トランスアメリカ

『トランスアメリカ』を価格比較。★★★★(77点)『トランスアメリカ』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

トランスアメリカ
76点
監督 ダンカン・タッカー
出演 フェリシティ・ハフマン,ケヴィン・ゼガーズ,フィオヌラ・フラナガン,エリザベス・ペーニャ,バート・ヤング
発売日 2007年1月27日
定価 3,990円(税込)

 

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amazon.co.jpによる解説

性同一性障害と親子の絆をテーマに、ロードムービー風に描いた異色の傑作。ブリーは男性だが、肉体に違和感を覚え、女性になるための手術を控えていた。そんな彼の元に、逮捕された息子を引き取りに来てくれと連絡が入る。じつは、かつてブリーは結婚しており、そのときにトビーという息子ができていたのだ。ブリーは、教会の職員(もちろん女性)だと偽ってブリーと面会し、彼を養父の家へ送り届けようとする。
驚くのは、ブリー役が女優であることだ。フェリシティ・ハフマンは、わざわざ“男性が女装しているような”メイクとファッション。低音の声で演技しており、男優が演じているとしか思えない。そのうえに、突然現れた息子への困惑が親の愛へと変わる状況も名演して、観る者を引き込んでしまう。特殊メイクの下半身をさらけ出して立ちションする姿には絶句するだろう。かつての父と息子が旅するアメリカの原風景も見どころで、ヒッチハイカー、ブリーの家族など脇役も個性を発揮して物語をおもしろくする。声高に訴えずに、マイノリティの悲哀をあぶり出した点が、ひじょうに好感。トビーを演じるケヴィン・ゼガーズのみずみずしい魅力は、将来の大器を感じさせる。(斉藤博昭)

商品詳細情報

販売元 松竹
発売日 2007年1月27日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

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映画生活ユーザーによる「トランスアメリカ」のレビュー

  • 100点 頭で考え、体でも考える

    2007-05-05  by 理屈屋

    性同一性障害の男性が、自分の「息子」についてあれこれと悩み考えるロードムービーで、非常に複雑怪奇で頭がバクハツしそうな難しい問題を含んでいる物語だと感じました。
    極めて見応えのある素晴らしい作品だとは思いますが、正直言って「答えを見出す」とか「指針を与えられる」といった感じは全く受けません。
    文字通り頭がバクハツしそうなほど考え込まされてしまいます。

    男性の性器のことを俗に「息子」などと呼んだりしますが、それを「切る」という問題なんです。
    それは恐らく「個」としてだけの問題では全くなく、「アイデンティティー」などという言葉は、非常に軽薄にさえ感じられてしまいます。
    もう何十年も前の話になりますが、ちょっとした病気で私は体の一部(臓器の一部)を失ってしまいました。別に障害が残ったとか、苦痛があって日常生活に障るなどということは全くないにも関わらず、その手術の麻酔が覚めたとき、真っ先に感じたのは、意外にも「両親に申し訳ないことをしてしまった」という、強い悔恨に似た感じでした。涙を流したような記憶もあります。

    また、最近羊と狼の話を映画で見まして「羊は狼に食われるという事実を、食物連鎖のピラミッドという、自然が己に課した宿命として、果たして羊は受け入れることができるだろうか?」などというような疑問も感じたりもしました。

    変なことを言うようで申し訳ありませんが、「息子を切る」ということは、単に「個」という単位だけで考えられることでは絶対にないと感じます。先祖代々、子々孫々、あるいは同時代を生きる「種」全体ということまで視野に入れた決断でなければならない類の問題では?と、これは正直オーバーでなく考えたりします。
    この作品の主人公がヨダレを垂らして号泣するのには、抑え難く胸に迫るものがありました。

    何はともあれ、頭で考えたあと、必ず体で考えるということが絶対に必要であると、個人的に強く主張したいです。

    それにつけてもこの作品は、頭で考えただけでも、もう既に頭がバクハツしてしまいそうな、大変な問題をかなり明確に示してくれている良作で、心の底から素晴らしい映画だと思います。

    性同一性障害といった問題に興味のある方はもちろん、そうでない方々にも、一人でも多くの人に見て欲しいと思いました。

  • 80点 男女女男男女・・・

    2008-05-17  by ゼーン

    ブリーを演じているのは、実際に女性で、劇中では性同一性障害の男性が女性になろうとしている役で・・・ここまではわかるのですが、観ていると男だか女だかわからなくなってきて、それを意識しない、一人の人と感じてくるのです。
    その位演技が上手なので、アカデミー主演女(男?)優賞ノミネートも納得です。

    男でも女でも、男らしさ女らしさがありますが、やさしさ、愛情を大切にしていきたいです。

  • 70点 ごく普通のなかなかない人生

    2008-04-18  by tomoko

    ごく普通だが、そうそうない人生を切り取って見ることができる作品。

    期待していたより、ずっと自然で、興味深かった。

  • 70点 父が母

    2008-04-10  by aotamago

    年なんて、見た目なんて関係ない。
    若い息子の熱い愛情に、キュンときます。
    でも、かなり、ほろ苦かったりもする。
    主演の俳優さんの演技が最高。

  • 60点 夫と妻の立場は?

    2007-09-11  by ハヴィエル

    性同一性障害の男性が、手術を受ける為に初めて会う息子とアメリカを横断するロードムービー。

    最近、ロードムービーを観る機会が多いのですが、この映画が一番ロードームービーっぽかったですかね〜。まあ、田舎町を結構通ってたからかもしれませんが。

    話自体、中々興味深いものでしたが、息子の性に対する描写が、ちょっと好みじゃなくイマイチ気が乗らなかったというか・・・。

    後は、性同一性障害は本人の苦しみはもちろんなのですが、それ以外の人たちの苦悩としてその親や子の苦しみよりも、配偶者の苦しみの方が大きいのではないかと個人的に思っているので、その辺のシーンを入れて欲しかったなという気もしました。

    親や子ももちろん驚き辛いでしょうが、やっぱり血が繋がってるわけで、いずれは受け入れられると思うのですが、夫や妻となるとどうなのでしょう。簡潔に言えば、自分の存在を否定されたと言うか、これから家族の中でどういう立場に立てばよいのか非常に苦悩すると思われる訳です。

    自分がもしその立場になったとして、普通に家族を続けていけるかはちょっと自信は無いですかね〜。うーん、でも、どうなのかな〜・・・。

    あー、後主演の人は女性だったんですね。非常にお見事でした。

  • 90点 親って・・・。

    2007-09-09  by SANSUI

    フェリシティ・ハフマンをブリー役にしたキャスティングが見事にはまっている。長身で中性的な顔立ちのフェリシティは、男性が女性っぽく演じているのか、女性が男性っぽく演じているのか、迷う程。役作りに時間をかけたであろうことが伺える。父親であることを隠しながら、しかし男性相手に売春行為をしたり、麻薬に手を出している息子を矯正しようという、父性なのか母性なのかは分からないが、親としての責任感が伝わってくる。
    荒削りだがトビー役のケヴィン・ゼガーズもなかなか。しかし、アメリカってホモセクシャルな方々が沢山いるのだな〜と、最近のアメリカ映画を観るたびに思う。
    そのアメリカにおいても、やはり息子が女になることは親にとっては相当ショックらしい。突然帰ってきた変わり果てた息子の姿に慌てふためく両親。痛々しい。私の息子たちは男のままでいてくれることを切に願う。
    大都会と広大な自然を併せ持つアメリカはロードムービーがよく似合う。日本ではこうはいかない。

  • 80点 愛の形・・

    2007-07-21  by するめん

    重いテーマを扱った作品でしたが、小さな笑いが散りばめられていて温かい、安心できる作品でした。2人の役者さんも素晴らしかったです。

    でも、少し引っかかったのは、最後よくああいう形を2人が向かえられたな。。ということです。
    現実的に考えたらトビーはかなり辛い思いをしたことになるし、パニックどころの話じゃなかったはずです。。
    あのエンディングは嬉しかったけど、ちょっと楽観的すぎるような気もしました。
    といっても2人には2人の形があるのでしょう。。

  • 70点 元気でた

    2007-05-31  by まった

    性同一性障害の問題ですが、その病気以前に人間として、
    きちんとしてるか・・ん、言葉が違うな。自分なりの価値観で、
    ちゃんと生活しているかなんだなぁと思いました。
    映画としては、チャーミングな感じだったなぁ。
    元気もらえた感あります。
    あと、最近、きれいな男優に弱いな・・

  • 80点 性同一性障害

    2007-03-15  by taki

    父親役を女性が演じていると知っていましたが,男性が演じているように見えましたね。
    複雑な状況での人間ドラマがよかったです。
    息子役の青年が,とてもセクシーでした♪
    それにしても,息子の保釈金が1ドルって,ほんとうなんだろうか(^^;)

  • 100点 ケヴィン・セガーズ格好良すぎ

    2007-03-13  by ももも

    今まで映画で出てきたゲイの人って、虚勢を張って強がりを言う、ちょっと見た目怖いタイプばかりだったので、本作のブリーの様に「常に穏やかで細やかな感性を持ちつつも強く上品な女性」というのはとても新鮮でした。
    言葉遣いも丁寧で、誰もが守ってあげたいと思うかわいらしい女性、ブリーに私はかなり好感を持ち、最後まで彼女の行動に一喜一憂してしまいました。

    特に、ブリーがトビーを連れて自分の家族に再会するシーンが好きです。家族の反応は当然の事ながらも、ブリーは必死に自分のしたい事を伝えるしぐさ、言動に唸ってしまいました。最後まで男言葉を使わない(汚い言葉は使ったけど)のもGOOD。

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