隠し砦の三悪人

『隠し砦の三悪人』を価格比較。★★★★(81点)『隠し砦の三悪人』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

隠し砦の三悪人
81点
出演 三船敏郎,上原美佐,志村喬,千秋実,黒澤明
発売日 2003年3月21日
定価 6,300円(税込)

 

価格比較

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隠し砦の三悪人 まとめて売る

amazon.co.jpによる解説

戦乱の世の中、隣国の山名家と戦い敗れた秋月家の侍大将・真壁六郎太(三船敏郎)は、世継ぎの雪姫(上原美佐)を擁して隠し砦にこもり、軍用金とともに同盟国・早川領への脱出を試みる。
黒澤明監督作品中でも、ハリウッドの時代大作を凌駕するスケールの大きさが誇らしいビッグ・エンタテインメント時代劇大作の優れもの。馬で逃走する敵を主人公が追いかけ、背中から真一文字にぶった斬るといったダイナミックな殺陣の数々は、その後のハリウッド映画アクションものでさまざまな形で流用されている。また、主人公らにまとわりつくふたりの農民(千秋実&藤原鎌足)も、後のアメリカ映画 『スター・ウォーズ』のロボット・コンビのモデルにもなった。いよいよ早川領への脱出シーンの際に、そこで主人公の味方となる旧敵(藤田進)が叫ぶ「裏切り御免!」は映画史上に残る名台詞。映像の1秒1コマに至るまで、ぴったり合わせた佐藤勝スペクタクル音楽の素晴らしさも特筆ものである。(的田也寸志)

商品詳細情報

販売元 東宝
発売日 2003年3月21日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

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映画生活ユーザーによる「隠し砦の三悪人」のレビュー

  • 100点 正しい「裏切り御免」の使い方

    2008-05-31  by のびた

    『隠し砦の三悪人』は、黒澤明監督作を言うのであって、最近のリメイクの邦題からは『隠し砦の三悪人』は抜かしてもらいたい。『THE LAST PRINCESS』だけで十分だ。

    139分、とにかく最後まで楽しめた。
    太平と又七の小悪党コンビには、最初から最後まで、にやにやさせられ通しで、面白い。キャラクターが起っているのだ。ルーカスが真似したくなるのも頷ける。
    とにかくこの二人からは目が離せない。その徹底した強欲振りはどこまでも信用がおけない。
    喧嘩と仲直りを繰り返しているこの二人は、金が絡むと益々お互いの疑心暗鬼もエスカレート。

    二人を利用しようとした、六郎太の裏まで掻こうとするそのしたたかさには、舌を巻く。
    観客はこの双方の駆け引きに、ハラハラし通しだ。
    秋月再興の為の軍資金とは露知らず、少しでもたくさん分け前を頂こうとするその行動が、危機を招き、その度に解決にあたる、六郎太の涙ぐましい努力。

    作戦が功を奏した時の、快感。
    すぐ敵がそのトリックに気付き、ピンチが予想される展開。
    失敗が結果的には成功を呼んだり、その逆もある。
    この練りに練られた脚本の、何とうまいことか。

    黒澤明を中心とした4人の名脚本家が知恵を絞って作り上げた脚本に、リメイクした樋口監督はケチをつけている。
    キネ旬のインタビューで「姫様と出会って百姓たちが何も変わらないのはおかしい」と言っていたが、一体何を見ていたのだろう。この作品のラストでは、ついにこの二人には変化が見えたではないか。
    それは本当にラストショットの、僅か一分程のシーンだが、その前までの138分間、何も学習していなかったかと思われたこの二人に、劇的な変化が訪れた。
    こけぞ脚本の妙。
    偉大な前人の名人芸に難癖をつける前に、何故いまだに語り継がれている傑作と成り得たかを、何度も何度も観て勉強してから、出直してほしい。

    そして、これが正しい「裏切り御免」の使い方。
    「人のいのちぃはぁ〜、火と燃やせ〜、いえいっ!」
    雪姫に感化されたか「裏切り御免!」
    こちらはとても爽快感がある裏切りだ。
    こうでなくてはいけない。

    爆薬なんか使わなくても、迫力ある映像は撮れる。
    冒頭、金掘りをさせられていた人々が、山名の銃撃に次々と倒れながらも、砂煙を上げながら石段を下るシーンの見応えのあること。
    六郎太が、敵の馬を追撃するシーンや、助けた女を片手を取って、馬に乗せるシーンにも力がこもる。

    これを傑作と言わずに、今の日本映画は語れない

  • 100点 黒澤明シネマスコープへ挑戦

    2008-05-15  by 夢寝由来

    主役は二人の百姓(千秋実と藤原釜足)か?トップロールの三船敏郎は20分以上経って漸く登場し、上映時間中も二人の方が多く出ている様に思えるから。いや真の主役は金とそれを覆った木でしょう!姫(上原美佐)が侍大将(三船)に言う「六郎太!その方の忠義面、見とうない!」台詞通りに黒澤監督は忠義の武士を描くのは苦手だったのではないか?!
    菊千代も三十郎も自由奔放で全く忠義者ではない。だからシネマスコープの開放感を楽む一方で忠義者を描くという苦手を克服していたように思える。もう1つ演技力が未熟な新人を大役で使うお手本のような作品でもある。

  • 90点 絵巻物を眺めるような楽しさ

    2005-06-28  by Baad

    先日、TOHOシネマズ二条のオープニングのイベントの一つとして、大スクリーン(といっても座席数200行くか行かないか程度のそこそこの大きさですが)でのチャリティー上映を見てきました。

    この映画が娯楽映画としてどんなに優れているか、とか、階段落ちの場面のすばらしさなどについては皆さんが十二分に語っていらっしゃいますのでそちらに譲るとして・・・<にしても、最近では往年の名作を意識した場面が元の作品のそれを超えることは希有なことでほとんどパロディーとしてしか機能して居ないことが多いように思うのですですが、この映画が製作された頃はこの映画に限らず、元ネタを遙かにしのぐ名場面がたくさん撮られたよき時代だったのでしょう(タメイキ)。>

    シネスコサイズの画面を使ったのはこの映画が、黒沢映画初と言うことですが、百姓コンビが隠し砦にたどり着くまでの画面展開は、構図と言い、登場人物の体型(笑)といい、画面の切り替えの仕方と言い、さながら美術館で描かれている人物をひとりひとり確かめながら、絵巻物を順を追って眺めているような楽しみがあり、こういう画面の使い方があるのか、とほとほと感心しました。

    制作年度は1958年だそうですが、モブシーンに動員されたエキストラの男性の3割ほどがまともに食事をしていないのではないか、というような肉の付き方で、妙なところでリアリティーがありました。時代的にはそろそろ高度成長の時代にさしかかってい頃のはずなので、どういうところで募集をかけたんだろうかとちょっと気になりました。そういえば主演級の役者さん達のなかでも、身分による体型の差は露骨だったような・・・雪姫役の女優さんのすくっとのびた足の堂々とした太股とか、お嬢さんぽい大根役者ぶりはなかなかのものでした。私の場合、リバイバルのものに限らず、大スクリーンで娯楽映画を観るのはもっぱらこういうコメディーとアクションが入った楽しい作品がほとんどなのですが、この手の作品の場合、主演女優の美貌と運動神経の良さ、一目見たら忘れられない特徴のある美しい体型、というのは作品が成功するための大きな要因ですね。演技力や発声の悪さなどは、ある程度演出でカバーできますが、素材が平凡ではカバーのしようがありませんから。

    前半の構成の緻密さに較べて後半の移動の場面でのフィルムのつなぎ方がが荒っぽくなっているのと、お姫様の声が発声が悪くて割れているのが少し気になりましたが、それはそれ、古き良き時代の豪華な娯楽映画を堪能しました。

  • 60点 リメイク版はどうだろう?

    2008-05-05  by March

    評判ほどには面白く思えなかったですね。
    敵の侍大将?との一騎打ちのシーン、火祭りのシーンなど唐突な感じがしました。
    リメイク版公開の前に予習のつもりで見たのですが、正直、「えっ、こんなもの〜」なんて思ってしまいました。

  • 80点 痛快活劇

    2008-01-15  by マーク太郎

    久々に見て、痛快活劇を堪能した。ほんとにスターウオーズを連想させる構図だな。千秋実と藤原
    釜足の凸凹コンビのドジぶりは今見ると、ちょっと度が過ぎた感もありました。

  • 70点 裏切り御免!

    2007-11-12  by MIKE

    これはなんと言っても田所兵衛ですね…
    作品として、そうめっちゃくちゃに面白いわけじゃない。黒澤作品とはいえ、決して名作などではなく、むしろ突っ込みどころ満載のバカ映画に近いです(失礼)。
    でも、彼の出てくるシーンだけ、なぜあんなに引き締まるのでしょう。六郎太との対決シーン、そして作品じたいの決め台詞とも言える「裏切り御免!」…
    主演の三船敏郎をすっかり食っちまってました。藤田進もやっぱり大物なんでしょうねえ。思えば『用心棒』の本間先生のキャラもかなりのもんでした。

  • 80点 モノクロのシネスコ

    2008-05-13  by yoshiyo

    昔テレビ録画したものを観はじめたがセリフが聞き取れなくて断念したことがありました。

    今はレンタルDVDで日本語字幕でシネスコサイズを大画面テレビに目一杯広げて観る事が出来る、、良い時代になったものです。

    時間の使い方がとても贅沢ですね、対決の前の六郎太の槍選別とか、伏線になるシーンはたっぷり見せてくれます。

    現代の感覚から言うと「テンポが悪い」になってしまうのですが、、当時はあの間を楽しめたのだと思います。

    天国と地獄もそうですが「モノクロのシネスコ」というのが良いです。色がない分粗が目立たずハリウッド映画にもまけないスペクタクルシーンに感動してしまいます。

    七人の侍に比べると格闘シーンの迫力がもうひとつ、ラストや場面転換シーンのアイデアもちょっと弱く、姫の最後の??風のセリフも伏線が弱くあまり効いてない気がしますが、とにかく全体のプロットが素晴らしい。

    それだけでワクワク感を楽しめる単純明快な娯楽大作になっていると思います。

  • 90点 リアリティーが最高!

    2006-01-19  by 未登録ユーザChackam

     時代劇にありがちなセット臭さがない。
     衣装倉庫から出して適当に着せた感じがない。
     のっけの場面で逃げまどう落ち武者を騎馬武者が容赦なく突き殺す場面や、前編を通じての藤原鎌足と千秋実の百姓侍の現実感、上原美佐の凛とした風情や三船敏郎、藤田進の重厚感、何度見ても新鮮なサスペンス性など言うことなし。

  • 80点 三船敏郎カッコええ〜

    2005-08-05  by 未登録ユーザnico

    すごく面白かったです
    痛快でオチの後味も良い、古き良き時代の娯楽時代劇。言うまでもない事かもしれませんが、三船敏郎の剛胆で肚の据わった侍っぷりが見事でした。(豪傑っていう感じ)
    こういう侍を演れる人はもういないんだろうなぁ

  • 90点 みなさんのおっしゃる通りです!

    2004-10-29  by 理屈屋

    みなさんがお書きになっている通りです!全く同感です!
    黒澤映画の中でこれが一番好きです。これで三船敏郎さんの大ファンになってしまいました(亡くなられてからずいぶんたっていますが)。
    三船さんが空前絶後の日本一の俳優さんだと思います。
    もっと多くの人に見てもらって感想を沢山書いて欲しい、それが正直な私のこの作品への感想です。
    ただひとつ質問なんですけど、あのお姫様役の人はその後どうなったんでしょうか。無名の方なんでしょうか。

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