ブルーベルベット

『ブルーベルベット』を価格比較。★★★☆(71点)『ブルーベルベット』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

ブルーベルベット
71点
監督 デイヴィッド・リンチ
出演 カイル・マクラクラン,イザベラ・ロッセリーニ,デニス・ホッパー,ローラ・ダーン,ホープ・ラング
発売日 2004年4月2日
定価 2,090円(税込)

 

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amazon.co.jpによる解説

ジェフリー(カイル・マクラクラン)は、急病で倒れた父を見舞った帰りの野原で、切り落とされた人間の耳を発見する。やがて、歌手ドロシー(イザベラ・ロッセリーニ)が事件に関係しているらしいことを聞かされたジェフリーは彼女に接近し、その魅力の虜と化していくのだが…。
デヴィッド・リンチ監督がその不可思議な悪夢的映像センスを全面開花させ、その名を不動のものとしたシュルレアリズム的不条理サスペンス映画の秀作。全米映画批評家協会賞では作品賞など4部門を受賞、ほか世界各地の映画祭で絶賛された。
ヒロインの夫役で登場するデニス・ホッパーが大怪演を示し、エロティシズムとグロテスクのあいまった作品世界観を増幅させる。ボビー・ビントンの『ブルー・ベルベット』、ロイ・オ−ビソンの『夢の中に』など1960年代前半のヒット曲が効果的に使われている。(的田也寸志)

商品詳細情報

販売元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
発売日 2004年4月2日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

映画生活ユーザーによる「ブルーベルベット」のレビュー

  • 70点 現実と虚構の境界を曖昧にされます

    2007-02-07  by 理屈屋

    ストーリー的には、大したことのないサスペンスもの、といったところでしょうか。
    父親の事故(?)で、都会の大学から家に戻った青年が、切り取られた人間の耳を偶然に見つけてしまったことから、不思議な魅力を持つ女性と危険な関係になってしまい、ギャングのボスと対決する、みたいな、ま、言ってみればありがちなサスペンスです。

    しかし、これを製作した人がこの作品に込めた狙いとは、今書いたストーリーとは全く別の所に在るようでございます。

    例えば、水を撒いている庭の芝生の下であるとか、リンカーン通りより向こう側であるとかに、今自分が認識している世界とは地続きではあるけれども、全く異質な世界が存在していて、しかもその世界の方こそが、自分が世界と認識している世界を支配し動かしていて、しかも自分ではその事実を認識できていないのではないか?という疑問を観客に感じさせる、というのが真の狙いのようのであります。

    その為、芝生の上であるとか、リンカーン通りよりコッチ側の世界は、非常に美しく好もしく健全でありながら、青空に白い柵や緑の芝生などの色合いが、原色でかなりケバケバしく、非常に嘘臭いのであります。
    それにひきかえ、アッチの世界は、異様な雰囲気と不可思議な迫力とを以って、拒み難い真実として迫って来る訳でございます。
    この結果、我々が通常真実と認識している世界の真実性が危うくなり、逆にスクリーン中の虚構が、拒み難い真実であると強く主張してスクリーンからはみ出して来て、我々観客の座っているところまで、その異様な世界を広げてしまうようでございます。

    私、一観客として、自分が現実として認識しておる世界が、どの程度リアルな世界であるのか、非常に不安を感じたりしてしまうのでありました。

    思えば、つい先ごろ鑑賞させて頂きました「カミュなんて知らない」のラスト15分くらいにも、全く同じ感じがしたものでございます。
    また、コミックとかファンタジーという枠組を保った上で、であるので、観客たる私の不安を煽るには至らないものの、M.ナイト・シャマラン監督の作品群などでも、同様な、現実と作品世界(虚構)との間の、明確な境界線が失われるという事態を何度か経験させられておりまする。

    これらの監督さんは、皆、面白い監督さんだと思いますが、特に本作品のデビッド・リンチ監督は、ファンタジーなどでなく、人間の深層のリアルで、しかも作品全体においてそれをやってしまっているため、かなりの不安感を引き起こされるという現象が起きるかもしれません。

    面白いと思う人には、非常に面白いかもしれませんが、ちょっとオーバーにいうと、若干危険を感じる作品でございました。

  • 80点 不思議な魅力

    2008-07-09  by あとちゃん

    この作品はそれほど難解なストーリーではないですが、リンチさんの作り出す不思議な雰囲気を持ち合わせた作品でした。
    この作品に限らず、リンチさんの作品には不安感などといった人間のネガティブな感情を煽るような作品が多い気がします。しかし、だからといって必ずしも観た人が作品に不快に思ったり、嫌悪感を覚えるというような感じではありません。もちろん苦手な人もいるでしょうし、不快、嫌悪というような感情を持つ人もいると思います。
    彼の作品の場合、頭で考えて面白いとか面白くないとかより、感覚的に好きか嫌いかってゆう話のほうがわかりやすいんだと思います。頭で考えても、人によって解釈の異なることも多いようですしね。
    ダークで異様で不思議な雰囲気をかもしだしているこの作品ですが、僕は好きです。
    いかがわしくて不思議な作品なんですが、どこか引き込まれるような感覚がありました。リンチさんの作り出す世界には、人の感覚を刺激するような、言葉にするのが難しい何か不思議な魅力を持っているのだと思います。

  • 90点 主題歌大好き

    2007-03-31  by トラッフ゜

    冒頭の消防車が走るシーンと赤いバラからなんとも素晴らしくきれいな画面で驚き、同時にブルーベルベットの主題歌がぴったりで感動。老人が倒れるのは「スレイトストーリー」と同じで出だしだ。女の部屋の色といい、写し方といい、この監督の造る画面はつねにスリルがあるような気がする。耳を拾い警察に届ける場面は「ツインピークス」を思い出す。狂気の男とその男に翻弄される女、胸を触ってと言いながらのけぞる女の顔と体をとらえるシーンはとても官能的。無理やり車に乗せられてどこに行くかわからない状態は感情移入してしまいとても不安になった。イザベル・ロッサーニはイングリッド・バーグマンの娘と知ってびっくり。そういえば面影がある。全裸シーンもあり相当ハードな役を熱演している。カイル・マクラクレンって裸にされる男の役でひ弱な美青年でこういう役にぴったし。デニス・ホッパーの狂気の男もおそろしくはまり役。

  • 100点 文句のつけようがない

    2008-06-08  by viewpoint

    正直、文句のつけようがない完璧な作品であると映画を見終わり、自分なりに分析した結果思いました。まさにこれぞ本来の映画のあるべき姿、大げさに言えばすべての作品のあるべき姿だと思います。まさにアートです。エッセィのように、大雑把にいうとイントロダクション、物語の展開、そしてコンクルージョンといった構成がはっきりわかる作品。ネタバレを避けるためにあまり多くはストーリーについて語りませんが、はじめの芝生の中にズームインし見えた、暗黒の世界、最後にはその暗黒の世界からズームアウトし物語のおわりを知らせるという手法。また多彩な色の対比。その対比をうまく引き出すサウンドトラック。またそれぞれのキャッストのストロングポイントを際立たせる物語運び。すべてが完璧だと思いました。これよりいい映画があるなら見てみたいものです。

  • 40点 ???

    2003-11-21  by トモ

    デイヴィッド・リンチの作品初めて観ました。
    わけわかんない映画でした。
    そうとしか言いようがない・・・
    でも暗い映像が多かっただけに
    最初と最後のあの空の青さがとても美しく感じました。
    あと音楽もけっこう心地よかったです。

  • 70点 マミー!マミー!

    2007-10-12  by hirogon

    登場人物がとっても個性的な人たちばかりなので、奇妙で謎めいた感じの話に思えてきちゃいます。余計なものを取り払っちゃうと結構平凡なお話なんですけどね。いや〜、スゴイですねぇ。

    普通は「このストーカーの変態男」と罵りかねないところを、「謎が好きなのね」の一言で納得してしまう彼女。ほえ〜!!

    素敵キレキャラおじさんの中でもウォーケンさん、デフォーさんと並んで三本の指に入る(私調べ)ホッパーさん。好きです。

  • 80点 10年たっても変な映画

    2007-01-17  by 未登録ユーザika

    見ましたー(DVD)

    この映画、10年くらい前に見ているはずが、まったく記憶になく、今回見直し。
    見ている間に思い出しました。

    10年くらい前に見た感想も思い出した。
    「変な映画だなー」

    そして、今回見た感想。
    「やっぱり変な映画だなー」

    いろんな感情、思いが湧いてきますが、まとまりません。
    でも、「画的」に決めたい……という意志は、後のリンチ作品より濃厚に感じる。

    日常……非日常……
    普通の感覚……狂った感覚……
    清らかさ……と、人の心の暗黒面……

    そういったものを、<同じ場>に置いてみたい……という監督さんの気持ちを感じます。
    置いてみて、ぶつかりあって、まざりあって……どうなるんだろう……

    この映画のようになるのかもしれないし、まったく別の展開になるのかもしれない……
    人の心の無限ともいえる広がりを、それぞれの俳優の持っているものをうまく引き出して際だたせていく……。

    うーん、やっぱり、この人は、無限にうまい監督さんなんですね……
    あらためて、感心……でした。

    *補足:レンタルDVDでしたが、かなり長い特典映像が入っている。
    リンチさんや俳優やスタッフのインタビューがたっぷり入っていて、いろいろわかります。お得感たっぷり。この点でもおすすめです。

  • 40点 なんともね。

    2007-01-14  by 雪だるま

    いったい、なんて言ったらいいんでしょうね。耳が落ちてて、あんな冷静に、しかも触れるだなんて考えられない。それと、警察に任せた捜査に首を突っ込み、疑ってる人の家に入って、何をしてるんだ?!全部が、不思議な映画。この不思議がいいんでしょうかね。それにしても、カイルが懐かしかった!

  • 70点 この世は不思議・・

    2005-09-03  by ローズ

    「クイルズ」を見たすぐ後に見たんです、これ。
    何も考えずに感覚で映画を選び、見ている私ですが、なんだか不思議な気分になりましたねー。
    これでもまたまた、人間とは複雑な存在だ・・、と感じました。
    しかしデニス・ホッパーはひいて見ると笑えるキャラを演じていました〜。
    見終わった今はけっこう爽快な気分・・。
    見た順番、「クイルズ」が後だったら思いきり切ない気分になってへこんだだろうなー。

  • 70点 これは

    2004-09-17  by 未登録ユーザまさとも

    この映画は、D・リンチ監督の作品の中では私にとって比較的分かりやすい映画でした。
    「ロストハイウェイ」や「マルホロドライブ」
    なんか、さっぱりです。リンチ色はメチャクチャ
    濃いですけどね。

    昼間のほのぼのした昼下がり、
    片耳が落ちている・・・。
    こんなオープニングで始まり、
    ♪ブル〜ベルベットって音楽が流れる。(確か・・・)
    そして夜になると、狂った住民がイッパイ出てきて・・・。
    酸素吸入してるD・ホッパー。きれまくってます。

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