母べえ 豪華版 〔3枚組 初回限定生産〕
『母べえ 豪華版 〔3枚組 初回限定生産〕』を価格比較。★★★☆(68点)『母べえ』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | 山田洋次 |
|---|---|
| 出演 | 吉永小百合,坂東三津五郎,浅野忠信,檀れい,志田未来 |
| 発売日 | 2008年7月25日 |
| 定価 | 6,090円(税込) |
価格比較
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商品詳細情報
| 販売元 | 松竹 |
|---|---|
| 発売日 | 2008年7月25日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 3 |
| 形式 | DVD |
映画生活ユーザーによる「母べえ」のレビュー
-
浅野がナイス2008-02-07 by
アキラ
<内容について>
エンドロールのバックに流れるモノローグの部分が私が最もこの作品に期待した所だったが、残念ながら話の内容自体は山田洋次が得意とする人情や家庭ドラマとはかけ離れていました。母に対する想いや母自身の想いが話の内容に噛み合ない。単に戦時下の苦労話という見せ方なら納得がいく所だが、戦争に対して説明的な台詞がやたらと多く必要以上に御上の愚行が強調される典型的な戦後反戦映画の語り口にゲンナリ。特攻に捕まった父のドラマから伝わって来るのは旧帝国体制に対する盲目的な嫌悪感ばかり。体面上子供が理不尽に母に叩かれたり見解の相違で施しを断ったり露骨なほどに抵抗への意志を表すシーンだらけ。これが今の体制への批判ならばまだ見るに耐えるが、何を云っても危険が及ぶ心配がない過去の体制に対するここまで徹底的に卑劣な一面を強調した描き方には嫌悪感を憶えます。
<演技について>
拾い物だったのは浅野の演技。山田洋次作品に出て来るキャラを演じるのは彼には不可能なのではないかと想っていたが、蓋を開けてみれば主演陣全員の演技を引っ張るほど山田映画に馴染んだキャラに化けていました。加えて子役が上手いものだから、逆に主役である吉永小百合の下手さが目立っていました。前作に続いてアイドルをメインに絶妙なキャスティングや上手い役者がガッチリと脇を固めた事でフォローするつもりが実力差の比較対象になってしまっています。それと利己的で拝金主義ではあっても正直さがニクい現代人を象徴するような奈良のおじさんを芸人つるべがバライティ番組まんまのキャラで演じてるって所はキャスティングとしても成功に思えます。このほんのり温かいエピソードがなければ救いようがありません。 -
吉永小百合のプロモ2008-01-31 by
GOGO夕張
吉永小百合のプロモ。
サユリストのおっちゃん達には大満足なんだろうなという感じ。
ラストのセリフもたまらんだろう。
作品的には飽きる事無く観れさすが山田洋次と思う。
しかし映画全体を通し奇麗な大事な吉永小百合のためになってるので深くない。
ちょっと周りが気を使い過ぎているんじゃないか。
肝心な事の一つであろう娘二人との絡みが違和感からか薄っぺらくなかなか僕の中で「母べえ」に結びついていかない。
そのせいか20歳そこそこの僕の心にはなかなか響いてこず。
結果的に家族愛よりも夫に対する純愛に比重がいってるせいなのか。
どちらにしろ愛という感じるものをそこまで感じる事は出来ず。
ターゲットの層が観ればもちろんもっと違うだろうと思うがそれでは今一歩な作品。
キムタクに続き吉永小百合と大根役者の主演が続いているが次は誰だろう。
このインパクトのある二人の大根を越える大根は思いつかないぞ。
楽しみだ。 -
アイデンティティの連続の確保2008-06-06 by
牧坂満
この映画は松竹にとって巨匠になった山田洋次監督による松竹大船調への邂逅でしょうか。大東亜戦争が終了してから暫くは日本の戦争を批判した映画が社会派と呼ばれる監督たちによって数多く製作されましたが、最近では歴史観の多様化により、左翼思想を扇情的にアピールすればする程、引いてしまう人々がたくさん現れています。山田監督は過去において「家族」「故郷」などで日本の下層階級の人々を描いた傑作を生みだしてきましたが、今回だけは感情的になり過ぎましたね。
団塊の世代にとってのアイドルを腫れものに触るように扱いながらの演出、日本が戦争に踏み切らざるをえなかった部分を描くことなく、「北の零年」に続き、再び60歳を超えるアイドルを主人公にした日活青春映画の延長を松竹大船調の脚色のもとに行ってしまいました。映画の配役の年齢構成にも無理があり過ぎます。イタリア映画のフランコ・ゼッフィレッリ監督による「ロミオとジュリエット」がシェークスピア劇の本場であるイギリス映画の「ロミオとジュリエット」を遙かに凌駕した要因の一つに、オリヴィア・ハッセイとレナード・ホワイティングという等身大で、原作と同じゼネレーションの俳優を起用したことがあると思います。壇れいが「母べえ」を演じたとしても無理がある筈なのに、何故、吉永小百合なのでしょうか。劇場には、かつての日活の人畜無害・青春映画に感動した世代の人々でいっぱいでした。彼らは異口同音に昭和の時代を懐かしみますが、これは年齢を重ねると、現代の時代背景や若者文化についていけなくなる焦燥感から、価値観や嗜好に違いがあると、それを否定したい感情と若さを失っていく不安が混在して、昔の可もなく不可もない映画や出演者を邂逅するようです。大戦当時は酷かったねーとかそん中にあっても人間味があったとかで安易に感情移入して肯定することによって、不安から逃避しようとするのでしょう。F・デイビスによる社会学の名著「アイデンティティの連続の確保」によると、人は、今の自分を肯定するために、過去の自分を肯定しようとする心理が働くのだそうです。
吉永小百合にとっての名画は浦山桐郎監督による「キューポラのある街」があげられ、小生も「キューポラ…」には100点採点をしています。しかし、本物の女優を目指すのならば、「蕨野行」の市原悦子のような役に挑戦してみては如何でしょうか。「蕨野行」は姥捨て山伝説の山形県山間部の映画化であり、60歳の老人たちを遺棄した「楢山節考」の集団版です。市原悦子のみならず中原ひとみの老女役も素敵でした。女優が大女優にステップアップするためには、@「可愛い!」→A「奇麗!」→B「凄い!」→C「怖い!」を経由して大女優になっていくそうです。キャンディーズの田中好子は「黒い雨」で、B「凄い!」にステップアップしました。蒼井優はあの若さで、B「凄い!」に到達しています。山田五十鈴の「雨月物語」怖かったです。最近では岩下志麻や浅丘ルリ子が、C「怖い!」に到達しています。
映画の宣伝では昭和初期の街並みを再現したオープンセットとありましたが、あくまでもチープな部分的撮影用のセットでしかありません。そして、減点対象になってしまう発泡スチロールの雪にも興味半減。唯一の褒めるポイントは俳優・浅野忠信の存在感でしたが、浅野と子役二人の演技が光っていました。 -
父べえと母べえの作った温かい家族2008-01-27 by
のびた
映画館は年配の方々がほとんどで、僕が一番若かったのでは、と思うほどでした。
さて、この作品。山田洋次監督は声高に反戦を叫んでいるわけではありませんが、その時代の家族を描くことによって、その思いは確実に観客に伝わってきます。
父べえは思想犯で捕まるのですから、その著書の中で、反戦をうたっているのでしょう。この時代、戦争反対などと言おうものなら、こういうひどい目にあいます。だから、そう思っていた人たちの多くは口を閉ざしてしまいます。自由に思ったことを発言できない時代に、国に面と向かって間違いを正そうとする人間など、ほんの一握りでしょう。命懸けです。父べえは最後まで、志を貫き通したのでしょう。残された家族たちの苦しみを見るにつけ、自分にウソを吐くことはできないものだろうか、と思ってしまいます。僕なら、思想を覆したふりをしたことでしょう。
しかし、信念を曲げない父べえを母べえは、誇りに感じています。この家族がうらやましい。娘たちも父べえの写真に語りかけます。こんなに素晴しい家族を築き上げた、父べえの人柄が偲ばれます。父が捕まる前の一家は、歌声の絶えない、明るい家庭。今の時代にだって、そうあるとは思えません。
一家を支える山ちゃんを演じた浅野忠信は、おそらくこういうタイプの役は初めてだと思いますが、すごく良いです。壇れいも素敵です。子役の二人も素晴らしい。惜しいのは、やはり吉永小百合さんに、もう少し汚れてほしかった。苦労している筈なのに、きれいすぎます。
予告編で母べえが父に書くつもりの手紙の内容を子供たちに聞かせるシーンがありましたが、予告編では、こんなんじゃ泣けんぞと感じたのですが、本編を通じて観ると、やはり泣かされてしまいました。父べえが子供を思う気持ちを母べえが想像して、語るのですが、同じ年頃の娘を持つ僕には、もうどうしても涙を堪えることが出来なかったのです。
それから、やはり、最後の母べえのセリフ。これを言いたいがために、山田監督はラストシーンを考えたのだと思います。 -
地味(滋味)で激しい映画2008-01-27 by
星空のマリオネット
舞台の大半は家の一室と玄関前の路地。
この舞台のリアルさに手抜かりはありません。CGではなくセットで実現された、ごく狭いけれど濃密で落ち着きのある空間が、この物語をしっかりと支えています。
「母べい」はとても地味な映画です。
この山田洋次監督の新作には、「たそがれ清兵衛」や「武士の一分」にあったようなカタルシスや「華」はありません。
佳代(母べい)に対する、彼女の父親や滋(父べい)の恩師の仕打ちや官憲の嘲笑など、心ならずも人間の人間に対する傲慢さを露呈させてしまう軍国主義下の男社会に対し、山田監督は怒りや悲しみをストレートにぶつけます。
浅野忠信や鶴瓶が可笑しな味わいを出していて楽しませてくれたり、建前に生きる男たちに付き添う女たちの優しさに慰められたりもします。しかし、人間の尊厳を奪い取られた獄中の滋の酷い姿を見ると言葉を失ってしまう・・・
そんな世の中にあっても、耐え忍び毅然とした心を失わない佳代。子供たちを育て生き抜いていきます。
ラストシーンでは、佳代の奪われたものの大きさそして彼女の悔しさが、本人の口からではなく娘の口を通じて伝えられます・・・しかし、山田監督の優しさでしょうか、それだけでこの物語を終らせることはしません。
彼女の毅然とした生き様が大切な人にどれほど勇気を与えたかがきちんと語られます。
PS
吉永小百合演じる母べいと二人の子供たちの肝心のシーンがいまひとつだったと思います。お互い一歩引いているというか、距離感のようなものを感じてしまいました。
吉永小百合の年齢だとか、志田未来が小学6年生という設定には無理があったとか、いろいろあるかもしれませんが、私としては、全てを投げ出したような吉永小百合さんを期待していました。
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こんな時代に誰がした2007-12-21 by
紫
この「映画という作品」に対してはもう+10点でもいい位素晴らしい出来でした。
俳優さんも的を得た配役でよかったです。
ですが、これを観て何を感じるか、という部分で評価すると、私は何も劇場で見なくてもいい、と感じています。‘観る世代’によってかなり感想も違ってくる作品と感じました。
昭和20年生まれの主演の小百合さん。昭和15年に13〜9歳の子がいる母役は、きっと33〜40歳位の設定。フィルム全体の黄色がかった撮り方のせいもあると思いますが、実に若々しく美しく(実際綺麗なのだと思いますが)、夫役の三津五郎さんとは実年齢で11歳も違うのに年下の女房に見えます。
そういった点では北の零年の時に感じた「えー」みたいなのはありませんでした。
試写会場はめっきり高齢の観客が多く、笑う所が皆同じ。齢のころ55〜70歳位でしょうか?
残念ながら私は彼らが笑っている部分ではそんなに笑えませんでした。
終盤現代のシーンが僅かにありますが、いらなかったのでは、と思いました。 -
時代考証が興味深いです2008-04-09 by
むと
吉永小百合は、全編押さえ気味で浅野忠信とのプラトニックな関係も良かったです。ただラスト病床でのシーンはキャラクターが急に変わってしまったみたいで頂けなかった。それだけで映画の良さが消えてしまいました。
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小百合さんが母べえで良かった!2008-05-10 by
taiyaki
さすがに,たくさんの映画人から尊敬されている女優さんです。
60代にしてこの若さは素晴らしいです。若さというのは,見た目だけではありません。常に前向きに生きているから,内面が容姿に現れているのでしょう。だから,40年以上も女優として第一線で活躍できるのですね。
子役の二人が良かった。娘を思う母の気持ちも,母を思う娘の気持ちも,ひしひしと伝わってきました。志田未来さんは,「女王の教室」から注目していますが,今後が楽しみです。
残念なのは,数十年後のシーンです。とても不自然に感じました。わざわざ映像にする必要はなかったのではないでしょうか。観客一人ひとりが,それぞれの母べえの最後を想像できるような余韻を持った終わり方が良かったと感じました。 -
女優の考察2008-02-14 by
長官
団塊の世代のための映画であって、某・少数マイノリティー政党の歴史観を見せ付けられる困った映画。しかし、吉永小百合って大女優なんでしょうか!?
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ちょっとガッカリ2008-02-12 by
ハカセ3
観る前に回りの人が「初めから最後まで泣きっぱなし」とか「あれは泣けたねぇ」などと大絶賛の嵐だったので、十分な期待の上で観ました。率直な感想は特に無し・・・かな?面白くなくは無かったけど、面白くも無かった。観る前は、母親が子供の為に苦難を乗り越えてみたいな話かな?と思っていたのですが、そう思っていた自分が悪いと反省してます。
一緒に観た相棒は最後が無ければと言ってましたが、そういう問題でも無いような気がします。山田洋次監督は、本当に大好きでしたが今回は・・・。ただし、鶴瓶と浅野忠信と子役の2人は良かった。これだけは言えます。・・・ハァ。









