スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)』を価格比較。★★★☆(69点)『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)
69点
監督 ティム・バートン
出演 ジョニー・デップ,ヘレナ・ボナム=カーター,アラン・リックマン,ティモシー・スポール,サシャ・バロン・コーエン
発売日 2008年6月11日
定価 3,980円(税込)

 

価格比較

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amazon.co.jpによる解説

ティム・バートン監督×ジョニー・デップの6度目となる顔合わせは、傑作ブロードウェイ・ミュージカルの映画化。19世紀のロンドンで、床屋がカミソリで客を殺し、階下の女主人が死体を材料にミートパイを作って売る。ショッキングな物語で、オリジナルの舞台版でも大量の血が流れる異色の作品だ。バートンは、オリジナルの精神に忠実に料理したと言っていい。モノクロのようなダークな映像に、人工的な鮮やかな真紅色の血が流れては、飛び散る。あくまでも「作りもの」の様式美に、パックリ割れる傷口で映像ならではの残虐性を加味。バートンらしい、リアルさとケレン味のミックスした世界にどっぷり浸らせてくれる。
 本格的な歌は初挑戦だというジョニーは、自らの魅力的な声質を存分に生かし、オリジナルの複雑なメロディを見事にこなしている。その他、アラン・リックマンの嫌らしいまでの悪役ぶりや、サシャ・バロン・コーエンの名人芸的な道化演技など、全キャストがすばらしい。映像と演技によって、この映画版は、もはやミュージカルというジャンルでは括れない怪作に仕上がったが、登場人物の複雑な愛憎ドラマにはしっかりと焦点を当て、行き着く先のラストシーンは、愛の終幕として完璧な図となっている。(斉藤博昭)

商品詳細情報

販売元 ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 2008年6月11日
リージョン 2
ディスク枚数 2
形式 DVD

映画生活ユーザーによる「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」のレビュー

  • 100点 作品に入り込めた。

    2007-12-28  by lp

    個人的には、ストーリー、音楽、世界観、全て良かったと思います。

    まず、ジョニー・デップの狂気の極みをいくような演技は、見事の一言に尽きます。
    また、ヘレナ・ボナム・カーターの演技も素晴らしい。

    次に、やっぱりティム・バートンの演出が良い。
    映像とそこから放たれる血の描写は、妙な美しさをもって迫ってきました。

    この映画、R-15ですが、それも当然でしょう。
    グロさとかそれ以前に、ストーリーの面でかなりのものがありますから。

    以上です。(書いてて、作品を褒める事に慣れていないと感じました。)

  • 100点 素晴らしいホラー・ミュージカル

    2008-09-08  by みるる

    ジョニー・デップの演技が文句なしに素晴らしい。
    無実の罪で投獄され、愛する者を失った人間の悲しみを恐ろしいくらいリアルに体現しています。理髪店に来店した客の首を次々と切っていく彼の姿は「ノーカントリー」のハビエル・バルデムと同じくらい恐ろしかったです。
    特にピレリとターピンを殺そうとしたときに見せた冷酷で鬼気迫る表情は首切りシーンより恐ろしく、背筋に冷たいものを感じました。
    どのキャストも皆、歌でうまく感情を表現していると思いますが彼の演技はやはり素晴らしい。
    ここまで頑張った彼の熱演を見れただけでも満足です。

    首切りシーンはすごくグロいのかな、と思いましたがあんまりグロく感じませんでした。
    ティム・バートン監督は「チャーリーとチョコレート工場」を見たときにも思いましたが映像表現にセンスがありますね。ピューピュー吹き出る血は不思議な鮮やかさがありました。
    むしろ首切りシーンよりもジョニー・デップの鬼気迫る演技と箱のふたに挟まれたピレリの手がぴくっと動いていたシーンのほうがよっぽど恐ろしかったです。
    こんなことを思っているのは私だけでしょうか?

    ラストでは映画の中だとわかっていてもジョニー・デップの無残な姿にショックを受けました。しかし、悲しい形ではあったけれどルーシーとの‘再会’を果たせたスウィーニーの姿になぜか救われる思いがしました。
    最後に、ティム・バートン監督。素晴らしいホラー・ミュージカルをありがとうございました。

  • 90点 唐紅の涙

    2008-07-12  by クラリス2号

    バートン・カラーの19世紀ロンドン
    灰色の雨粒が滴る
    雨足は激しくなり、血色が混じる
    街の石畳に紅い涙の雫がゆっくりと流れる
    屋根裏部屋の窓に蒼白の顔
    暖色の愛を奪われ
    闇色に囚われた男
    くすんだ愛の囁きは男に届くはずもない
    すれ違う想いのデュエット
    己の愚かさと空しさに滅ぶ
    哀しい男の物語。

    ミュージカル風味という印象で、唄はそれぞれの心から溢れ出る台詞のように思えました。おどろおどろしい場面もバートン監督のフィルターを通せばこのとおり。
    劇場で観ることができなくて、とても残念に思っていた本作。
    DVDにて鑑賞。
    やっと逢えた。

    唐紅(からくれない)・・・舶来の紅、濃い紅色

  • 80点 ティム・バートンの世界

    2008-07-29  by 星空のマリオネット

    ロンドンの陰鬱な空に映える血塗られた屏風絵・・・ダークで絢爛!

    ミュージカルとしての水準も高い。
    ダンスシーンはないけれど、血飛沫が、そして首筋を切られ投げ込まれる死体が、リズミカルに踊ってる。
    歌もそれぞれに個性的。暗闇の底から這い上がってくるような歌声。
    魔女の声がソプラノなのは何故・・・

    復讐心が全てを正当化してしまう。思いこんだ人間の弱さ危うさ。人間の本質的な一面。否定できないように思う。
    ラストシーンは完璧な悲劇!

    その先に一筋の希望を見いだすことも、許されないのだろうか?

  • 70点 人肉パイを召上がれ

    2008-02-07  by アキラ

    <話について>
    最近の作品とは思えないほど情報量が少ない作品。ティムバートンの長編作品の中でも最もシンプル。それ故にサスペンスとしては先が読めてしまうが、テーマ性に対して話に芯があります。ロンドンという実在する都市が舞台にはなっているが話の内容自体には事実っぽく見せる為のリアリティに媚びた説明は全くなく、まるで寓話のように主人公が辿る運命が現実と共通する真理を物語るタイプの模範的ストーリー。物乞いの声がやけにキレイって所で彼女が重要人物になるであろう予感はあったので彼女が店から追い出される所で彼女が何者であるかの予想がついてしまいオチが予想できてしまったが、何気に臭わしているからこそクライマックスでの主人公には感情移入し易かったのかもしれません。

    <絵について>
    今回の映像は予告からも想像できる通り『ナイトメアビフォアクリスマス』や『スリーピーホロウ』のように寒色系でまとめられてはいるが、細部に至る独自の映像的特色は少しばかり弱め。残酷シーンが多い作品ではあっても悪趣味なおどろおどろしさは弱く、まるで悪意は内容の方に絞り込まれたかのようです。この作品に描かれたロンドンの雰囲気はまるでパプストの『喜びなき街』の様な不気味さを発しています。映像的なこだわりで話と関係なく不気味なものが出て来るって訳じゃなく、汚れた人形もゴキブリにしても時間経過や決して裕福ではない背景を見せる上で最低限の情報を入れているってだけだから、テーマと共に強調される不気味さであり監督ならではの個人的な趣向による遊びで絵作りしてる印象はほとんどありません。

    <テーマについて>
    最近、TVでキレる大人についての番組をやっていました。つまらない事で暴力的になり損をする。そんな自分たちのキレ易い性格を矯正しようとセミナーに通う大人たち。彼らは理不尽に対し抵抗せずに切り抜ける方法を学ぶ。そうしなければ人を呪わば穴ふたつ。それどころか憎悪は自分の大切な人すらも傷つけ得る。この教訓はこの作品でも体現されています。勿論この主人公の場合つまらない事情での報復ではない訳だが、復讐心に流されさえしなければ娘の父としてやり直す道もあったはず。どんな事情があろうとも憎悪は更なる不幸を招く。左の頬を打たれれば右の頬を出すなんて偽善を述べるつもりはないが、悪役の判事みたいに心が貧しい人に対しては触らぬ神に祟りなし。憎悪は伝染する疫病みたいなものです。

  • 80点 隅々まで妥協のない世界!

    2008-01-25  by ちょし

    オープニングからおどろおどろしくて、一瞬ヤバ!と思ったけど、やっぱりかなりスプラッターだった(苦笑)。
    でも、ティム・バートンの世界はすごいね。画面の隅まで作りこんでいる。これは劇場で観ないとね。
    ジョニーはもちろんのこと、芸達者で揃えて、皆歌も上手い。
    暗く悲しいお話だけれど、ティム・バートン&ジョニデのファンには答えられない作りだと思う。
    歌と映像に酔いしれる2時間。

  • 80点 鑑賞耐久度、どの位?

    2008-02-19  by 705

    ご指摘も多いように、スプラッター描写が凄かったですね。私は個人的に刃物が凄く苦手でカミソリなんて見るのも怖い、その上先端恐怖症で尖っている物を見るのも怖い、てなわけで予告編の段階で鑑賞に耐えられそうもないので敬遠していた一本なんだけど(レンタルでも観る気はなかった)、評価の良さも手伝って観に行っても、スプラッター描写が想像以上に過激だったので、何時またカミソリでバッサリシーンが出てくるのかと思うと、落ち着いて鑑賞できませんでした、気持ちの上だけど、こんなソワソワした鑑賞は初めて。ミュージカル仕立てにしたのがせめてもの救いだったかな、ティム・バートンでもこんな作品作られるのですね。

    一般的な観点からすると、人間の業をえぐった多少なりとも心に突き刺さるいい題材だとは思うのだけど、必要以上な、ここまで見せてもいいのかなという血のりの多さが作品の良さを幾分押し殺してしまったような気がします、残酷描写に頭が先行してしまうと物事の真髄が見えにくい、何だか惜しい。

    ジョニー・デップと言えば、どんな役にも成りきってしまう千変万化的な守備範囲の広い役者さんのイメージがあったのだけど、今作はあまりそんなのが気にならなかったですね、それ程スプラッター描写がジョニーの存在を上回ってしまったというところでしょうかね。

  • 100点 バートン・レッド

    2008-01-28  by えんぞ

    「シザーハンズ」のジョニー・デップ
    「フランケンシュタイン」のH・B=カーター
    「パフューム」いや違う「ギャラクシー・クエスト」のアラン・リックマンだぜ
    「エド・ウッドの花嫁」やると思うじゃん。
    ところが違った
    ベンジャミン・バーガーの奥さんはリサ・マリーがやるべきだった
    っていう冗談も言えない映画だった。

    心の闇に流れる赤色を描いた映画だった。

    絵画のたしなみ
    鳥かごの小鳥への寵愛
    そして
    陶酔のデュエットやダンスを通り抜け
    血の雨から血の涙へ
    赤いメインストリームが怒涛のラストへと雪崩れ込む

    寂寞のラストカット

    とてつもない傑作だった!

  • 90点 軽やかな後味が不思議

    2009-01-18  by 睡蓮

    【ティム・バートンの印象】
    ここ数年のティム・バートンの映画は、この映画への助走だったんじゃないかといった印象。
    怖かったけど、面白かったです。
    レイトショーでツナサンドを齧りながら観てたら、導入で気持ち悪くなっちゃいました。
    ティム・バートンの心の裏にある、一風変わった情熱を、見終わってから感じ始める。これは独特な感覚です。
    ふざけているようで、真摯に作りたいものを作っているんだと思いました。
    やっぱりすごいな。
    歴史に残る作品を、目撃した感覚があります。
    ティム・バートンがここまで傷ついているのが、意外でした。
    ティムの世界に、痛いほど惹きつけられる。

    【脚本について】
    原作が練られて練られて作られているので、見ごたえはただならぬものです。
    古典作品的な内容だとしたら、認識しやすいかな。

    【ジョニーについて】
    ジョニーの白眼がきれいだった。
    ここまで変人役を選ぶのも、人気や成功に人生を左右されないためなのかな。
    どことなく甘い声も素敵でした。かなり歌はうまいと思います。
    白いシャツの上に羽織る上着が、かわいいと思いました。
    狡猾で不誠実を絵にしたような役なので、その辺はちょっとがっかり。
    変な成功で、純粋さが変色しないか心配。

    【残酷なシーンについて】
    一回目に観た時は、残酷そうなシーンは眼をつぶっていたのに、二回目は見られました。
    音はすごいけど、映像は意外に想像してたよりは怖くないんですね。
    字幕を見逃せないので、一回目もちょくちょくは見てたけど。

    【後味について】
    どうしてか分からないけど、見終わった後に胸が疼くような・・・。
    もう一回観て、すごく軽やかな気持ちになりました。どうしてだろう。
    観れば観るほど軽やかな後味になる。
    意外にさわやかだから、自分で処理しきれません。
    きれいでないだけに、救われるんです。
    まるで心理面での外科治療のようだ。
    ・・・それって、この映画全体に言える言葉かも。

  • 70点 復讐は盲目なり[65点]

    2008-02-23  by むぎわら帽子のジミー

     悪徳判事に妻子を奪われ、冤罪により投獄された理髪師が、復讐を果たすために理髪店を開くスリラー仕立てのミュージカル作品。オープニングの◯肉パイ製造工程が、バートン監督の前作「チャーリーとチョコレート工場」を彷彿とさせます。

     私は、「ミュージカル映画は音楽が命」と考えている人間なので、その点ではものたりない。なにせ観終わった後、どんな曲が挿入されていたのか、一曲も思い出せないほどでしたから...

     ただ、ストーリーそれ自体がおもしろかったので、退屈はしませんでした。また、音楽が印象に残らなかったのはたしかですが、音痴な歌を聴かされて不快だったわけではないので、この作品がミュージカルとして制作されたこと自体は否定しません。

     お客にとっては、ひげ剃りを頼むと、ナゼか命まで取られてしまうという不条理なお話ですが、恐怖感を煽る演出は一切ないので、怖くはない。ただ、オチが読めなかったので、終盤はすこし驚きました。

     両極端な人生を生きた美容師の哀れな成れの果てをご賞味ください。


    2008/01/12 TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ(4)

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