シン・レッド・ライン

『シン・レッド・ライン』を価格比較。★★★☆(67点)『シン・レッド・ライン』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

シン・レッド・ライン
67点
監督 テレンス・マリック
出演 ジム・カヴィーゼル, ショーン・ペン, ニック・ノルティ
発売日 1999年12月22日
定価 4,935円(税込)

 

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amazon.co.jpによる解説

『地獄の逃避行/バッドランズ』『天国の日々』のたった2本、けれども映画史的傑作を残して、謎の沈黙を続けていた伝説の名匠、テレンス・マリック。その天才監督が20年ぶりに発表したのは、太平洋戦争の激戦地ガダルカナル島が舞台の、生と死の叙情詩だ。
原作は、『大突撃』として映画化もされたジェイムズ・ジョーンズの同名小説だ。ハーバード大で学んだ哲学に、近年はパリで教える側として親しんでいたマリックらしく、戦争への内省的考察を独特のモノローグを多用して描写した。無謀な作戦で死んでゆく兵士たちと、島の人々や自然の豊かな表情、夕暮れどきのマジックアワーの崇高な光などを対置し、神の視点で人間の蛮行をとらえてみせた。ショーン・ペンをはじめ、豪華スターが進んで参加。また、日本兵役で光石研、水上竜士らが出演しているのにも注目だ。(轟夕起夫)

商品詳細情報

販売元 パイオニアLDC
発売日 1999年12月22日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

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映画生活ユーザーによる「シン・レッド・ライン」のレビュー

  • 100点 これは、名作だったんだ・・・

    2005-11-25  by 黄金のキツネ

    今回で三回目の鑑賞。一、ニ回目は退屈で途中で挫折。要するに寝てしまいました。たがちょっと前に観た「遠すぎた橋」の印象が今までと変わったので、こちらはどうかな、という軽い気持ちでトライしてみたら、とてつもない衝撃を受けてしまった。

    以上が前振り。以下に感想。

    目前の死と向かいあい、人は何かを物語る。語らずにはいられなくなる。それは祈りや詩やモノローグのように言葉を用いる場合もあるし、視覚的イメージの連なり(想い出)のときもあるのだろう。人は、「物語る」という行為を通して自分の生を、人生を確認する。自分の存在の証を立て、それを肯定するのだ。迫り来る死と向き合うために。

    映画の中にはいろいろな物語が描かれていた。出世に費やした人生を正当化し続ける者、妻への愛が自分の全てだと思う者、そして別の世界を知る者。何も語らないショーン・ペン扮する人物でさえ、「別の世界を知る者」に共感することで自分の想いを明瞭すぎるほどに語っている。

    彼らが語る内容は、もちろん哲学などではない。それはあくまでも個人が紡ぎ出すものであり、個人の文学であり、その個人の世界だ。

    ではこの作品はその個人の世界を羅列しただけなのだろうか。いや、そうではないと思う。この作品はそれだけでは終わっていない。不埒にも観客である我々に、同じ問いを投げかけてくるのだ。

    「あなたは、死と向き合ったとき、なにを物語るのか?」……と。

    この問いは、死と直接向き合っていない者には次のようにその文言を変える。

    「あなたは、今までの生について、なにを物語るのか?」と。

    この人生に対する問い(それを「哲学〈的〉問い」だと呼びたければそれでもよい)に対し、テレンス・マリックは映像で答えた。メラネシアンたちのおおらかな生活、楽しく泳ぐ子どもたち、すれ違って歩み去る老人や、美しい自然の映像で。

    この映像に誘われてその世界に浸る。それはそれで心地よい。だがやすらげるのは少しの間だけだ。なぜなら先ほどの問いがまだ残っていることに早晩気づいてしまうからだ。そう、あの問いは残らざるを得ない。なぜなら劇中での映像は、テレンス・マリックが彼自身のために物語った世界でしかなく、観客が自分の言葉で語ったストーリーではないからだ。

    したがってあの問いかけは、自分自身が答えを見つけるまで、はっきりと物を語れるようになるまで持続する。真摯に受けとめるなら、これほど重いものはない。

    この作品を知ってから数年たった。今、ようやくこの作品の奥底に触れた気がする。

  • 80点 peqt

    2006-05-03  by トラップ

    高地を狙う戦いが緑のきれいな高原で行われるのが印象的。迫力あり。 また、南海の楽園の原住民たちと戦争との違和感。戦いを前にした兵士たちの言葉のない向き合いのシーンがなんともすごい。神に対するメッセージも心に響く。反戦映画と簡単にかたずけたくないが、美しい自然の描写がその意味を伝えている気がする。時間は少し長い感じは否めない。。「ニューワールド」と同じように背の高い緑の草原のなかでの人と人のぶつかり合いや出会い、これって原始時代からの原点なのかな。海中に泳ぐ原住民の姿も同じ。

  • 70点 映像と音楽

    2008-05-15  by よいどれ乳児

    第一印象は冗長。映画館でも周囲のかなりの人が寝ていた。一緒に行った彼女は映画館から出てきてひとこと「何あれ」・・・全部寝といて何あれもないだろうとおもいつつはっとする。自分でも思った。「あれはなんだったんだ」。DVDをかった。たまに思い出したように見ている。見ている時も見終わってからも何の思いも湧かない。ただ「映画をみた」。そういう映画って実はなかなかないような気がする。しかし音楽は良いと思う。特に島民の歌と、日本軍の陣地に突入し乱戦となるシーンはこれまでみた映像と音楽のからみとしては最高の部類に入ると思う。何の予定もない一人っきりの休日の昼下がりにDVD借りてきて酒をのみつつみてみてはいかがでしょう・・・まあ、寝るかな。

  • 80点 俳優が豪華

    2007-03-07  by ゼーン

    戦争リアル路線でありながらも絵としての切り取りには凝っている方だと思います。

    ジョージ・クルーニーがでているので、キャリアアップ狙ったのでしょうか。

  • 100点 傑作かもしれない。

    2006-04-29  by ekoeko

    DVDで。
    新作『ニュー・ワールド』が気に入ったので、
    この旧作をもういちど観てみたくなりました。
    なんていうか、もうひとつ乗れないところがあって、
    たぶん、
    画面の表現とテーマとのあいだに
    しっくりと溶けこまないものがある、
    あるいは逆に
    テーマを突き抜けていくような画面表現がない、
    そんな感じがどこかしらあるのだと思います。
    それと、戦闘シーンが、
    そこで命がかかっているという迫力がもうひとつ。
    と言っても、もちろん、私は戦場を経験したことがないので、
    ひょっとしたらたいへんにリアルなのかもしれませんが。
    さらには、ガダルカナルが舞台だというのも。
    日本人からすれば
    こんなのどかなものではなかったはずですからね。
    それにしても
    映像をひとつひとつ積み重ねて物語を進めていくこの感じは
    なかなかほかでは味わえないものです。
    ナレーションの使い方もおもしろいのではないでしょうか。
    まだ納得しきれないものがありますが、
    何回も観ると、すばらしさがわかってくる映画なのだと思います。

  • 30点 平均点が高すぎる

    2005-11-12  by 未登録ユーザアンディ

    平均点が高すぎるので一筆啓上。
     監督がいくら戦争に異議を唱えても少しも日本兵の死は悲しまない、これを誉める人は日本兵は虫けらのように殺されても平気な感性の人だ。
     日本の反戦映画が日本人の死を訴えるだけと中国人に批判されるように、この映画を日本人は批判する権利があるだろう。
     くそったれなプライベートフィルムである。

  • 60点 奥深くはないが、戦争は伝えている

    2005-08-14  by オーウェン

    何気ないシーンがやけに記憶に残ったがこれはいかに?思うにこの映画戦闘シーンも多数あるが、まるで戦争全てを否定しているかのような自然の映像。
    終盤のシーンで兵士たちの変わりはいくらでもおり、物と同じ程度しか考えられておらず、人間としての尊厳などないに等しいと思わせるシーン。時代を如実に表すこの描写は物語の深くまで入り込んだりしないが、確実に戦争の一部だと思う。
    オールスターキャストが集合したが各人出番が少ないせいで、誰にも感情移入出来なかったのは辛い。
    その中でニック・ノルティの狂気に満ちた役柄。現実には受け入れたくないが、このような人物こそ戦争の真実であると思う。

  • 30点 北野ハリウッド俳優名鑑

    2005-02-21  by Godzilla Style

    2005.2/21(Mon) ムービープラスで録画しておいたものを鑑賞。戦争映画ファンではないのですが、名前だけは妙に覚えていたので、この際ということで。

    群像映画のような感じの作品です。ですが誰を主人公にして描き出したいのかわからない。戦争をとりまかれる人たちを描いたわりには悲壮感はない。ドラマちゅうものがまったくといっていいほどないんだけど、戦争なんて起こってしまえばそれまでで、所詮はそういうもんなのかも。悲壮感も感じられなくなり、善悪というものがよくわからない。だから、観終わったあとは、「で、何がしたかったの、この映画?」と感じてしまった。

    そういう部分はこの作品の個性として許そう。ただ、それを3時間近くも見せる意味があったかというとそうではない。無駄に長く、中だるみが甚だしい。戦争映画として真剣にのめりこむことができず、ビッグネーム俳優の登場だけが印象に残るだけの作品となってしまいました。

    あと、個人的に僕はナレーションというものがあまり好きではありません。どちらかというと、ナレーションなんかで説明するよりは映像で説明して欲しいタイプの人間です。効果的に使えない限りナレーションは安易な“逃げ”に過ぎません。
    本作にはそれが嫌っちゅうほど出てくるし、しかもナレーションは全て詩人風で、使う意味があったのかと疑問に思いました。はっきりいって邪魔でしかたなかったです。

    かといって、救いようもないほどひどいかというとそうでもないから本作は不思議。日本兵の言葉は結構重みがありました。中途半端ですませてしまえばそれまでですが。

    ツッコミを最後に言っておこうと思うんですが、なんであいつは、チューしたり、チューしたり、チューしてる回想しかできなかったんだろう。もっと重要な思い出だってあるでしょうに。まぁそれは観てからのお楽しみです。どうぞご覧あれ。

  • 70点 「生」と「死」の間

    2005-02-07  by はしば秀長

    ほとんど人間ドラマを見せず、
    ただ「生」と「死」の間だけを描こうとしているのだが、
    そこに妙なリアリティを感じる作品。

    人間的ドラマが無い分だけ、今ひとつ惹きこまれる要素が少ない。
    また映像的に見どころがある訳でもないので、
    (風景や色合いはかなり綺麗なんですけど)
    普通に見てるとかなり不評を買ってしまいそうだ。

    これは今までの戦争映画の概念を、覆してしまうような作品だと思う。
    戦争映画を見尽くした人には、受け入れられる作品でしょう。

  • 100点 ああ良かった。映画生活

    2004-11-10  by ぽん

    他のサイトであんまり平均点が低くてびっくりして。
    これは、何とかお気に入りの作品を持ち上げねばと、記憶を呼び起こしてカキカキ。

    世の中には「戦争映画好き」というジャンルの方がいらっしゃるらしい。

    この趣向の方を「いかに作戦が史実どおりに再現されているか」、とか、「日本軍の理解がどれだけきちんとされているか」とか、「戦争映画として鑑賞後にスカッとするか」とか、「とにかく感動できたか」という感じだと仮にさせていただきますと、たいていの方にはハズレです。シンレッドライン。

    ただし、「作戦が史実どおりか」と、「日本軍の兵器」ということになりますと、この手のマニアの方のサイトがございまして、どうやら兵器の設計を今、なさっている方のサイトのようですが、シンレッドラインに出てくる日本軍の銃機関銃による待ち伏せと、数々の兵器たちは、画面のはじにコンマ数秒で消えてしまうものにいたるまで、今まで作られたハリウッドも日本映画も含め、比類なき最高の出来ばえだそうです。

    残念ながらその趣味が、とーく子供の頃にはなくなってしまいましたので、僕には判定はできませんが。「最後に現れる日本軍の装備に至るまで、時代考証にはぬかりがない。」との兵器設計家のコメントでございました。ちなみに彼は日本人です。日本の戦争映画はフィクションから記録ものに関わらずすべて飽くなき兵器への興味から見ておられるようです。

    さて、そんなシンレッドラインではありますが、これは戦争映画なのか?というと、ストレートに「そうだ」とも言えない。けれども、じゃあ違うか?というと、またまた「うーん」

    時代考証はあるけれども、それがそんなに大事なのか?というとこれまた「うーん」
    テレンスマリックは哲学者でありますが、ある程度史実に沿いながら、これは、完全なるフィクションになっている。あ、「うそ」って意味じゃなくて、いわば、もっと演劇のように、役者それぞれのせりふが現実にはありえない、もしくは、大げさに誇張した形でつくられている。

    そして、監督の言いたいことは、間違っても、「戦争ドラマ」とか「反戦」とかそういう陳腐なことじゃなくて、いや、陳腐って言うこともないんですけどね。

    つまり、

    さんざん「反戦映画」は作られるます。「国威高揚映画」もつくられます。「かっこいい戦争映画」もつくられます。

    政治のことをみんな語っても、いきなり棍棒で意見の合わないやつを殴り倒すことなんて日常生活ではありません。戦争が好きだなんて人は現実にはめったにいないですよね。人によっては反戦を声高に言う。

    意識としては戦争なんて誰もしたくない。個人のレベルでは。

    でも、なんでしちゃうのか?
    そして、そのときにどんなことが起こるのか?どうしようもなく、もしくは流れるままに、そしてもしくは自分から進んで参加した一人一人が兵士になったら、一人人の頭の中は何が起こっちゃうのか?

    日本兵の口をして、「みんな死ぬんだ」って言わせるのは、別に戦争で死ぬことのみを意味してるわけじゃなくて、「どうしたって死ぬ」ってこと。じゃあ、なんで「戦争してるわけ?」

    テレンスマリックがこの映画で答えを出すわけではなくて、よくわる戦争映画みたいに、「人間はおろかだ」ってことを「映像から見てわかれ」ということはやってない。
    むしろ、映画らしくなく、「言葉」を使って説明しちゃう。
    ところがその「言葉」がまたまた非日常的。

    案外、深遠なテーマを扱ってるもんで、
    「つまんない、眠い」の感想は別にいいんだけど、普段から哲学などに関心がなければ、もうその時点で見ないほうがいいかなあ。

    それにしても、映画生活の評価が低くなくてよかったよかった。

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