キネマの天地

『キネマの天地』を価格比較。★★★☆(67点)『キネマの天地』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

キネマの天地
66点
監督 山田洋次
出演 中井貴一, 有森也実, 笠智衆, 松本幸四郎
発売日 2008年7月25日
定価 2,800円(税込)

 

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商品詳細情報

販売元 松竹ホームビデオ
発売日 2008年7月25日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

映画生活ユーザーによる「キネマの天地」のレビュー

  • 70点 皮肉な反応

    2006-01-24  by アキラ

    先日『吹けば飛ぶよな男だが』を見てこの作品のワンシーンを思い出しました。
    見てくれた人が、どんなに悩んでいたとしても自分の作品で立ち直れるような
    そんな作品を取りたいと映画界に飛び込んだ若い脚本家。彼の渾身の自信作は
    ベテランの喜劇監督によって手を加えられてドタバタコメディにされてしまう。
    その事で彼は腐るが、悩んで自殺まで考えていた客が偶然にもその映画を見て
    死ぬのが馬鹿らしく思えてきたと立ち直る。喜劇だから人を救えない事はない。

    昔『待ち濡れた女』で荒井晴彦氏が主人公の男が不能になるシーンを書いたら
    逆に腰が抜けるまでやりまくれと師である田中洋造氏に直され疑問に思ったが
    完成した作品を見るとそれが不能になるよりも哀しくて納得させられたらしい。
    そんな話を思い出させるシーンです。青二才が想像するよりもずっと人間って
    哀しく滑稽だったりする。そーゆー部分をさり気なく汲み取れているからこそ
    やはり山田洋次お得意の人情喜劇はホロリと気持ちの良い涙を流させてくれる。

  • 90点 ラッキーガール奮闘記

    2007-10-03  by 名画座の怪人

    映画館のしがない売り子が活動写真のスターの座に上り詰めるまでを描く立身出世物語。
    昭和初期の活動写真の撮影の様子が随所で見られるのも楽しい。
    撮影が順調なところは蒲田行進曲のメロディに乗せてテンポ良く見せてくれる。

    主人公小春は数々の幸運にめぐまれて出世して行く。

    1)時代背景 たまたまサイレントからトーキーへの移行期だったので良い声の役者が求められていた。
    売り子として鍛えた小春の声は映画監督小倉金之助の目にとまりスカウトされる。

    2)名監督に見込まれ修行。
    松竹蒲田の大部屋女優になった小春は芸術作品で評価の高いオガタヤスジロウ(明らかに小津安二郎ですね。)にしごかれ演技力をつける。

    3)大物女優の駆け落ち騒動。
    本来ならまだまだ主役をやらせてもらえない小春だが突然の事態に大抜擢。

    4)お人よしで娘おもいの父喜八(渥美清)の存在。
    肺病の持ちの飲んだくれだが元役者として小春に様々なアドバイスを呉れる。
    アドバイスのつもりで喜八は母との馴れ初めを語ったが、うっかり小春の出生の秘密まで喋ってしまう。
    それを知った小春は役者として大きく成長するのだった。

    さらに小春と関わる者たちのエピソードも見逃せない。
    映画作りに失望し挫折しかけた助監督の島田は、映画を唯一の楽しみにしている多くの貧しい庶民の存在に気づいて再び映画作りに戻る。
    スターと成った小春が撮影所のイベントで蒲田行進曲を歌いあげているそのとき、父喜八が浅草の映画館で小春の映画を観ながら息を引き取るなど。
    見所満載です。

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