博士の愛した数式
『博士の愛した数式』を価格比較。★★★☆(73点)『博士の愛した数式』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 出演 | 寺尾聰,小川洋子,小泉堯史,深津絵里,齋藤隆成 |
|---|---|
| 発売日 | 2006年7月7日 |
| 定価 | 4,935円(税込) |
価格比較
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amazon.co.jpによる解説
小川洋子原作の同名小説を映画化。タイトルどおり数学の「数式」が登場するのだが、できあがった映画は“理系”よりも“文系”の印象。全編に、メランコリックで心地よい空気感が漂っている。交通事故の後遺症で、80分しか記憶が持たない博士の元に、新しい家政婦がやって来る。やがて彼女の息子も訪ねて来るようになり、博士は息子の頭の形から彼をルート(√)と呼び、3人の絆は深まっていく。
物語は、成長して数学教師になったルートが、授業で教えるシーンと並行して進んでいく。「素数」「完全数」といった数学嫌いの人には頭が痛くなる単語も、博士のシンプルな説明で、すんなり耳に入ってくるから不思議。それは大人になったルートの授業でも同じで、演じる吉岡秀隆の真摯な教師ぶりに引き込まれるのだ。博士とルートのドラマには、阪神タイガースなどのネタを効果的に使用。ドラマチックな何かを期待して観ると肩すかしを喰らうが、ほんのりと温かい後味は得られる。それは小泉堯史監督の持ち味でもある。(斉藤博昭)
商品詳細情報
| 販売元 | 角川エンタテインメント |
|---|---|
| 発売日 | 2006年7月7日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 1 |
| 形式 | DVD |
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映画生活ユーザーによる「博士の愛した数式」のレビュー
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数学の哲理になぞられた人間論2008-06-16 by
牧坂満
女優が大女優にステップアップしていく過程に、@可愛い!→A綺麗!→B凄い!→C怖い!という段階があると思います。この映画でのクライマックスに重要な役柄で、浅丘ルリ子が登場して、映画のドラマ性をもう一つ躍動させるのですが、彼女は本作品でC怖い!の域の大女優に到達したと思います。
映画は小泉尭史監督の師である黒澤明監督が遺したシナリオを映画化したものですが、無垢な数学博士(寺尾聡)の人間表現に師の投影が感じられて好感が持てます。もう一人の主人公の未婚の母を演じているのは深津絵里であり、若手ながらB凄い!の域に達している女優です。数学博士は数学の能力はそのままなのですが、直近の記憶が80分しか持続しないという人物設定されており、その奇妙で面白い人間的交流が、成長して教師(吉岡秀隆)となった青年の巧みな要約を通して、映画の映像になっていくのです。それによって、数学の哲理になぞられた人間論というものが、博士の愛した数式として、心優しく、静謐で、誠実に語りかけられていくのです。
小川洋子の原作小説を題材にしていますが、大幅な脚色がなされて、映画的にダイナミックな作品に仕上げられています。「雨あがる」、「阿弥陀堂だより」同様の人間ドラマを御堪能下さい。
【レンタルDVD】鑑賞
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数学嫌いにもおすすめしたい2008-07-24 by
ヘビメタさん
1. ストーリー
交通事故の後遺症により、80分しか記憶が持続しない数学者の「博士」(寺尾聰)。彼の身の回りの世話をするために家政婦が派遣されるも、その特殊性ゆえなかなか長続きせずにいた。そこに後任で派遣されたシングルマザーの家政婦(深津絵里)は、博士の特殊な障害を理解した上で、一生懸命に世話をする。博士の元来の優しく子供好きな性格と相まって、家政婦とその息子はいつしか博士の誘う数字の奥深い世界へと踏み込んでいった。
2. 感想
良かった!んー、久々に満点です。邦画は無理に背伸びをして大失敗したり、無駄に恋愛を絡めてみたり、技術力が低いのをごまかしたいのか馬鹿馬鹿しいハチャメチャ映画も多いので、正直に言えばそれほど期待していなかったんですけど…本作には良い意味で裏切られました。エンドロールの手前で、思わず目頭が熱くなった自分に驚いたほどです。
非常に静かな物語ではあるのですが、そこには素朴な人間同士の心のふれあいが描かれていて、観客は気が付けば登場人物たちのことを愛してしまうような巧みさがあります。「数式」と聞いて身構えそうになるのですが、博士の語る数字の魅力はとても分かりやすく、そして深い。かく言う僕は完全な文系人間で中高時代も数学は大の苦手だったんですが、そんな僕でも充分に楽しめました。どころか、もしこんな先生に当時めぐり合っていたなら、と思わずにはいられません。確かに法学でも、深く深く理解している教授の方が不思議と分かりやすく教えてくれるものなんですよね。本作はフィクションですが、この映画の製作陣が数学の教材を作ったなら、日本の数学レベルはぐっと上がるのではないでしょうか。
3. 演技
深津絵里(家政婦)も寺尾聰(博士)も演技は完璧でしたね。前者は美人だけどちゃんと所帯染みた雰囲気の女性を演じられていて、その外見的美貌にではなく演じた人物の内面的な美しさに引き込まれそうでした。一方の寺尾聰はこれまで僕は嫌いだった(特に「亡国のイージス」が決定打だった)んですけどね、そうしたネガティブな印象を一掃して余りある見事な演じっぷりで、「博士」を愛せました。
4. 映像
壮大な映像があるわけでもなく、特別スリリングな画があるわけでもないのですが、要所々々に写し出される長野?の自然が実に日本的で美しいんです。わざとらしくなく、また気取った感じのないさりげないシーンなのですが、緑の美しさが画面から溢れんばかり。そうだ、日本は美しい国なんだと再認識させられました。
5. おすすめ
アクションや笑いは一切なく、静かに物語が進んでいく「大人の映画」のように思いますが、中学生以上なら幅広い方々にお勧めできそうです。中でもおすすめしたいのは外国人ですね。日本にもこんなにすばらしい映画があって、こんなにも美しい自然があるのだと見てもらいたい気分です。それと実際に数学を勉強している学生さんにも、強くおすすめしたい。あんなにも無機質でつまらなかった数字の世界が、みるみる魅力的な世界に見えてきそうです。
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数学に接するためにはお薦めです2008-07-23 by
銀鱗(guin-rin)
私も,原作を読んでいますし,(家でですが)映画化されたされたものも見ました. この博士は「数論」や「群論」ご専門のようでして,少し私とはジャンルが違うのですが,「数学は身近にある」と,教えてくれる存在です.
私も,少しおかしくて,タイムカードの時計が「18:30」だったりすると「あ,コレ約分出来るじゃん」とか思うので,博士の気持ちが解ります.
聡さんは,宇野重吉さんの息子さんで,若い頃は少しとっぽい感じでしたが,今ではお父様に似てきて,凄く優しいおじさんになってるのも,魅力です.
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原作変えすぎには感心できぬ2008-02-24 by
nonoyamasadao
このところ、毎晩DVDを観ている。でも、書くのはおととしに観た映画で、「博士の愛した数式」である。原作の小川洋子さんについてちょっと書く。「冷めない紅茶」から読んではいたけど、不吉な予感が漂う作風で、当初はとても微妙なポジションの作家だった。エッセイなど読むと、恐れ多い感じの人だが。。。まあ、皮肉を書いているのだが、似て非なりの江國香織ほど好きにはなれない。でも文体はスタイリッシュだ。彼女の嫌み加減が気にならなくなったのが、この原作のころからだ。
小泉堯史監督は「雨あがる」から端正な画面構成で、フィックス・ショットが冴える正統派だ。この作品だとロケがよい。早春の樹木がきれいだ。黄色と白の花が遠景でぼやけて見える。あの黄色いのはたぶん、さんしゅゆ、連翹、むれすずめだろうとか、白いのはあせび、ゆきやなぎかなあとか、低木が気になってしょうがない。それが楽しいのだけど。空も澄んでいる。
物語作家を峻拒する小川洋子さんだが、この作品だと、ストーリーテリングがうまくいっていて、喪失と愛惜が巧く配合されて暗くはならない。映画の好みなら文句なしだが、客観基準で採点するなら、年間ベストテンの圏外だろう。博士の記憶が80分というのは、短期的記憶を長期的記憶に変換できない失調をもつ「50回目のファーストキス」のドリュー・バリモアと同じである。採点が辛くなったのは、吉岡秀隆くんの回想から始まって、進行してゆくという展開が”あらぬこと”だからだ。その細工で失敗している。博士の寺尾聰、シングルマザー家政婦の深津絵里、少年の√クンだけで十分だ。義姉の浅丘ルリ子の役回りは実は深いのだが、巧く描けていない。
エンディングの陽だまりのキャッチボールは、「フィールド・オブ・ドリームス」みたいでほほえましいが、やっぱり、原作の方がいろんな意味での一幕だったと思う。
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シンプルイズベストな人生2007-12-13 by
睡蓮
主人公たちのシンプルで気品ある生き方が良かったです。
とても好感がもてます。
博士だけでなく、主人公の人柄も魅力です。
追い詰められているだけに、輝いているんでしょうか。
少年の性根のよさも、主人公の人柄に端を発していると思います。
テーマは数学の概念の完全なる美しさ。
そして、小さな親切の集まり。
映画を見て泣きました。
原作も素敵でした。
原作は、数学の本質や公式が出てきて、そこは理解できなかったです。
主人公は、ある意味恵まれていて、周囲の人間からたくさんの親切を受けます。
けれど、映画では主人公側の人間が
曖昧に頷くだけで、はっきりと「ありがとう」と言わない点にもどかしさを感じました。
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数学が苦手で、野球に興味がない私でも・・。2007-04-19 by
みるる
私は数学が苦手ですし、野球にも興味がありません。
しかしそんな私でもこの映画は無条件にいいと思いました。
理由は寺尾聡が演じた「博士」の優しさが見ているだけでよく伝わり、映画全体の雰囲気をよくしているからです。その雰囲気のおかげで数学の苦手な私でも数学の魅力がわかりました。
そこがとてもいい点だと思いました。 -
いまひとつ。2006-01-22 by
みなみ
ほかの映画で
原作と映画は違う
それぞれの楽しみ方があるはず・・・
と、散々あおった立場にある私がこういうことを言ってはおかしいと思うんだけど・・・
原作がお母さん視点
この映画は子供視点で描かれていて、
それはそれでいいんだけど
何かもう一つ伝わってくるものが足りなかったです。
義姉義弟の関係も
物足りなかったし。
優しさとか季節の美しさに関しては
否定しません。
うまく描かれていたと思います。
でも何かひとつピリッと来るものが・・・。 -
数字と数学2008-08-26 by
kobyas
80分しか記憶の持たない数学博士と家政婦一家とのほのぼのストーリー。
そこらへんに転がっている数字から数学としての話の広がりかたは見事だし楽しい。数学なんて学問としては日常からは一番遠いものと思ってましたが、数字というものは逆に身近な存在であることを考えると、数学ももうちょっと身近なものかもしれません。そう考えるともう少し数学好きになれたのかも。
人は過去にとらわれずひたすら今を生きていけばいい。
博士の生き方はまさにそれそのもの。
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愛があふれる作品2008-07-12 by
てるてる13
以前、何気なく見てとても気に入りまして、小川洋子さんの原作を読んで納得。
改めて、DVDで見ました。
愛があふれる作品です。寺尾聡さんはいい役者ですね。
映画は、吉岡秀隆さん演じる大人になった「√」が語る話。こういう先生に数学教わりたいですね。
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良かった〜。2007-12-13 by
ぺんたろ
数学者の半生を描いた映画。
大人が忘れていた気持ちを思い出させてくれる映画です。
それから、僕は数学は得意なほうでしたが、
友愛数、素数、完全数、オイラーの公式
って、そういう見方もあるんだ〜って、ちょっと感動してしまいました。
是非、1回は見てください。










