ボビー BOBBY 

『ボビー BOBBY 』を価格比較。★★★(64点)『ボビー』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

ボビー BOBBY 
63点
監督 エミリオ・エステヴェス
出演 アンソニー・ホプキンス;デミ・ムーア;シャロン・ストーン;イライジャ・ウッド;リンジー・ローハン;ヘレン・ハント;クリスチャン・スレーター;ウィリアム・H・メイシー;ヘザー・グラハム;ローレンス・フィッシュバーン
発売日 2007年8月10日
定価 3,990円(税込)

 

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ボビー BOBBY  単品で売る まとめて売る

amazon.co.jpによる解説

1968年、ロサンゼルスのアンバサダー・ホテルで、ロバート・F・ケネディ上院議員が暗殺される。すでに兄のジョンが暗殺されていたこともあり、次期大統領として国民の希望の星とされていたロバート。本作は、暗殺当日、ホテルに居合わせた22名の人間模様を、これ以上ないほどの豪華キャストが奏でていく。
ある複雑な事情で結婚式を挙げるカップル、ドジャースの歴史的試合のチケットを手に入れたウェイター、上院議員のスタッフをしながらドラッグでトリップしてしまう若者、アルコールに頼る歌手…。22人というのは、やや多い気もするが、自身も出演するエミリオ・エステヴェスは巧みな交通整理で、それぞれの苦悩を浮かび上がらせる。最も印象に残るキャストをひとり挙げるなら、美容師を演じるシャロン・ストーン。人々をつなぐ重要な役どころに加え、60年代後半のヘア&メーク、ファッションも際立っている。
人々の思いが集約し、当時の映像も交えたクライマックスは、あまりにショッキング。このとき、もしロバートが殺されず、大統領になっていたら、現在のアメリカも変わっていたかもしれないと思わせる。この後味は強烈だ。(斉藤博昭)

商品詳細情報

販売元 東宝
発売日 2007年8月10日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

関連商品

映画生活ユーザーによる「ボビー」のレビュー

  • 70点 現実を前にすると無力な理想

    2008-06-16  by 牧坂満

     ホテルを舞台に人間群像劇を描くやり方は映画の台詞にも登場する「グランド・ホテル」の形式です。この形式が生きる瞬間がR・F・Kの暗殺事件が発生したときです。アンバサダーホテルで交錯していた十人十色の人間模様が衝撃を受け止め無力感に落ち込んでいくラストシーンにR・F・Kの演説が流れるのです。マフィア撲滅運動を推進したり、公民権運動の反対派と激しく対立したリベラル理想主義者としての美しいスピーチと産業廃棄物や二酸化炭素排出問題に暴力終結をいち早く提唱した先見の明が感じられる内容が感動を盛り上げます。しかし、映画に政治の匂いはなく、1968年をやるせない思いで振り返っただけの演出が物足りなさを感じます。

     「グランド・ホテル」形式は、邦画「THE・有頂天ホテル」でもオールスターキャストで撮られていますが、本作品もハリウッド映画主役級の俳優が大挙して出演しているので、その顔ぶれだけを眺めるだけでも観賞価値があります。往年の美女だったシャロン・ストーンとデミ・ムーアが“女の賞味期間はアイスクリームのように僅かの時間に限られる”と交わす台詞に、彼女たちのハリウッド女優としての存在価値を語らせているようで、私自身にとってはこちらの方が感傷的気分にさせられたのです。

     社会主義国であるチェコスロバキアから派遣されている女性記者を主要登場人物に起用していることも本作品に厚みを与えています。当時のチェコスロバキアはアレクサンダー・ドプチェクが共産党第一書記に就任して、国内の自由化と民主化運動を推進していたので、国内外からは、プラハの春と敬称されて賞賛されていたのです。映画では女性記者に“ドプチェクはチェコのR・F・Kよ”と語らせて、チェコスロバキアの自由化運動に希望を託す人々の思いを代弁させるのです。また、フランスではソルボンヌ大学を中心にして五月革命が勃発した時代でもあります。

     映画はドキュメントフィルムを挿入してR・F・Kと周りの人々を画面に展開しますが、言葉や音の代わりにサイモン&ガードファンクルの“サウンド・オブ・サイレンス”が優しく流れます。“一人の人間がその信念の上にしっかりと立ち留まるならば、無限の世界がその人の周りに集まってくるだろう”。ラルフ・W・エマソンの言葉を好んで引用したR・F・Kのスピーチです。ローレンス・フィッシュバーン扮するコックにアーサー王を語らせる台詞“優しく、寛大で、謙虚で、冒険を怖れない人こそが王だ”の文字はR・F・Kの襲撃現場に書かれますが、この王の条件こそがR・K・Fを形容していると思います。襲撃犯人はパレスチナ人のサーハンとされていますが、アメリカ合衆国はR・F・Kを謀殺したときに、国家の希望も圧殺してしまったのです。

     R・F・Kは6月6日にグッドサマリタン病院で亡くなりました。享年42歳。その後、チェコスロバキアの自由化運動を圧殺するために、ソ連・東欧五カ国がチェコスロバキアに侵攻します。フランスは世界で五番目の核保有国となりました。R・F・Kが遺した言葉“暴力は国家の品位を貶める”は、理想は現実を前にすると圧殺されてしまうことを痛感させられました。

     【TOHOシネマズ六本木ヒルズ】劇場鑑賞
     【レンタルDVD】鑑賞

  • 100点 希望

    2007-12-02  by shin1baby

    1968年…。

    その年明けから、ベトナムでは戦闘が激しさを増していました。

    この年の2月、アメリカ上院議員のロバート・F・ケネディー(J・F・Kの弟)はベトナムからの撤退を米国に促す、歴史的なスピーチを行いました。

    人種差別支持候補のジョージ・ウォレスなどが参加し大統領選が本格化していました。

    3月16日、数百名のベトナム人がアメリカ軍により大量虐殺されたその翌日、非暴力を掲げたロバート・F・ケネディーが遅ればせながら大統領選に立候補。

    4月4日には、同じ非暴力を掲げるキング牧師が暗殺されます。

    暗雲立ち込める時代の中でも、必死に生き、決して希望を捨てない庶民たちの支持を得て、6月4日、ケネディーはカリフォルニア州の予備選に大勝利するのです。

    民主党候補の一番乗りです。

    これはケネディーの勝利と言うよりも、暗き時代に立ち向かい、どことなく楽観主義に力強く人生を生きようとする民衆の勝利であった事が映画では描かれていました。

    そして翌日、庶民たちの希望と歓呼の声が響く中、アンバサダーホテルにて勝利スピーチを行ったケネディーはその直後、民衆の輪の中で凶弾に倒れるのです。

    愚かで、そして卑劣な歴史は繰り返されたのです。

    この映画のラストでは2月に行われたケネディーのスピーチが肉声で流れます…。

    まるで、2001年9月11日のあの悪夢を予言するかの如く、人間の心に潜む差別や、人を思いやれない魔の心をばっさりと論破していました…。

    まだ若き脚本家により制作されたこの映画…。

    その出演者たちにはそうそうたる名前が名を連ねています。

    アンソニー・ホプキンス

    マーティン・シーン

    ローレンス・フィッシュバーン

    デミ・ムーア

    シャロン・ストーンなどなど、

    有名な俳優が全員最低の出演料で集いあったのです。

    この映画は、BOBBYと、そしてこの時代に生きた民衆たちの希望の心を通じて…、

    現代の目に見えぬ魔物に対する宣戦布告の声に聞こえました。

  • 60点 今の時代に投げかける。

    2007-09-07  by タスクっち

    ラストに流れるロバート・F・ケネディの演説にただただ心が打たれた。他人を思いやるという、誰でも幼少期に教わったであろう、人として、至極当たり前なことを語っているに過ぎないスピーチなのにウルウルきてしまった。こんな素晴らしい演説は聴いたことがなかったからだ。

    今こんな政治家がいるんだろうか?

  • 90点 好き

    2007-08-08  by ももも

    RFKの事はよく知りません。しかし本作は何も知らなくても当時の出来事がよくわかる内容になっているのでとてもみやすい。現代ととてもマッチした事柄も多いので、より伝わってくるものがありました。そして本作の中で、RFKをどれだけ民衆が期待していたか手に取るようにわかります。実際はどうなのかよく知りませんが。
    前半多少のだるみがあるにしても、それぞれのエピソードと名優達のおかげで、なかなか見応えのある、しかも時代を良く理解出来る映画として結構楽しめる作品に仕上がってると思いました。

  • 90点 40年後の日本

    2007-03-18  by サトちゃん

    現代のアメリカの病巣の源を60年代の状況と重ねている。とくにイラク戦争の評価がベトナム戦争とその処理に苦しむ米国社会を二重写しにして見せている。またボビーが批判した、当時の格差社会などは、いまの日本が抱える問題とあまりにも酷似していて驚かされる。バブル崩壊以降、経済、評価軸などあらゆる面でアメリカ化している日本社会は、40年遅れでアメリカを追いかけているようで、背筋が寒くなる。

  • 0点 ビバ!アメリカ!!!

    2007-02-24  by 無責任な傍観者

    一言で言えば「おバカ映画」
    映画内容がおバカではなく、スタッフがおバカな映画です。
    アメリカの傲慢な考え方が見え隠れする、独りよがりな低レベルな映画です。
    作品の完成度と言うよりスタッフのメッセージ性がダメ。
    この作品は「ボビー」である必然性がない。この作品のメインストーリーとメッセージが同期する意味がない。

    落合信彦が絶賛するこの政治家が偉大なる人物かどうかは私は知らない。
    しかし、この映画を作ったスタッフは非常に思考能力/文化レベルの低い人間だと思います。

    ボビーの主張である「民族間の融合と暴力反対」を否定する気はないが、それをこの映画の形で表現するというのは勘違いも甚だしい。
    主役?の発する主張自体が間違ったモノではないだけに、それをこの欺瞞に満ちた作品にしたスタッフの軽薄なバカさ加減に0点。

  • 60点 豪華なのに・・・

    2008-04-09  by ゼーン

    こんだけ俳優さんが出てるのに、この淡泊さは、どうして。

    観ながら、JFKってどんな映画だったかとか、この人名前何だっけとか、違うことを考えているような平坦な感じなのです。

    最後のスピーチは説得力がありました。

  • 70点 1968年アメリカの群像劇

    2008-02-26  by 未登録ユーザodys

    ロバート・ケネディが暗殺された事件を記憶する者として、ちょっとなつかしい気持ちで見た映画です。

    といっても当時の私は中学生。アメリカの実態を知っていたわけではありません。その後色々勉強する中で68年前後のアメリカの風俗を知識として頭に入れていったわけです。

    例えばLSD(幻覚剤)でラリってしまう若い民主党支持者が出てきますね。日本では薬物に対する規制が厳しく、60年代から70年代にかけての若者たちの叛乱の時代にも薬物に意味を与える動きはほとんどなかったわけですが、アメリカでは薬物によって現実を超越し、また芸術を製作するといった傾向が強かった。

    ヴェトナム戦争での徴兵を恐れて結婚に走る若者たちも、反戦運動が盛り上がったあの時代の一つの側面であったはずです。

    「忙しいのだから選挙に行くな」と厨房労働者に申し渡したマネージャーをホテル支配人がクビにするのも、あの時代の、いや、アメリカ・リベラリズムの率直な表れと見るべきでしょう。南北戦争によっても消えることのなかった人種差別に対する「NO」の声、或いは社会的弱者への眼差し、といったものがはっきり表に出てきたのがあの時代だったから。

    群像劇だからいろいろな人間のいろいろな様相が渾然一体となっているけれど、時代ってのはそういうものですよね。決して一色ではなく、けれど他の時代から見ると特有の色がある、という意味で。

  • 50点 人種の坩堝

    2008-02-14  by BUTAKA

    2007年2月28日、TOHOシネマズ六本木で鑑賞。
     
     映画を見てから調べたのですが、ケネディ(JFK)には弟がいて、弟も殺されていたんですね。。

     この映画では、そのボビーというタイトルとは異なり、ボビーを中心とした物語ではなく、さまざまな背景をもったアメリカ人達がいろいろな悩みをもちつつ生活している感じがよく伝わってきました。(ニューエイジは???)

     アメリカは世襲のない国だと思っていましたが、今考えるとケネディ家、ブッシュ家、クリントン家とやはり政治家っていうのは何故かきな臭い感じがするなぁというのがこの映画を見た感想です。

  • 70点 ただそれだけ。

    2007-08-30  by J

    この映画は、

    偶然と必然。
    希望と不安。
    歴史と個人。
    熱狂とCool。
    政治と社会。
    戦争と平和。
    可能性と結果。
    そして誰もが「ごろり」と「時代が転がる音」を聞いた1968年という時代性。
    そういった事へのノスタルジーと憧憬の念が込められた映画だ。

    ただそれだけ。

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