ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション
『ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション』を価格比較。★★★☆(74点)『ヒトラー〜最期の12日間〜』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | オリヴァー・ヒルシュビーゲル |
|---|---|
| 出演 | ブルーノ・ガンツ,アレクサンドラ・マリア・ララ,トーマス・クレッチマン |
| 発売日 | 2006年11月10日 |
| 定価 | 3,990円(税込) |
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amazon.co.jpによる解説
1942年、ミュンヘン出身の若い女性が、アドルフ・ヒトラーの秘書になる。彼女は追いつめられたヒトラーの最期の日々を近くで目撃。独裁者をひとりの人間として見つづけた彼女の瞳に映った、本当のヒトラーの姿とは?
指令本部から出ようとしない晩年のヒトラーは、部下たちの助言にもなかなか耳を貸さず、強いドイツを最期まで疑わなかったが、女性や身内にはやさしく、紳士だったのに驚きだ。ユダヤ人大虐殺など、ヒトラーが作りあげた残酷な歴史は、どんなに彼が人にやさしくしても決して消えることはないし、許せない行為だが、この男がなぜ、独裁者になったのかと、ますます興味深くなること間違いなし。ヒトラーを演じるのはブル−ノ・ガンツ。自分という存在を消して、ヒトラーになりきったその演技は一見の価値あり。(斎藤 香)
商品詳細情報
| 販売元 | 日活 |
|---|---|
| 発売日 | 2006年11月10日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 1 |
| 形式 | DVD |
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映画生活ユーザーによる「ヒトラー〜最期の12日間〜」のレビュー
-
ほぼ実話。すごい。2006-10-22 by
黄金のキツネ
「明日、世界が滅亡します。それまであなたはなにをしますか?」という質問はよく聞く。答えは簡単。家族と豪勢な食事をして(和食がいい。やっぱり寿司かなぁ)、酒を飲む。アルコールは絶対に欠かせない。だから酒におぼれる人たちを笑うことはできなかった。
強烈なカリスマがいた。そのすさまじい個性に接している人々もいた。その中で逃げ出す人と、居残ってヒトラーに殉じてしまう人との違いに興味を持った。言葉を換えれば、カリスマの影響から離れた人と、その中にどっぷりと浸かった人との違いってなんだったんだろう。
自分の思い、願い、欲望をカリスマに投影し、カリスマがそれらを実現してくれることに快感を覚える。その快感をもって自分の欲望の達成ととらえる。カリスマと同一化することにより拡大する自我に満足するわけだ。そして遂には生身のカリスマよりも、さらに自分や周囲が理想化したイメージ、すなわち「カリスマ像」に自己を投影するようになる。行き着く果ては、大義や思想こそ自分の生きる指針であると思い込んでしまう。観念に縛られる人間の誕生だ。観念が現実から遊離すれば遊離するほど、それは妄想と呼ばれるようになる。心理学はよく知らないが、多分そういうことのような気がする。
一方、逃げ出した人々はカリスマに寄生していただけに過ぎない。彼らにとってカリスマとは、扱い方は面倒でも欲望を満たしてくれる単なる装置であり、ボタンをうまく押せばオイシイ目にあうことができる、そのような便利なものだったのだろう。だから上司であろうが、国家指導者であろうが賞味期限内でしか接しようとはしない。それを過ぎればお腹を壊す。自分の身を守るには利用価値がなくなったカリスマは捨てるしかない。
ヒトラーに自己を投影しヒトラーを自分の目的とした者と、彼を単なる手段として利用した者との違いと言えるのだろう……、とまとめるのは簡単だが、わけ知り顔に論評する自分の姿勢に忸怩たるものを感じる。
アルコールへの道、カリスマにすがる道、甘い汁への道。そのどれもが欲望を刺激し安易へと誘う。それらの陥穽に落ちることはない、と自分に言い切る自信がない。だから空疎な言葉を紡ぐのは止めて、心に残った人物の話に切り替えよう。
それは誠実な二人の将軍(ヴァイトリング中将、モンケ少将)と、ヒトラーから賞賛された少年のことだ。彼らの前にはともに厳しい現実があった。夢だ、理想だ、大義だ、などという掛け声に惑わされる余裕もなかったし、贅沢もなかった。地に足をつけなければ生存すらおぼつかず、地に足を付けているからこそ生命の大切さを知っていた。戦後の二人の将軍の運命には悲哀を感じたが(米英側の捕虜だったら抑留生活はもっと短かっただろうなあ)、少年の運命には安堵した。ユンゲに対する機転や水没アイテムの発見などにドイツ再生の兆しを感じてほっとできた。
近世の歴史は他人から解釈を押し付けられたくはない。この作品のように実話をあまり脚色せずに、つまり制作者の解釈をあまり持ち込まずに描写する姿勢が好きだ。現実を見よ、理念・理想に捕らわれるな。これが教訓かな。とてもいい作品だと思う。
付) 逃亡組、居残り組とも頭の良さはあまり関係ないらしい。軍首脳で逃げ出したゲーリングや、ほとんど役立たずで居残ったカイテルとヨードルも、IQをみる限りそれなりにお利口さんだったようです。それじゃあ、ヒトラーやゲッベルスって……おお、なんかすごそう。
直リン避けます。「h」付けてから飛んでください。
ttp://www.mirai.ne.jp/~ittaka/atama.html -
強烈なカリスマ性2006-04-07 by
理屈屋
もの凄いインパクトのある映画でした。
恐ろしい感じがして来ます。
何百万というユダヤ人を殺したと言われているヒトラーという人。
この映画の中でも、彼一人が敗北を認めないがために、兵士達や一般市民に、出さなくても良いはずの多大な犠牲者を出していることが描かれていました。
が、しかし恐ろしいと感じたのは、それを命じたヒトラーという恐ろしいまでのカリスマ性を持った男その人ではなく、そのカリスマ性に抗うことのできない、彼を取り巻く人達の方です。
本当に恐ろしいです。
客観的事実を全く受け入れることができなくなってしまっています。
そして、ヒトラーが苦しい状況をなんとかしてくれると、信じようとしてしまっています。
「私を信じた者達に対する当然の報いだ」
本人が言ってしまえば、ただの言い訳に聞こえてしまいますが、この言葉は、ドイツ国民から圧倒的に信じられ依存されたヒトラー自身の本音のようにも聞こえました。
当時のドイツ国民に限らず、人は皆、誰かの強烈なカリスマ性を隠れ蓑にして、自分の願望をカリスマに投影、依存して実現しようとしてしまうかのようにこの作品を見て思いました。
ヒトラーと側近の幹部たちだけを悪者にして、ドイツが第二次大戦中にしたことを過去の出来事とするのではなく、人間の持つカリスマ性とカリスマ性に依存しようとする大衆社会の恐ろしさが、現代にも間違いなく潜在して生きていることを見せてくれた作品のような気がします。
ヒトラーの最期を哀しんでいる自分に恐怖しました。
本当にインパクトの強い、恐ろしい映画でした。 -
アドルフ・ヒトラーという名の怪物2005-08-26 by
むぎわら帽子のジミー
監督のオリバー・ヒアシュビーゲルは、前作「es」で、7日間で打ち切られる恐怖の監獄実験を描いた。そして今作でも、降伏直前にアドルフ・ヒトラーが潜伏した地下要塞での12日間を綴っている。閉ざされた空間で限られた時間を描くのが好きな演出家なのだろうか? ただ、「es」は実際に行われた実験をそのまま描かず、誇張されたサスペンスドラマとして制作されたが、本作はドラマ色を極力省き、客観的な視点でありのままに描こうとしたようだ。
じつは本作は、私にとって今夏いちばんの期待作だった。ドイツ自らがヒトラーを映像化する。それだけで封切りを待ちこがれた。しかし、その思いがやや過剰だったようで、予期していたほど感動や衝撃は得られなかった。とはいえ、映画としての完成度はけっして低くない。米ソの侵攻に右往左往するナチス上層部の様子や、終戦間際の瓦礫の山と化したベルリンなどがリアリティたっぷりに再現されており、155分と長めの上映時間ながら退屈しなかった。
しかし本作の最大の見所は、なんといってもアドルフ・ヒトラーを演じたブルーノ・ガンツの熱演だろう。当然ながら私はヒトラー本人に会ったことはないので、ガンツが演じた "総統" が、はたしてどこまで正確に当人の口調や仕草を再現できているかは、わからない。しかし、「きっとヒトラーはああいう人物だったのだな」と思わせる説得力を感じるのだ。実際、それだけで十分なのだろう。映画はモノマネ大会ではないのだから... ガンツ扮するヒトラーだけを目当てに映画館へ足を運んでも、損はしないと思う。
タイムマシンがなくとも、スクリーンを通して崩壊寸前の第三帝国中枢に立ち会わせてくれる映画だ。しかし、起こった事実を映像化しただけではテーマを語れないと判断したのか、監督はラストに年老いたユンゲ本人の独白映像を付け加えている。このシーンで彼女が感じた意外性が、きわめて普遍的な錯覚であることを確認して、私は劇場を後にした。
2005/08/21 TOHOシネマズ東浦(8) -
たった一発の銃弾で終わった戦争2008-10-02 by
プラッチナン
地下要塞に追い込まれた、ヒトラーと第三帝国の最期を総統秘書の証言から忠実に描く。
追い詰められていくヒトラーの心理状態も非常に興味深かいが、彼を取り巻く人間達の境地も尋常ではなかった。
ヒトラーの無謀な指示に諫言できずにただ従う者、敗戦を悟りその権力に見切りをつけ逃亡する者、最期の晩餐の様な宴に興じる者、そして最期までヒトラーとその勝利を信じ抜く者・・・
彼らの前に、衰えながらも立ちはだかる絶対的な権力。
彼らの立場と感情に自分を置き換えながら、「自分ならどうするだろうか」なんて考えながら観るのもいいだろう。
ヒトラーの様々な表情が描かれているのもこの映画の見所だ。兵士に対する独裁者の顔、子供に対するおじさんの顔。恫喝にも近い指令や残忍極まりない言葉。人間味があると言いたいところだが、ヒトラーはやはりヒトラーか。
ノンフィクションな映画はリアリティが重要になるが、この映画に関してそれは心配無用だ。
爆撃シーンや病院での手術のシーン、地下要塞もリアル。ヒトラーやヒムラーを筆頭に、登場人物もかなり似てる。
600万のユダヤ人が殺されても、夥しい数の兵士が死んでも戦争は終わらない。なのに、たった一人の人間が死ぬ事で戦争は終わる。もちろんそれは結果であり、そこまでの過程が戦争だという事は分かっている。
ただ、人の命の重さと戦争ってなんなんだろうって思ってしまう。
考えさせられる映画である事は間違いない。 -
怖い2008-05-14 by
てぃも
きわめて気分悪い。
ドイツって・・・ドイツって・・・・
こわいよぉ。自決のオンパレードでした。
その点は日本人と似ているのかしら。
八方塞がり、自分たちが正しいと
信じていたものがくじけた時、
敵に負けを認めるくらいなら・・・
死んでやる!っていうのは、
とっても武士的ですけど。
ドイツもそうなんかね。
-
同居する二つの顔2007-06-02 by
Hiro
DVDで鑑賞
昭和天皇の『太陽』をみたので、じゃあドイツにいってみようかとおもって…なんて言ったら怒られそうだけど、ホントなんで仕方ないか。
終戦間近というか、崩壊寸前のナチスの最後の二週間を描いた作品。
出てくるのは極端な二つの視点
ひとつはヒトラーの秘書になった女性の視点。
彼女が接する個人としてのヒトラーは意外なほどに柔和で気安い。
この作品のヒトラーがどこまで事実と重なるのかは知らないが、そうであったことは可能性として十分考えられる。
それと対照的なもうひとつの視点がヒトラーの『個人』の外にいる軍医の視点だ。
戦線は劣勢を極め、終焉が色濃いなか最高司令官から届く命令は冷酷で非現実的。
凄惨を極める状況で、戦いの意義に疑問を抱く。
しかし共に戦う者の中には、総統のために生命を投げ出すものも少なくない。
そこにあるのはヒトラーの『総統』としての像。
僕らが歴史で知る顔はこちらの方か。
この正反対の二つの顔をこの作品は見せる。
さらに崩壊が目前に迫るにしたがってヒトラーから『個人』の部分が徐々に削れて行く部分も見事だと思う。
「どうなるのか」は有名な史実なので周知の事実。
ならば「どう見せるか」に力を注いでいる。
個人的にはゲッペルスの妻が一番印象に残った。
彼女の行動は、あの時代それほど異常なことだったとは思えない。
それと同じくらい当然の感覚として、ヒトラーと自らの所属するナチスを見切ったような感覚も存在したんだろう。
両方をバランスよくしかも同居を自然に描いているのはお見事。
彼女の言動を狂信的だと感じられるということは、幸せなんだろうな。
けして後味がよい作品ではなく、気軽な気持ちで見るものでもない。
けれど見て損はない良作だと思う。 -
新たなヒットラーの一面を知ることができました2007-08-04 by
apple
ヒットラーを悪者扱いしすぎていました。確かに彼は悪いことはしてきたけれど一人の人間として見ることができました。
ゲッペルス役の人が激似でびっくりしました。 -
そっくりだ2006-11-27 by
にしやん
もう負け確定からはじまる物語で、その前の過程を知っているのと知らないのとでは印象が変わりそう、エヴァのことはあまり知らなかったので、こういう人だったのかよ思った、一種の宗教みたいなものなのかなヒトラーって一緒に死を選んだ人、戦争裁判から逃れるために死を選んだ人、それぞれだけど敗北濃厚で誰もヒトラーの意見を無視できない、独裁政治ってこんなもんなのか、歴史の1部を見るのには最適な映画、しかし声もなんか似てたなぁ、どこの国も市民のこと上からこんな風に見てるんだろうな
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戦場はどこも悲劇2006-08-24 by
ローズヒップ
どれだけの犠牲を払えばこのような悲劇は無くなるのか?
敵も味方も同じように傷つくのに・・・。
私たちが映画を通してある歴史の断片を客観視できるというのはすばらしいし、こういう場で知識ある人たちの意見を聞けるのも価値あることだけど、それでも繰り返される悲劇に得体の知れない大きな影を感じる。
ヒトラーのあの「降伏は絶対しない」という態度には逆に人間の弱さを感じる。
ヒトラーって最期まで・・自分の死や遺体の処理に関してまで・・自分のことばかり考えていたんだなあと思った。
私はこの映画を観てまた厭世観が強くなってしまった。
もっと人を好きになれる希望の見える映画が観たくなった。 -
第三帝国の最期2006-07-04 by
衛生兵
第二次世界大戦末期、首都ベルリンにソ連軍が侵攻し陥落していく模様を描いた作品。
ヒトラーの最期の12日間というよりはナチスとドイツ市民の苦悩と狂気や精神状態が描かれていて、ヒトラーの秘書、ナチス幹部、ヒトラーユーゲント、一般のドイツ市民など壊れた世界で壊れた人間達の最期が淡々と描かれていました。
第一次世界大戦から学んだとしてプロパカンダの影響力とヒトラーのカリスマ性の凄さに何とも痛感させられました。
ソ連軍にはあまり触れてないですがドイツが製作しただけあって史実を元に忠実に再現されており好感がもてる作品でした。
余談ですがソ連軍はベルリンに向けて上空から約800機の無差別爆撃、五万問の大砲やロケット砲を打ち込み、その後戦車で一掃し北からジューコフ将軍、南からはコーニェフ将軍が50万近い部隊を引き連れ進軍突撃。一般市民に対しソ連兵やパルチザンによる強姦、輪姦、略奪・・・。
どうやって生き残れと!
戦争とはいえ自分にはヒトラーもスターリンも正気の沙汰とは思えない。













