情たっぷりの映画だった。
まず、これが市川崑監督の遺作だったとは知らなかった。勿論、監督ではなく、役者として登場。
その劇中撮っている作品が、「黒い十人の女」ならぬ、「黒い101人の女」。どうりで黒服の女性の数が多いと思った。
劇中、佐藤浩市が何度も観る「暗黒街の用心棒」は、昔、日本にもあった無国籍映画を彷彿とさせる。描かれている内容は「カサブランカ」だろうか。深津絵里が月に乗って歌うシーンは「ペーパームーン」。クラブの名前は「赤い靴」。
全編どこをとっても、映画のことと、それに関わる役者、スタッフたちへの信頼が感じられ、それをコメディというオブラート(古い言い回し)で温かく包みこんだ作品で、好感が持てる。
そしてこの作品の成功は、お人好しの売れない役者・村田大樹を演じた佐藤浩市だろう。コメディで主役は初めてのはずだが、その普段のシリアスな演技からは想像もつかないような、かなり変なことを真剣に演じているのが、またおもしろい。
予告編ですでに披露している、あのナイフを舐めるシーンなど、何度見ても笑ってしまう。
めずらしくセクシーショット満載の深津絵里は歌声まで披露してくれた。こちらもコメディ映画は初挑戦。でも、「博士の愛した数式」の時の一瞬見せたコミカルな動きの中で、僕は彼女はコメディもいけると見込んでいた。
その他、西田敏行、小日向文世、寺島進、香川照之など、一流の役者が真剣に演じているコメディが面白くないわけがない。
ラストの大芝居は、正に映画の技術を取り入れたもの。そこには、陰で活躍する、映画作りの職人たちの姿もあった。
映画好きの映画好きによる、映画好きのためのとても素敵なマジックアワーだった。 -
期待以上でした!2008-06-15 by
星空のマリオネット
よかったです! 愉しかった!
映画監督としての三谷幸喜さんは、「THE有頂天ホテル」や「笑いの大学」から、着実に進歩していると感じました。
佐藤浩市・妻夫木聡・深津絵里の二枚目俳優にコミカルで過剰な芝居を、一方、西田敏行・寺島透という笑いもお手のものの芸達者に真面目で抑制された芝居を要求。
これが先ず良かったんではないでしょうか。
締まった映画になっているし、双方が活かされていました。
また、小ネタが目立つ三谷作品ですが、佐藤浩市が誘うダイナミックな笑いがその壁を破っていたように思います。
それから深津絵里さん。彼女は苦労が板についてしまった蓮っ葉な女を熱演。ステージの再現場面といい、清潔感のある彼女が演じることで面白さが際立ちます。
また、西田敏行さんの渋い芝居は、釣りバカ日誌の「浜崎くん」ではなくむしろ三国連太郎演じる「スーさん」のようでもありました。佐藤浩市と西田敏行の掛け合いは、佐藤・三国の親子共演のようにちょっと見えたのも愉しいところです。
勘違いの可笑しさ。
また、映画の中で「一流芸能人」たちを垣間見せるという、人気者の三谷&フジテレビだからこそできる笑いの手段を、今回も使っています。唐沢の登場振りなんて、とても効果的。
でも、何といっても、売れない役者の真面目な思いに裏打ちされた「夢」がこの物語を強く貫いていたことこそが、贅沢で工夫を凝らしたちょっと悪乗り気味のこの映画を良作にしたんだと思います。
とにかく、映画スターの夢を演じきった佐藤浩市が素晴らしかった!
PS
三谷監督と佐藤浩市が一緒に出ていたトーク番組で面白い場面がありました。冗談を言い合っていた三谷監督が佐藤の一言に反応して、一瞬ですが眉をひそめたのです。
佐藤は多分悪気なく自然にこのような意味のことを言いました。「この映画は親父(三国連太郎)が好む(「=評価する」という意味に私には聞こえました)映画ではないから・・・」と。
偉大な俳優である三国連太郎に自分は遠く及ばないという佐藤の照れが言わせた言葉なのかもしれませんが、三谷は傷ついたように見えました。いつもの素早いリアクションもなかった。三谷は自身のコメディー映画にプライドを持っているでしょうし、戦後を代表する名優三国連太郎にも観てもらいたいと考えていると思います。
三国連太郎の映画での相棒である西田敏行。彼と共演する息子佐藤浩市の名演を、父親である三国もきっと悦んで見たに違いないと、私は勝手に想像しています。
ところで、この映画の宣伝でテレビに再三出演していた三谷監督。
好感度の三谷監督を観るのは好きなのですが、出演し過ぎると逆に映画の鮮度を落としてしまいます。映画を観る前からその映画を知っているような気になってしまう。また、映画に対し三谷監督個人の「のり」以上のものを期待してしまいます。
次回作では少し遠慮してもらった方が良いのでは・・・
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◎デラとがしだぁ〜最高!!2008-06-18 by
こわれもの
満足!おもしろかった〜。。。
佐藤浩一流石です。。。俳優陣も贅沢で演技も脚本も映像も拍手喝采!
私的には伊吹吾郎と寺島進…最高でした。
この作品、映画関係者は楽しいでしょうね。
100点でないのは涙だけです。あっぱれ! -
ザッツ・エンターテインメント2008-08-26 by
ペンギン
相変わらずそつなく良くできている。
ピクサーアニメと三谷作品は必ず一定の水準は保っているので裏切られることが無く安心して観ていられる。
ただ、その分「言い意味での裏切り」もないのだが。
前作の「有頂天〜」よりはお話として面白かったのだが、舞台が「ホテルという密室」から「街」へと広がったにも拘わらず、こちらの方がより舞台劇っぽかった。
おそらく「映画のための映画」というコンセプトだからセットをあからさまにセットっぽくしたことが映画のセットと言うより舞台の書き割りのように見えてしまったせいじゃないだろうか?
監督本人は「映画」を充分意識して撮っていたんだろうけど根が舞台人だから気を緩めるとすぐに舞台演出っぽくなる。そして皮肉なことにそうなった方が俄然生き生きと演出が冴え渡る。
「気を緩める」という言い方は語弊があるだろうが、「舞台演出家」三谷幸喜はまだまだ映画監督には、そうとう意識してかからないと成りきれないのではないだろうか?
様々な洋画や邦画のオールディーズたちにオマージュを捧げるシーンが満載なのだが(どの映画と言うことではなく、シーンとして)、やっぱり「舞台で再現してみました」みたいになっている。
同じようなコンセプトの映画で、イラストレーターの和田誠が監督をした「麻雀放浪記」を思い出したのだが、あちらの方が映画然としているし、骨太であった。「麻雀〜」と「怪盗ルビィ」の二本だけだったが、同じようなタイプの監督としてみれば和田誠の方がより「映画」を咀嚼できていたように思う。改めて新作を望む。
閑話休題、この映画、流石の芸達者を揃えて飽きさせずに話を進め、ラスト、ギャングのボスに「スティング」を仕掛けるのだが、本家の「スティング」と違うところは、観客には仕掛けをばらして「ボスを嵌める」お話になっているところで、元ネタが面白かったのは観客も騙されていた部分だったはず。
ここは何とか観客も騙して欲しかった。
「裏方の仕事」へのオマージュなのは判るが、それは最後にネタばらししても充分表現できた気がするのだが。
西田敏行と言うことで、市川森一脚本のTVドラマ「淋しいのはお前だけじゃない」の最終話で財津一郎演じるやくざのボスを嵌める話を彷彿とさせた。こちらは西田敏行が嵌める方だったが。
柳沢真一、久しぶりに観た。
確か「宇宙大怪獣ギララ」以来だから40年以上前か。
村田大樹同様、感無量。 -
美しい茶番2008-07-23 by
Odile
ラジオの生放送、住宅建築にホテル…三谷幸喜は、一貫して仕事(特に場づくり)への姿勢を描いてきた訳であるが、ついに映画で映画を描いてしまった!監督の熱烈な支持者とは言えない私、公開前の目に余るような宣伝活動を見るにつけ、「大丈夫かな?」と些か不安も覚えたのだが、今となれば、なんとなくその意図もわかるような気がする。氏の群像劇は、乱暴な言い方をすれば、核たる部分はいつもそう違わない。もちろんシチュエーションは毎回変わるのだが、大体が何かを作り上げる過程で、一人の熱意が周囲を巻き込み、挫折や衝突もありつつ、先人の知恵でどうにかピンチを切り抜け、オーラスは大団円…というもの。羅列するといかにも単純明快ではあるが、考えてみれば最近ここまで「腑に落ちる」映画も逆に珍しいし、そのシンプルさをシンプルに感じさせないのは、細やかな装飾(役者の台詞やしぐさ・小道具・オマージュなどなど)が丁寧に織り交ぜられているからだろう。その細かな部分は個々人で楽しむとして、今回感じたメッセージは「誰もが役割を演じて(担って)いる」。スタッフロールの大道具の建て込みから、オープニングに繋がる部分は、あんまり直球すぎて、つい涙してしまった。マジックアワー、昼と夜の間。太陽が沈みながら、なお世界をうっすらと照らす、ごく短い時間。例えば、スポットライトを浴びるきらびやかなスターが、或いはカメラマン、音声、照明…なんでもいいけど、それぞれの自我を超えて、「何か」のために、渾然一体とする時…。それは魔法の瞬間になるのかもしれない。そんな風に解釈しました。
(南町田109シネマズ) -
和田誠っぽい2008-07-10 by
アキラ
欧米的な設定を強引にそのまま日本国内に持ち込んでいるって意味では『12人の優しい日本人』を連想させられるけど、最近の三谷脚本って同じコメディでもナンセンスからスチュエーションへ移行した感じで昔に比べると大してバカバカしくない。ビリーワイルダーの名作に例えるなら昔の作品が『お熱いのがお好き』なら最近の作品は『アパートの鍵貸します』って感じ。ハチャメチャな笑いよりも映画として周到に作り込まれた笑いに向かっているけれど、それが結果的には過去の作品ほど笑いをとれていない。かと云って落ち着けば誰でも風格が出て来るって訳じゃない。むしろ落ち着くにゃまだ早い。もっと無茶やって欲しい。苦肉の策で殺し屋を落ち目の映画俳優に演じさせるって状況の面白さに留まらないで『ラヂオの時間』みたいに更なるハプニングと苦肉の策でとんでもない方向に進んで欲しかった。「飛行機とは云ってない宇宙があるじゃないか」みたいに。
セットバレバレの舞台と唯一自然光を使った撮影所のタイトルバック。設定上では現実とされる世界の方が虚構生産現場たる撮影所よりもフィクショナブル。ナンセンスなコント向きな舞台。でもセンス(意味)が通ってしまっている。ボスとマリのラブストーリーにしてもビンゴが痴話ゲンカ上の単なる当てつけである事をしっかりと臭わせるように作り込まれているし高瀬まこと老人が語る件なんてちゃんと普遍的なテーマにたどり着いてるし、これなら別になんちゃってな設定や舞台でやらなくても成立しそう。でも、わざと作り物っぽい背景で作り続けているのは最初からリアリズム映画なんて眼中にないからなのだろう。ちょっと前に三谷さんと広告の仕事をしていた和田誠監督と同様に彼らが憧れる映画界とは大規模で豪華なセットで作り込まれたレナードバースタインやバーナードショウ等のミュージカル音楽が似合う古き良きハリウッドなのだろう。 -
良かったのは途中まで2008-07-01 by
黄金のキツネ
辛口の感想になります。
声を立てて笑うところは確かにありました。ナイフをなめるシーンとか、「カーーット !!」のところとか。醤油の染みとか寺島進さんとの絡みも面白く思いました。しかし、その後が続きません。特にラストの収め方には本当にがっかりとさせられました。
もともと現実離れしたコメディです。いやコメディというものは、なにかしら現実離れしているのが大半なのかもしれません。でもその設定を観客は受け入れ、その上で登場人物たちの会話や行動、状況の変化に可笑しさを感じて笑うものだと思います。
しかしそこには大切な前提があるはずです。登場人物の性格や行動様式は、“その設定”の中では基本的に同一でなければなりません。もちろん劇中のでき事によってキャラが成長したり、ブチ切れたりすることもあるでしょうが、そうなるためには観客を十分に納得させる最低限のことは描かれていなければならないでしょう。
ですが、この作品。
ヒロインの突然の行動――理解できません。
「伝説」にもなっている殺し屋のリアクション――ありえません。
中盤には笑いがありましたが終盤はトーンダウンし、ラストはぜんぜん駄目でした。終盤以降のシナリオが明らかに失敗していると思います。
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他の観客たちもみんな笑ってました2008-06-21 by
ちこ
あちらこちらから笑い声が響き、私も我慢の限界を超え
何度も笑ってしまいました
封切り後でも三谷さんがしつこいくらいに『是非観て下さい』と
宣伝されていた意味がよくわかりました
今までの三谷さんの作品の中で一番笑えるんじゃないでしょうか?
(個人的には有頂天ホテルより100倍笑えました)
何より佐藤浩市さん演ずる「デラ富樫」が最っ高で
あんなに笑いのセンスのある俳優さんだとは思いませんでした
笑い重視で内容まで期待していなかったんですが、ストーリーもちゃんとあります
そこまで褒めといて満点ではない理由は後半部分に比べて
あまりにも前半部分がおもしろ過ぎた為に、こんな採点になりましたが
気持ちの中ではやっぱり満点かも。。。。
DVDが出るまで待ちきれないので、もう一回大笑いしに劇場に行くつもりです♪ -
活動屋に愛をこめて2008-06-21 by
北溟 僚
映画が活動写真と呼ばれていた時代の、それに携わる人々である活動屋への暖かい思いが込められた活動写真でしたね。
大道具さん、小道具さん、美術さんなどとにかく多くの人々が集まっている撮影現場。弾着のスタッフは当然、昔かたぎの職人さん。クレーン操作や雨降らしの職人さんも登場。俳優村田のファーストシーンのバックは、美術さんの腕の見せ所。
撤収の言葉の後に、さまざまな場所からスタッフが現れて、こんなに多くの活動屋が関わって、ひとつのシーン、ひとつの映画が創り上げられることを教えてくれる。活動写真の裏方である活動屋にもスポットを当てていることが、この映画に親しみを感じる要因ではないでしょうか。 -
製作ニュース時点で期待してました2008-06-19 by
夢寝由来
期待を裏切らない出来栄えでした。
惹き付けられるのは佐藤浩市を中心にした配役の適材適所が大きいと思います。
頼りないイメージの妻夫木聡はこの芸達者なメンバーに入って大丈夫かな?という不安は見始めて、即吹っ飛んだ。
深津絵里はギャングの情婦にしては色気が無さ過ぎるが本作の空気には合っている。
最近、大活躍の綾瀬はるかは無難なキャスト。
西田敏行や寺島進がスパッツ靴を履いているのはハリウッドの署名なギャングスター=ジョージ・ラフトの真似で笑わせ、映画界の内幕をクドクならない程々に描き1960年頃の雰囲気をセットで甦らせた功績も大きい。
豪華ゲスト陣だが一番感動したのは“CMエキストラの老人役”の柳澤慎一。ジャズ歌手でクレージー・キャッツと同時期に活躍した人で決して派手さは無いが出てくるだけで客を安心させるキャラの持ち主で本作でも佐藤浩市を見事にサポートしている。
三谷幸喜による1950年代後半〜1960年頃の東宝暗黒街映画へのオマージュとも受け取れるが「アメリカの夜」や「スティング」もさりげなく或いは故意にワザとらしく混じっている。

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