さくらん ~花魁音楽画巻~

『さくらん ~花魁音楽画巻~』を価格比較。★★★(61点)『さくらん』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

さくらん ~花魁音楽画巻~
60点
出演 土屋アンナ,椎名桔平,成宮寛貴,木村佳乃,菅野美穂
発売日 2007年2月21日
定価 1,980円(税込)

 

価格比較

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商品詳細情報

販売元 角川エンタテインメント
発売日 2007年2月21日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

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映画生活ユーザーによる「さくらん」のレビュー

  • 60点 土屋アンナの「声」に。

    2007-05-09  by としぞ。

    良くも悪くも、写真家が撮った映画、という印象。
    赤を基調にした色彩美はなかなかに目を見張るものがあるけれど、カメラワークが平坦であるために、その鮮やかさは「映画」としては監督の意図ほどには生かされていない。おそらく蜷川監督は写真家としての感覚で、ファインダーを覗くように構図を決めていたように感じられるのだが、場面を「切り取る」ことを前提に被写体に向き合うフォトグラファーの習性のようなものがカメラワークの平坦さにつながってしまったのだろう。この映画関連の写真集が出版されているようだが、その映像美は(見てないけど)素晴らしいものだと思う。しかし、残念ながら映画は別ものだ。写真家としての映像美にこだわりながら、今後も映画監督を続けていきたいと考えているのなら、その「美学」を映画的感覚に転化する撮り方を学ばねばならないだろう、と感じる。

    今後も続けていく、と言えば、土屋アンナだ。彼女はこれからも女優業を続けていくのだろうか?と言うのも、もしも続けていくとしたら、彼女の声が大きな枷となるような気がしてならないのだ。
    土屋が演じた「きよ葉」の生き方は、なるほど彼女のルックスを含めたキャラクターに重なる。ある意味適役と言えるだろう。しかし、彼女がセリフを口にするたびに、「下妻物語」で鮮烈な印象を焼き付けた「イチゴ」が思い浮かんでしまうのだ。バリバリのヤンキーたるイチゴのキャラクターに土屋のあの「声」があまりにもマッチしていたために、その「声」があまりにも強く記憶に刻まれたために、土屋アンナが花魁を演じるという「画面の中の現実」がもろくも崩れて虚構性が露見してしまう。おそらくあの声である限り、これから先どんな役を彼女がしようとも、映画的現実の崩壊がつきまとうのではないか。逆に言えば、あの声が生きる役柄にしか土屋アンナの「女優」は成立し得ないのではないか。演技云々は別にして、土屋アンナの突出したキャラクターを評価しているが故に、「さくらん」を観て余計な心配を強く感じてしまった。

    何か「80年代サブカル的」な言い方だが、「さくらん」は、(写真家の)蜷川実花、(モデルの)土屋アンナ、(アーティストの)椎名林檎、(クリエーターの)安野モヨコ、といったキーワードの複数に反応する方には特に楽しめる作品だろうし、或いは友人同士で気軽に出かける娯楽としては十分なものだと思う。が、映画にどっぷり浸りたい方には、ちと不満が残るかも知れません。

  • 80点 丸出しで押し切る

    2007-03-04  by りんぼ

    映画にはその雰囲気に飲まれるということがあるのだが、この映画はその典型に思える。入り込めると色々なことが気にならないのだが、躓くと粗が目に付いたりする。自分はすんなり入り込めたせいか、あまり色々なことが気にならなかった。
    この映画は今に通じるものを多く感じることが出来る。それは、単に音楽を現代風にしたりといった部分だけではなく、内在するテーマに普遍性を感じることが出来たからだろう。特に主人公が時代を感じさせない女性であった点が印象に残る。彼女は幼くして自由を失った身であるが、本当の自由を求める姿には共感を覚える。彼女と外の世界との間にある様々な障壁があり、その壁になんども打ちのめされるが、決してそれに折れたりしない強さが彼女の魅力に思えた。
    現代と違うと感じたのは吉原が売春宿とは違う「規律」があったことで、今にしては失われてしまったものなのかもしれない。それについての良し悪しはまた別の話だとは思うが。

    この映画が時代を感じさせないもう一つの理由はやはり音楽にある。椎名林檎が担当した音楽がどれも現代風であるし、話を盛り上げる重要な要素になっている。その辺りは最初から狙いが見えていたので音楽の大きさも気にならなかった。
    また、映像的にも極彩色を使っているのだが、楼閣の浮世離れした雰囲気を作るにはこれもありだと思う。
    象徴的に使われている桜の乱舞や、おいらんの衣装、金魚、などなど、どれもがこの映画の世界を構築するのに一役買っている。そういった意図が見えてくるので、本来感じるはずの違和感も特色として受け入れてしまう。
    あと、メインスタッフに女性が多いせいか、エロティックな感じは全然ありませんでしたね。この辺りは期待して観に行った人には不満が残るかもしれない。この辺りが女性視点なんだとわかります。

    特殊な世界で人とは違うものを持った主人公が結果的に望んだものには意外性があったのだが、納得の出来る内容だった。
    まあ、この結末の後に彼らがどうなるかというのは現実ではあるが、これは要するに御伽噺なのだ。だから、ああも桜は美しいし、美男美女で文句無しなわけである。
    そういう作り手の意図がかなり丸出しなところがあるんですが、私にはそれは牽引力のように思えた。何より、結果的に楽しめたのだからそれで良しなのだ。

  • 60点 美しい…

    2008-05-13  by こわれもの

    画像も音楽もGOOD!

    土屋アンナも存在感抜群!管野美穂の魔性は私的に大好き。

    ストーリーにほんのちょっと?薬味不足かなぁ…

  • 40点 写真集の方が綺麗

    2008-05-20  by 未登録ユーザodpn

    私は蜷川実花も椎名林檎も好きだし、土屋アンナも嫌いじゃないです。

    が、椎名林檎の音楽は映画のBGMにしては存在感がありすぎて映像とブった切れているし、土屋アンナの存在感は軽すぎるし、期待していた画の美しさも蜷川実花の写真集に比べるとそれほどでもない…という感想です…。

    私は原作のグロテスクな部分が好きなのですが、それが映画に現れていないのも残念。全体的に軽すぎます…深みが無いというか…表面をなぞっただけ、というか…。

  • 10点 良い所が見つかりません

    2008-05-14  by 未登録ユーザガルバドス

    ストーリーはうすっぺら、演技は下手、目が疲れるだけのケバい映像。

    あ、静止画なら綺麗ですね。なので10点あげましょう。

  • 80点 鮮やかさに満たされました。

    2008-05-17  by 睡蓮

    とても色がきれい。画面が赤でジャックされていました。
    蜷川実花監督、この人が十年後どんな映画を撮っているか、楽しみだな。
    その頃には私はファンになっているだろう。
    とても心を酔わせる人です。耽美に嵌まり込めます。
    舞台劇演出家の蜷川父親とそっくりだ。
    二人とも引き込ませてくれる。

    原作も監督も音楽も、主役もみんな格好いい。
    全員女子受け業界1の集団です。
    とっても心地よかった。
    女の園で、みんなが個性をのびのびと発露しているって感じ。
    耽美で、それが好みでした。

    土屋アンナもすごく、私は良かったと思います。
    啖呵を切れる女優って、実はそういない。
    生き方があって、初めて啖呵に味わいが生まれるものだから。
    道中の気位の高そうな、風格とかとっても夢見心地にさせてもらいました。

    日本人の女の子って感じの集団で、多分外国から見たら楽しそうに見えると思う。
    江戸ですよね。江戸文化は、こういう側面がとても優れているので、もっとみんな楽しめばいいと思う。
    着物もきれいでした。

    原作のでしょうけど、とにかく台詞にキラキラ輝いているものが沢山散りばめてあった。
    「間夫を信じて何が悪い。」
    「多くを得るものは多く憎まれる。」
    「何処へ言っても同じ事。それが分かっただけでも儲けものだ。」
    「同じ地獄を知っているから、同じ地獄に落としてやらねば気が済まぬのじゃ。」
    「泣いても負け、言っても(?)負け、勝っても負けだ。」

    あらゆる個性が、一番いい状態で表現されていたと思います。
    これは、楽しめました。
    女の視点で描く映画には、目が無いのですが、これもその代表です。

    キャストが、的確で笑えました。
    女性が見る、美しさとか、自意識とかそういった面まで鑑みて、キャスティングしているなぁという感じ。
    共感しました。
    管野美穂が、きれいでした。
    ただ、最後のほうで意地悪をする時、ちょっと照れが感じられたな。
    もっと意地悪く徹底して欲しかった。

  • 30点 次があるのなら頑張ってください。

    2008-05-06  by 自然堂

    「私の写真が動いたらこうなるのよ」
    「私の感性で創るのよ」
    「女性を前面に出して創るのよ」

    その志は壮と認めます。
    しかし、志で作品の価値が上がるわけではありません。まぁ初監督(理由にならんがw)ということなので、次があるなら、映画として面白いものを期待します。

  • 10点 同じ女として恥ずかしいです。

    2008-01-23  by 未登録ユーザディゼーニョ

    DVDで観ました。

    表面的で中身がからっぽ。監督と出演者達のコメント吹き替えでも『(子役の)ほっぺプニプニでかわいいの〜♪』『ここの帯、実はハートに置いてるんだ〜♪』他にもファッション・美術についてカワイイとかしか言ってなくて、(あと本人達がしゃべるのが恥ずかしいとかも連発してたけど)各シーンの意図や製作秘話等が殆ど無くやっぱり中身が無いな〜と思いました。

    イギリスメディアからのインタビューが特典映像の中にありましたが、『イギリスは中身のあるものを評価するが、日本は表面的な美しさしか捉えられない』的なことを言われてました。監督は馬鹿にされている事気付かなかったのかな?そしてその意見に加担するような作品を作ったことも。

    あと、監督は製作にあたり<色彩><しぐさ>にこだわったと言ってましたが、それだけ?じゃあなんで映画やろうって思ったの?と思いました。

    キャスト・スタッフは原宿系(ファッション誌で言うとcutie・zippar)でカリスマ的存在の人々ばかりです。それら10代〜20代前半女性にはカワイイ〜♪おしゃれ〜♪と受け入れられるとは思いますが、同じ(原宿系)で20代前半の私は中身のある充実した人間になろうと思わせられました。

  • 80点 これは面白かった。

    2007-12-26  by みるる

    これは少女漫画が苦手な私でも面白かったですよ。
    監督のヒロインの描き方に好感がもてました。
    ウジウジ、メソメソせずきっぱりしていてどんな事があってもめげない快活なヒロイン・きよ葉はかっこいいですね。演じた土屋アンナの演技もエネルギッシュでパワーがあり、見ているほうも元気をもらいました!!
    あとセットや衣装が綺麗で豪華ですね!!セットや衣装を見るだけでも見る価値ありです!!

  • 0点 ダメだ・・・

    2007-09-24  by 未登録ユーザまろとき

    これはダメだ。
    全く感情移入できないし内容も薄っぺらい作品だと感じました。
    強いて言うなら、色彩とタレントぐらいしかみるところがありません。

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作品情報

(C)2007蜷川組「さくらん」フィルム・コミッティ(C)安野モヨコ/講談社