わが青春に悔なし

『わが青春に悔なし』を価格比較。★★★★(76点)『わが青春に悔なし』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

わが青春に悔なし
76点
監督 黒澤明
出演 原節子, 藤田進, 大河内傳次郎, 杉村春子, 志村喬
発売日 2002年12月21日
定価 6,300円(税込)

 

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amazon.co.jpによる解説

1黒澤明、戦後初の単独監督作品。満州事変以後、軍国主義をひた走る日本では思想統一政策がなされ、自由主義思想や左翼思想のもち主は弾圧されていった。そんななか、京都の八木原教授(大河内傳次郎)の娘・幸江(原節子)は左翼運動家の野毛と結婚するが、やがて野毛はスパイとして逮捕され、獄死してしまう…。
戦前の自由主義者・瀧川教授をめぐる「京大事件」にヒントを得て製作された、戦後大流行した民主主義推進映画の1本だが、黒澤はむしろ若者たちの愛の悲劇に焦点を当て、そのロマンティシズムの中から、決して体制に屈しない者の強さを巧まずして描出している。黒澤自身、戦時中は国内情報局のさまざまな検閲の理不尽さに憤り続けてきた者のひとりであった。(的田也寸志)

商品詳細情報

販売元 東宝ビデオ
発売日 2002年12月21日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

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映画生活ユーザーによる「わが青春に悔なし」のレビュー

  • 80点 他を圧倒する存在感に女優の凄味を痛感

    2008-05-13  by 牧坂満

     リヒアルト・ゾルゲ事件を原案にシナリオ化された企画だったのですが、会社と組合との関係から大幅に脚色された経緯があるので不自然な部分が垣間見られる映画になってしまっています。主人公は強力な自我を持つ女性(原節子)が、反戦スパイ活動を行っていた男(藤田進)との恋愛により結婚からするのですが、男のモデルはリヒアルト・ゾルゲ事件での尾崎秀実であり、モデルの妻と同じ悲しみを体験することになるのです。

     映画全編に流れる、現・京都大学の寮歌が効果的であり、青春時代への思い出が美しく感じられます。そして、特筆すべきは女優の原節子でしょう。前半のブルジョアのお嬢さんを演じているときは口紅がやたらと目立つ女性だなあ!と思っていましたが、映画後半の農村に舞台が移動してからは、他を圧倒する存在感に女優の凄味を痛感しました。正に、黒澤明監督の真骨頂がここにあり、画面にも力強さが漲ります。多分、黒澤監督なので、女優に全ての田植えを実際にやらせたのだと思います。だからこそ、自分の田が荒らされた時の怒りが本物となって噴出したのでしょう。
    勿論、ラストにはヒューマニズム溢れる人間賛歌が描かれています。

     【国立近代フィルムセンター】劇場鑑賞
     【NHK・BSハイビジョン】鑑賞

  • 70点 言うは易し

    2007-06-15  by 未登録ユーザみーー

    あらすじは、軍国主義が強まる中、左翼運動へと身を投じていく学生に惹かれる女性が主役。ファシズムの吹き荒れる時代を舞台に、自らの信念に基づいて強く生きる女性の姿を描いている。
    第二次世界大戦で日本が敗戦国になってから製作された黒澤明の戦後最初の監督作品。(DVDより抜粋)

    自由の裏には、苦しい犠牲と責任がある・・・とこの作品の中で語っています。
    その行いが正しいのか、間違っているのかは、その時点では誰もわからない、何十年後になってみないとわからないかもしれないけど、やりとげた嫁は強い人だと思いました。

  • 80点 戦後数年間の検閲も恐ろしい

    2006-02-25  by myaskovski

    昭和19年の「一番美しく」とは正反対に、今度は、日本を侵略と言い切り、その空気と戦った人物を英雄視している。GHQの要求に沿ったものだ。
    軍国主義の恐ろしさばかり言うが、文書の検閲など、戦後のGHQの方がはるかに恐ろしかったようだ。なぜなら、戦前の検閲は、伏字を使って都合の悪いところを隠していたが、GHQは出版停止、販売禁止の一辺倒だったから、出版側は、紙が無駄になるのを恐れたのである。

    話は違うが、この映画も、後半の主人の実家での農村生活の村人から疎んじられる場面は、左翼がかった組合の抗議により、余儀なくさせられたとのことである。スパイの家族として周囲ににらみつけられる場面は恐ろしく、実際にあったのかもしれないが、黒澤が描きたかったものとは違っていたそうである。実際描きたかった場面をぜひ見たいものであるが、もうそれは叶わない・・・

  • 80点 燃える青春なのだが

    2004-08-30  by 未登録ユーザまっしろ

    敢えて80点にしたのは、感覚のづれがあるからだ。60年前の実話を元にした映画で、確かに愛に、思想に若さを燃やすことは美しい。だが、なにか、燃えることをきらっているように見える今の若者には、この映画を見ても感動できない、理解できない点があるのではないか。青春を燃え尽きたいと思っている人には、必見である。また、原節子という偉大な女優がいたことを知ってほしい。

  • 60点 ヤバい事は云わない

    2007-02-28  by アキラ

    赤狩りを背景にした三角関係。戦後民主主義に丁度良くはまる落とし所。やはり黒澤は決してヤバい事は云わない国民的監督って所。ドラマとしては良い伏線が多い割には不発。

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