さらば、わが愛 覇王別姫

『さらば、わが愛 覇王別姫』を価格比較。★★★★(83点)『さらば、わが愛 覇王別姫』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

さらば、わが愛 覇王別姫
83点
監督 チェン・カイコー
出演 レスリー・チャン, チャン・フォンイー, コン・リー
発売日 2005年11月25日
定価 2,500円(税込)

 

価格比較

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さらば、わが愛 覇王別姫 まとめて売る

amazon.co.jpによる解説

中国激動の時代に生きた、京劇俳優の程蝶衣と段小樓。女形の蝶衣は段小樓を愛していたが、彼は娼婦と結婚してしまう…。戦争が、京劇という芸術の世界も侵しつつあった時代を背景に描かれる、ふたりの男たちの愛憎のドラマ。
前半は、京劇の学校で厳しい訓練に耐える主人公の少年ふたりの友情にスポットをあて、後半は、時代の波に飲まれながらも、愛と演劇を貫く男たちのストーリーがつづられる。段小樓を愛しながらも、その愛を得ることができず、苦悩する程蝶衣を演じるレスリー・チャンの艶やかな美しさが圧倒的な存在感を見せる。段小樓と結ばれる娼婦はコン・リー。監督はチェン・カイコー。カンヌ映画祭パルム・ドール賞受賞作。(斎藤 香)

商品詳細情報

販売元 アスミック
発売日 2005年11月25日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

関連商品

映画生活ユーザーによる「さらば、わが愛 覇王別姫」のレビュー

  • 90点 哀しき金魚

    2008-05-10  by クラリス2号

    その姿は艶やかで美しく、心動かす
    京劇という水槽で舞い
    愛という水に泳ぎ
    時代という水に溺れ
    わが想いに沈む
    激しくも儚いその運命

    中国動乱の時代を背景に、京劇に身を捧げたふたりの男とひとりの女の物語。
    主役のレスリー・チャンはその圧倒的な演技と存在感でスクリーンに「永遠」を残しました。

  • 100点 演技に感嘆。

    2008-04-12  by 黄金のキツネ

    三国志マニアだった関係で、「覇王」が項羽のことを指すことだけは知っていた。だから「姫」とはたぶん虞美人のことであり、楚漢戦争の末期の項羽と虞美人との別れを中心とした歴史+悲恋物かと思った。もちろんパッケージ表の妖艶な美人の絵にクラクラッときたのも理由のひとつだった。

    ところが予想とはまったくかけ離れた物語が始まった。「えええっっ!?」と思ったのだが、そのまま約3時間、目は画面に釘付けとなった。

    日中戦争以前から共産中国の文革後までの中国の近現代を背景に、波瀾万丈、かつすぐれた筆致でストーリーが描かれており、すごい吸引力がある。そして主人公の程蝶衣を演じた役者たちが、もうめちゃくちゃ上手い。少年期を演じた尹治(イン・チー)は少女かと思ってしまうほどの容姿と繊細さがあるし、そしてなによりも成人期を演じた張國榮(レスリー・チャン)の演技には、ほんとうに感嘆してしまった。

    いろいろな映画で、役になりきってるなぁとか、すごい演技をする人だなぁと感じた俳優は何人もいた。それでも名優と呼ばれている人ではあっても、映画を観ている最中に、ふと俳優自身の存在をその演じている役の背後に感じてしまうことが多かった。

    しかしこの映画でのレスリー・チャンは、主人公の程蝶衣に身も心も完全に憑依しているかのように思えた。だから画面からはレスリー・チャンの存在はかき消え、程蝶衣だけが存在しているように思われた。演技を超えた演技、とでも言うのだろうか。人間は常人を超えた凄まじいことが本当にできるものなんだ。

    だから小樓役の張豐毅(チャン・フォンイー)が今ひとつ冴えなかったのも、あまり気にはならなかった。京劇と一人の男性に想いを懸けた生涯を重厚に描いた傑作で、カンヌでパルム・ドールに輝いたのも納得の作品です。


    (まあでもこれからはパッケージの裏もちゃんと読んでから借りることにしますわ。かなり疲れているときに観たので、観終わったときには心身ともに、「づがれ"だあ"ぁ・・・」となりましたので。)

  • 100点 映画館で観たい!

    2008-08-02  by kinokino

    この作品が公開されたとき、私はまだアイドルに夢中の年頃で、映画館に足を運ぼうなんて、思いもしませんでした。

    あれから○年。何度も鑑賞してます。DVDで…。

    根っからの悪人なんてそういないだろうけれど、どんなときでもブレなくて人格者、そんな神様みたいな人間もいるわけがない。自分の意志とは無関係なものに翻弄され、愚かにも憎しみ合い傷つけ合い…。この作品の主人公は「あの時代」そのものなのかも。

    演技のことは何も分かりませんが、画面から伝わるレスリーチャンの迫力には毎回圧倒されます。いつも、我が身を削って反物を織り上げた鶴を連想してしまうのはなぜでしょうか。

    重苦しい話が3時間近く続きますが、本当にテンポが良いので、だれることはないと思います。ただし、鑑賞後の衝撃というか、自分の中への侵食度合いはかなりすごいので、休前日に鑑賞されることをお勧めします。

    あーあ、死ぬ前に一度でいいから、映画館で観たいなあ。御覧になった方々が羨まし過ぎます。

  • 100点 京劇を巡る妖しい光に充ちた悲劇

    2008-03-16  by 星空のマリオネット

    素晴らしい映画でした。
    なぜ今まで観ていなかったのか?!
    「さらば、わが愛・・・」なんてタイトルが邪魔していたように思います。

    舞台は大陸中国の首都北京。
    時は日中戦争から文化大革命という大激動期。
    役者は京劇女形の程蝶衣と覇王を演じる段小樓、そして小樓の妻菊仙。
    妖しい光が全てを巻き込む流麗な大叙事詩です。

    先ず、序盤から前半にかけでの逃げ場のない子供達の世界(京劇版「虎の穴」)が、圧倒的に素晴らしい。
    世に言う日本映画の黄金期、溝口健二や黒澤明を想起させるような濃密でエネルギッシュな人間ドラマと惹きこまれるような映像。後半、京劇という伝統文化に対し敬意を表する日本軍人を、称える場面が出てきます。これは、伝統文化を継承した日本(映画)に対する、作者のリスペクトの表れではないかと感じるほどです。

    さて、少年時代の蝶衣(小豆子)の悲しいほど純粋な女形は、その表情、身のこなしとも限りなく美しく、儚いけれど芯が通っている。また、彼をかばう少年小石頭(後の小樓)の頼もしさといったらないくらいです。

    ところが、青年期、京劇界の花形となったこの二人の魅力は、私にはよく分かりませんでした。
    舞台から素顔に戻った蝶衣役のレスリー・チャンは、女としての思いを表現し巧いと思います。
    しかし、女形については違和感がありました。京劇の演技についてはよく分からないので軽率なことは言えませんが、表情、身のこなしとも柔らかさに欠けるというか、男の無骨な素顔が透けて見えるような気がしたのです。舞踊の心得の問題なのでしょうか。蝶衣の少年時代小豆子を演じた子役の「イン・チー」が余りに素晴らしかっただけに残念です。
    一方、小樓役のチャン・フォンイーの人物表現には少し疑問を感じました。蝶衣からの愛に対する受けの場面が物足りなかった。

    しかし、そういった難点をカバーして余りある過酷な物語の見事さと、周囲を固める役者の見事さ。
    京劇界の顔役袁四爺を演じたグォ・ヨウの複雑で不気味な存在感。
    遊郭の花魁の立場を脱ぎ捨て小樓の妻となった女菊仙を演じたコン・リー。蓮っ葉で地味な引き立て役から、母のような女としての存在感をしっかり刻みつけるまで、女優としての実力を見せてくれます。

    ラストにかけての、業火に焼かれる蝶衣と小樓の叫びと孤立した菊仙の姿はまさしく悲劇。そしてその悲劇はその11年後まで息を続けていたのでした。

    本作は、チャン・カイコー監督の1993年カンヌ映画祭パルムドール大賞受賞作です。

  • 70点 「活きる」と似ていますが…

    2005-04-10  by 理屈屋

    中国の近代現代を描いた大河ドラマといって良いのではないのでしょうか。
    京劇を演じる者達の厳しい修行と芸の道、兄弟のように育ってきた京劇のスターの互いを想い合う複雑な男同士の愛にも似た感情、娼婦と京劇の覇王役の花形役者との男女の愛憎。
    こういったことが1920年からの50年間に展開する様々歴史的事件や出来事の中で翻弄され変質していくのを私達は見ることになります。
    チャン・イーモウ監督の「活きる」と似ていますが、「活きる」がごく普通の一家の半世紀を描いたのに対して、本作では、京劇、同性愛、娼婦など、いくぶん特殊な内容が加わっているため、少し焦点が散漫になってしまったように私には感じられました。
    とはいえ、私的には「活きる」は120点ですので、本作が平均点以下と言うわけではなく、充分に秀作だとは思います。
    ただやはり、主役3人の関係の微妙な変化(反発したり受け入れたり感謝したり裏切ったり)などの必然性の描き込みに多少散漫さがあるような印象を受けました。手に取るようにこのときの気持ちがわかっちゃう、とか、痛いほどその気持ちに同化させられてしまう、といったようなところまで描き込んでくれると、私として大感激して120点!とか言ってしまうんですけれど…。ちょっと残念。

  • 70点 大河ドラマ

    2002-09-23  by 未登録ユーザ仮名側之丞

    『ラストエンペラー』以来、中国を舞台にした大河ドラマが増えてきたように感じる。この前見た『宋家の三姉妹』もそうだったし。『さらば〜』はかなりまとまった方だと思う。
    京劇の役者2人の、子供時代からのスパルタ式しごきの中で育まれる友情、女形を演じる小豆(程蝶衣)の悲しい運命、そして中国の歴史に翻弄される彼らを描く。
    小豆と運命を共にする京劇役者・石頭(段小樓)とその妻との三角関係を軸に展開。
    題名にもなった『覇王別姫』は、漢詩に出てくる「項羽と虞美人」(四面楚歌の語源となった彼らの最後)の話。映画の中で何度となく演じられる。
    カメラが良く、とくに虞美人を演じる程蝶衣が恐ろしく綺麗に映っている。覇王(項羽)を演じる段小樓も良い。
    『ピンポン』でチャイナを演じたコン・リーが少年時代の程蝶衣(小豆)役で、こちらも女形の扮装は成人の役者よりさらに綺麗。
    「運命からは逃れられない」京劇の師匠の言葉通り、程蝶衣は虞美人そのものとなって・・・。
    映画はかなり長い。だが途中で筋を飛ばしたかと思う位にもっと説明して欲しい所があった。最後もやや尻切れとんぼで唐突に感じた。
    最後まで見てしまったのは、ひたすら程蝶衣の綺麗さ、はかなさがひしひしと伝わったから。

  • 90点 美しいです。

    2008-08-04  by ぱれっと

    初めて見た中国映画。
    ただ一言、、、素晴らしかった!
    中国の激動の時代背景と一緒に、人間の愛と裏切りがとても上手に描かれていると思います。

  • 30点 美意識の相違

    2007-11-06  by 未登録ユーザviggo

    とりあえず、レスリーチャンの白粉を塗りたくった顔が美しいとは思わない。少年たちへの虐待(強姦含む)の部分は、目を背けた。虐待を否とも思わぬ人物を『師』と仰ぐ描写も理解不能。厳しい時代背景を並べ立て、その時代に翻弄された気の毒な人生です、だから可哀相と思えと押し付けられても、私には無理。アジアの映画は、肌に合わないので、ほとんど見てこなかったが、これはもう生理的に受け付けない。この映画が好きな人には、真に申し訳ないが、気味が悪かった。ただ、アレンジすれば、まともな映画になるとは思う。

  • 100点 中国映画の真髄

    2006-11-04  by 未登録ユーザ中国迷

     これほど力のある映画は、ほかの国の映画には望みようもありません。文化大革命という、負の遺産です。時代に翻弄される京劇役者たち。後で振り返ってみれば、一流の仕事というものは、不滅の光を放って、現代に生きるわれわれにも何らかの影響を与えているものです。京劇が好きで、中国語を勉強している人がたくさんいます。
     しかし無極をとった監督の作品とは思えません。張芸謀も陳凱歌も、もう終わってしまったのでしょうか?

  • 100点 文句なしの満点

    2006-06-28  by kokoloko

    私の人生における中国映画の位置づけを大きく揺るがした作品。この作品を見てから中国の文化(香港に偏りますが・・)に興味を持ち始めました。レスリー万歳!!私の中の傑作です!

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