砂の器
『砂の器』を価格比較。★★★★(85点)『砂の器』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | 野村芳太郎 |
|---|---|
| 出演 | 丹波哲郎,加藤剛,森田健作,島田陽子,山口果林 |
| 発売日 | 2007年8月24日 |
| 定価 | 2,800円(税込) |
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商品詳細情報
| 販売元 | 松竹ホームビデオ |
|---|---|
| 発売日 | 2007年8月24日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 1 |
| 形式 | DVD |
関連商品
映画生活ユーザーによる「砂の器」のレビュー
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ダイナッミックな映像美と音楽2008-02-11 by
牧坂満
原作者の松本清張をして、過去における自分の原作が映像化されて、ことごとく失望させられているが、「私の原作を遥かに超えている」と言わしめた日本映画屈指の名作です。企画から完成までに14年間の歳月を費やしたといわれる橋本忍の脚本の情熱が見事に結実したものであり、昨今の日本映画の製作方法に対するアンチテーゼです。キーワードになる東北弁の「カメダ」は後の日本映画のエンターメントの傑作「踊る大走査線2・レインボーブリッジを封鎖せよ」での会話でも邦画の名作へのオマージュとして登場します。クライマックスでは捜査会議と東京交響楽団による演奏会、そして、親子が「カメダ」に行き着くまでの日本列島の原風景の春夏秋冬が三面同時進行して描かれており感動の涙を禁じえませんでした。当時は業病と呼ばれたハンセン氏病におかされた父と子供の遍路の道行きは、津軽の竜飛岬から信州、北陸、山陰と日本列島を縦断して撮影されており、本物の季節感溢れる名画面となっています。野村芳太郎監督の最高傑作にして、脚本が原作を超えた稀有の例であり、菅野光亮の書き下ろし交響曲をフルオーケストラで演奏した芸術の集大成による映画芸術を証明した作品です。この作品も邦画への興味がわかない方へ推薦する一本です。
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映画音楽と映像との幸福なシンクロ2008-09-07 by
星空のマリオネット
最も泣かせる日本映画の中の一本だと思います。
和賀の一世一代の晴れの舞台。ステージには自身の新作ピアノ協奏曲「宿命」を奏でる彼がいる。
ピアノを一心不乱に弾き振る彼に去来するものは、美しくも厳しい日本の四季を遍路する孤独な二人の影。幼い頃の彼自身と父親の二人です。人々から蔑まれ安住の地を求める、終りのない凍てつくような道行き。切っても切れないかけがえのない存在だった父親。
極貧から這い上がり今まさに名声を得んとする彼は、父の親心も知らず過去を封印してしまう。
自らの過去を秘かにぶつけた楽曲「宿命」のうねるような旋律とピアノの荒々しいタッチが、大自然の中の芥子粒のような二人の姿とダブり、観る者、聴く者の心を昂ぶらせます。
彼の鬼気迫るピアノと、オーケストラが奏でる優しい安堵の響きが、父親に対する強い愛情の存在を観客に確信させてくれます。
カタルシスの極致です。
涙なくして観ることができない、45分間にも及ぶフィナーレにいたる長丁場!
ところで、この映画の背景について一言。
野村芳太郎監督とプロデューサー兼脚本家の橋本忍。本作はこの二人の14年越しの執念が結実した作品です。忌み嫌われる暗いテーマであるがゆえに、映画化を渋ってきた松竹。橋本プロとの共同制作ということで突破口を開いた二人。
二人の思いを受けたカメラマン川又昂の映像も凄い。
オープニングシーン。ダークなオレンジ色に輝く海をバックに、黒いシルエットとなった砂の器が吹きすさぶ風の音とともに崩れていく・・・
父と子に容赦なく吹き付ける風の存在を意識させる、四季の風景が美しい。
PS
川又は小津安二郎監督の撮影助手を長く務めた経験があるそうです。「彼岸花」もそう。
日本各地の美しい景色を映像に収めてきた松竹映画の伝統を、川又がしっかりと受け継いでいたことで「砂の器」が成立したように思います。
本作の脚本を橋本忍と共同で執筆したのが山田洋次。日本各地の美しい四季を映す伝統は、寅さん映画において山田洋次監督が継承していたのですが・・・ -
思わず涙がこぼれた2008-07-29 by
tamakazu
なんと地元の図書館の無料上映で観る事が出来ました。古いテープでの上映で画面も粗いものでしたが、待望の観劇となりました。
映画の緩慢な始まりと途中まで解決の糸口すら見出せない展開は、迷宮入り事件の典型のような流れで、観ているこっちは苛立ちすら感じました。一方ロードムービー的な風情は鉄道旅行好きには堪えられないものでした。また二人の刑事が積み重ねる捜査でつながってゆく事件の経緯が、不幸な因習と素朴な善意の中で解きほぐされて行く過程に、いつの間にか映画に魅入ってしまいました。
特に、事件の全容を語る永いながい回顧シーンには(われながらビックリしたのですが)両目から涙が流れていました。映画に泣かされたのは本当に久しぶりのことでした。それだけこの映画が重厚に丁寧に作られていたのだと思いました。
まだ素朴さが残る昭和30〜40年代の日本の風景や風俗は映画ならではの迫力があり、田舎育ちの自分の幼少の頃とダブらせてひたすら懐かしく感じられました。またその頃、田舎にも当時の言葉で「こじき」がたまに訪れ、その都度祖母らがお米を渡していたことなどを柱の影から覗いていたことを思い出していました。高度成長下の社会にはそんな置き去りにした人々がいたことを思い出していました。
松本清張氏の小説はこれまでもいくつか読んで来ましたがこの「砂の器」は読まずに来て、今回は正解だったように思いました。氏の小説には単なるサスペンスを越える(それが愚かであっても)人間性に満ちたものを感じられますが、この映画にもそれは損なわれることなく存在していたと思います。
また出演者にはすでに鬼籍に入った方も多くいらっしゃいましたが、皆当時の大スターやスタッフの大集合で当時の松竹の力の入れ様が感じました。
なお、涙を流す夫の横で、サスペンス好きで都会育ちの妻に「だらだらして詰まんなかった」といわれてしまい、かなり寂しい思いをした次第です。 -
心に響く傑作!2007-01-28 by
こわれもの
貧乏、病気、決して消すことの出来ない親子の血縁関係‥映像もGOOD!音楽もGOOD! 涙涙涙‥本当に心に響く傑作です!方言からの推理が踊る大捜査線に活用され嬉しいかぎり
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どちらも名作2005-06-26 by
Ashleyroad
私は、中居君が主人公を演じた方のドラマ版を先に見て感動し、その後に加藤剛が演じた映画版を見ました。
中居君の方は、現代風にアレンジされていましたが、犯人がなぜ殺人を犯すに至ったか…が丁寧に描かれていたのに比べ、加藤剛の方はその点の描き方がいまいちだと感じました。
どちらの作品にも共通して言えるのは、美しい日本の景色、心に響いてくる音楽、俳優の名演技…etcが素晴らしい!ということです。まさに名作、傑作と言えると思います(^-^) -
鳴り響き続ける音楽2005-06-29 by
TERU
今回、実に二十数年ぶりに映画館で観た。感動は二十数年前とほぼ同じであった。とくに、演奏会が始まるあたりからはノックアウトである。もう、大号泣。
初公開当時、鑑賞後原作を読み、その雰囲気の違いに驚いたものである。
確かに、不思議な映画ではある。・・・最初から疑問だったのが、殺すだろうか?ということ。感動し、大号泣しながら、疑問に思っていた。
今回、見直し、思ったことは、こんなに美しい音楽を作るほどすばらしい人間が殺人を犯すという宿命の厳しさ。
この映画の成功の要因は、前半の事件の捜査への興味から、後半謎解きを音楽と日本の四季を背景に撮ったその構成である。
それと同時に今回感じたのは、加藤剛とその子役の演技である。彼らの表情は決して殺人者のそれではないが、そのことが却って心かき乱すのである。
この映画の音楽は約30年間心のどこかで鳴り響いていた。これからも鳴り響き続けるであろう。 -
邦画の輝き2005-06-18 by
gersyon
初めてこの作品を観たのが高3の春。リバイバルでしたがすでに20年経ってしまいました。あれから何度観たでしょう。その度に号泣し、最後の加藤嘉のセリフに胸をしめつけられ、親となった今、あのような奥ゆかしくも激しく深い愛情で子どもを想えたら、と考えます。
映像がキレイになって、音響も良くなって・・・・だけどやっぱり私が何度観ても愛してやまない傑作、「砂の器」に変わりありません。コンサートのシーンの加藤剛の手が吹き替えだ!とバレバレなのも愛おしい!邦画の歴史に燦然と輝く、一代傑作です! -
心が痛んだ。2004-06-12 by
雪勢
確かに、事件解決への糸口は偶然の連続。
偶然に偶然が重なって、事件は核心へと近づいていきます。だから設定的にちょっと苦しいところも。
でも、そんなことはどうでもいい。
哀しいくらいに、登場人物が皆真剣に生きてます。
命よりも大事なものなんか絶対に無い。
でも、それでも、殺人を犯した主人公の引き裂かれた心が伝わります。
本当に主人公親子を大事に思い愛し続けていた人と、あんな形で再会。
そして、その人からの要求。
本当なら誰よりも主人公本人が望んでいた内容でしょうに。
父親への、本当の想いがどうしようもないほど膨れ上がったでしょう。
何だかもう、やるせなくて仕方ないです。
ドラマなんかいらない。
全ての人が生きて幸せに在ることが出来る世界が来るのなら。
丹波哲郎の、後半の音楽とリンクしながらの語りが、素晴らしかったです。
泣きました。 -
すごく力の入った名作2008-07-28 by
てるてる13
30年以上前の作品なんですね。劇場で観ましたがスケールの大きな名作でした。原作のアレンジが見事で、原作とは別世界のようで、でもこちらの方が感動しました。
後半は、演奏と映像が重なり合って、ただただ感動。丹波哲郎さんも真面目に(?)演じていて、すごく力の入った作品でした。
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見ごたえあり2008-03-06 by
boon
テレビ版を見ていたので、ストーリーは知っていましたが、画面から目が離せませんでした。それくらい映像に引き付けられました。CGやつくりものではない「昭和」がそこにあります。若い昭和の名優も見ごたえがあります。四十代以上の人にはとても迫るものがあると思います。











