自虐の詩ナビゲートDVD いつまでも七転八倒 ~森田幸江 篇~

『自虐の詩ナビゲートDVD いつまでも七転八倒 ~森田幸江 篇~』を価格比較。★★★☆(69点)『自虐の詩』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

自虐の詩ナビゲートDVD いつまでも七転八倒 ~森田幸江 篇~
69点
監督 堤幸彦
出演 中谷美紀;阿部寛;遠藤憲一;カルーセル麻紀;松尾スズキ;竜雷;名取裕子;西田敏行
発売日 2007年10月3日
定価 2,500円(税込)

 

価格比較

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商品詳細情報

販売元 ジェネオン エンタテインメント
発売日 2007年10月3日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

映画生活ユーザーによる「自虐の詩」のレビュー

  • 50点 中谷美紀が素晴らしい。

    2008-07-20  by lp

    堤幸彦監督による、4コマ漫画か何かを映画化した今作。

    キャストについて。
    中谷美紀が素晴らしかったです。「嫌われ松子の一生」での彼女の演技も凄かったですが、本作での演技にはまた違った凄さがあります。
    阿部寛は、台詞は少なめですが存在感は抜群。役柄にもかなりハマっていました。

    ストーリーについて。
    前半は、色々な笑えるエピソードが一気に展開されていて面白いです。ただ、中盤・後半に入ると笑える所がだんだん減っていったのは残念。もう少し満遍なく笑えたほうが、個人的には嬉しかったです。(私の笑いのつぼに、ハマっていなかっただけかもしれませんが。)
    夫婦のドラマとしては、普通といった所です。ただ、二人の出会いからのシーンの中で、幾つか疑問に思うところがあったのは少しイマイチ。

    総括すると、少し心温まるコメディー・ドラマですかね。
    あと、DVDなどの媒体で鑑賞する方には、台詞が聞き取り難い箇所があるので、音量を大きめにしておく事を薦めます。

  • 70点 極貧の中の幸せ

    2008-05-17  by しゃんと同盟07

    中学時代の極貧といじめ、
    そして、熊本さんとの友情と別れ。
    これらは、よく考えると
    ユキエの人生の中で彼女を鍛えてくれた
    大切なできごとであり、
    また、同時に彼女の宝物になっていたことに
    気づくのだ。
    ろくでもない亭主の餌食になっている
    薄幸な女性の話が、
    中盤から、実は、「しあわせじゃ〜ん。」
    不幸の中にも、幸せがあり、幸せの中にも不幸が
    潜んでいる。本人の考え方次第というわけ。
    アジャ・コング、ばっちりな配役でした!

  • 70点 いくつかおもうこと

    2007-11-09  by 根無し葛

    この映画、原作は、西原理恵子の『ぼくんち』と並び、私にとって、とても大切な作品です。『ぼくんち』ではビンボーワールドの住人たちがバイタリティ全開で屈託なく生き抜くのに比べ、本作において「貧乏」は"幸江"という薄幸そのもののような女性ひとりに重くのしかかります。逆境の中、屈託にまみれつつ生きていかざるをえない彼女を中心に物語は展開します。

    <幸江とイサオの物語>を軸にして始まる原作は、2つの柱に支えられています。

    ひとつは物語の終盤に登場する<熊本さん>というクラスメートとの出会い。
    たったひとりで薄幸を生きていた幸江に、初めて、同じように虐げられる側の存在として<熊本さん>が出現し、これによって物語はにわかに変調します。

    他のクラスメートに嘲られ、教師にさえうとまれ、幸江以上に苛烈な環境にありながら、決してうつむかず、歯を食いしめ、胸を張って昂然と歩く<熊本さん>。梅干し弁当を恥じてフタで隠す幸江とは対照的でもあります。そんな<熊本さん>に心の拠り所を求めつつ、その外見や行動のすさまじさに、幸江は怯えます。卑屈に恥じ入ります。いちばん見たくない自分自身の姿をそこに見て、目をそむけます。あげくの果てに自己を見失ってしまいます。

    原っぱでの幸江と<熊本さん>の取っ組み合いは、原作中、屈指の名シーンです。まさに人間としての尊厳をかけたぶつかりあい。「尊厳」なんていう言葉、生まれてこの方日常生活では使ったこともないのに、なぜかこの場面にはいちばんふさわしい、これしかない<言葉>のような気がしてしまいます。これを境に二人は単なる友人ではなく、「戦友」とでもいうべき絆で結ばれます。中学生の女の子同士が「戦友」とならざるを得ない、その状況のすべてが切なく、胸が詰まります。

    映画の中でもこの場面は描かれます。とてもインパクトのあるシーンです。ただ、率直に言って、二人の存在のいちばん深い場所からほとばしる感情、それがあぶり出し文字のように浮かび上がってくるというところまでは届かなかったような気がします。

    もうひとつの柱は、幼い頃に自分を捨て、生別した母親に対する幸江の<思い>です。
    彼女は、思い描くことのできる「母の顔」を持ちません。母の顔を見失っていることが、根っこから切り離されて生きていくしかない彼女自身の人生を運命づけているかのようです。かくて母の顔を取り戻すべく、魂は遍歴を重ね続けます。そしてついに「妊娠」を契機に彼女自身の心情がある到達点を迎えます。天空にひとり漂っているわけではなく、横糸にも縦糸にもしっかり支えられている自分、「なにか」につながり「なにか」へとつなげていく存在としての自分を、長い長い葛藤と曲折の末に取り戻す、まさにこの瞬間、原作のその数コマからは、ある種の神々しさが立ちのぼります。凡百の「自分探し」の物語を凌駕します。

    映画では、この部分についてはごくさらりと描写されるにとどまります。いささか唐突にすぎるほどのさりげなさです。テーマとしては切り捨てられたに等しいといっていいでしょう。

    原作は週刊誌連載の4コマのギャグマンガという「制約」の中で描かれています。
    この制約を逆手にとったかのように、一定のリズムを刻んで物語は高まっていきます。特に<熊本さん>との出会い以降は、遠い太鼓の響きが次第に心臓の鼓動へとシンクロしていくような昂揚感があります。幸江や<熊本さん>の息遣いまでが間近に聞こえてきそうです。

    翻って、映画という表現形式はとても自由です。でも自由の海に漕ぎ出した結果、原作の持つこのリズムを見失い、なにか取り返しのつかないものを海の底に沈殿させてしまったというようなことはなかったでしょうか。
    そういう意味で、観賞後、「残念」という印象がどうしても拭えませんでした。

    もちろん、原作のエッセンスを抽出し、テーマを絞り、最大公約数的なかたちで大勢のひとたちが楽しめる作品に仕上げた、ということからいえば、この映画は充分にその役割を果たしているようにも思います。
    ユニークな登場人物たちが、あるいは心優しく、あるいは熱く、幸江を支えます。ちゃぶ台をはさんで向かい合う幸江とイサオは、他人から見れば「けったい」としかいいようのない、それだけに混じり気のない、プリミティブな情愛の姿を見せてくれます。自分の心に余分な夾雑物さえなければ、観賞後、きっとほのぼのとした幸福感に暖められつつ余韻を楽しむこともできたんじゃないかと思います。
    なのになお「さは さりながら」の感を拭い切れない、なんとも歯切れの悪い、微妙な感想になってしまいました。

    原作のある映画はこれまでにもさまざま観てきたにもかかわらず、これまでこういう「感想」を抱いたことはあまり記憶に浮かびません。そういう意味では、自分自身の見知らぬ感情に若干とまどい気味です。同時に、映画を「映画それ自体」として楽しむことができずに「残念」の感情を残してしまった、そのこと自体を残念にも思います。

    映画自体をどう受け止めるかはさておき、いろいろな点で得難い鑑賞体験だったことは間違いありません。
    この映画を観てあれこれ考えることで、あらためて『自虐の詩』という原作のメッセージを再確認することもできました。「人生を幸や不幸でははからない。人生には意味があるだけ。ただその厳粛な意味をかみしめていけばいい。」とても勇気づけられるメッセージです。

    エンディングロールのあとの映像は、けっこう好きです。どんな人生にもドラマがあり、どんな人間にも見せ場がある、そのことを問わず語りしてくれているようなラストショットでした。

  • 90点 人生と友情

    2007-11-03  by りんぼ

    原作が4コマ漫画とは知らなかったのですが、確かに映画の最初の方の展開はコミカルなものだ。しかし、そこは流石に映画で、ちゃぶ台返しだけでここまで映像を見せることが出来る。予告で何度も見ていたにも関わらず笑ってしまったのはちょっとやられたという感じです。ベタネタは時に強力です。
    てっきりこのコミカル調で全編押し切るのかと思ったら、中盤以降大きく路線変更している。これがかなり泣ける話になっていたのは全くの予想外だ。私はこういう意表を付かれたものに弱いのかもしれない。明らかに涙ものの映画には警戒してしまうところがあるので、むしろこの手の方がすんなり泣ける。終盤にかけて人生を語るほど内容があったのには驚いたし感動した。自分としてはこの映画はかなりのヒットです。

    先ず誰もが思う「なんでこんな男と」という疑問。その夫にどこまでもけなげに尽くす主人公も全く謎だ。実はこれがこの映画のメインテーマであって、それが中盤以降に語られる。それを見ると冒頭の疑問がすっきりと解消していく。
    この夫を演じた阿部寛が今までに無い役だけに光っていたし、すごくぴったりきている。元々二枚目も三枚目もこなせる役者ですが、後半のことを考えると、この配役はぴったりだったように思う。原作とイメージが違うのかもしれませんが、映画はそれで構わない。
    あと、大きな要素は過去のエピソードです。彼女の生い立ちと友情の話がメインですがこの話が感動的だった。特にかけがえのない友情が生まれていく辺りの過程が良いのです。それは決して小奇麗なものではなく泥臭いのですが、だからこそ迫るものがある。ぎりぎりのところで生まれる彼女たちの友情は本当に熱い。

    主人公は常に「幸せ」と求めている。それは人として当然のことだろう。この映画は単に幸福を求めるものではない。結果的には人生の価値について考えている。主人公の環境を考えれば明らかに幸福とは言えない。我々は人生の価値観を幸せの度合いで判断しがちである。しかし、この映画を見ると、それは正しいのか? と思ってしまう。主人公は様々な経験を経て、最後にその答えに辿り着く。その言葉に人生が持つ面白さが見えてくる。この言葉の前では「勝ち組・負け組」などという概念がとてつもなくチープに見えてくる。

  • 80点 人生戯画

    2008-06-09  by Odile

    絶望の、その先を生きる。非常に重たい題材にも関わらず、コメディとして成り立っているのは、原作漫画の手腕か?それにしても、今作の阿部寛は白眉だった!

    (レンタル)

  • 60点 犬も食わない映画でした。意味、わかるかな?

    2008-02-06  by ウーミン

    阿部寛のパンチパーマが見たかったから。それだけで観に行った映画
    堤幸彦さんが監督をしている映画って、極端にアタリとハズレがありますね。
    アタリといえば『ケイゾク』『トリック』シリーズ、ハズレといえば『大帝の剣』『サイレン』など等。
    …よく考えたら『明日の記憶』以外でこの監督のでアタリ作って、TVのシリーズモンくらいじゃねーのか?別にいーんだけど。
    まぁ、こうやってアタリハズレ混在の監督って、観る方にしてみればギャンブルに近いモノがあって、それもまた楽しみといえばそうなんですが、今回の映画に関してはアタリの部類だったのではないでしょうか?
    中谷美紀、阿部寛っていう、監督がよく起用する安全パイを使った時点でチョット本気だったと思いますが、それでも後半はメリハリに欠けた展開に少々退屈させられはしましたけどね。
    ただ、いつもの事といえばいつもの事なんですが、一体この監督は自分の映画で笑わせたいのか、それとも感動させたいのがよく解からないんシーンが多いんですよ。おまけにあるシーンでとある人を起用したのは一体どうしたかったんでしょうか?ぶっちゃけスベってましたけど。(笑)
    まぁ、何度も言うとおりそれもいつものことだし、いつも狙って何かしたら大抵スベってますけどね。
    …という事で、カルーセル麻紀さんなんてナニワのおばちゃんがピッタリだったし、西田敏行さんはまぁいつものまんまで面白い映画なんですが、こんな犬も食わない(意味解ります?)映画には点数は6点で十分でしょ?
    ただ、監督は違うのに『嫌われ松子の一生』にソックリな映画になっていたのは狙ったと思っておきます。(そうじゃなきゃ許されないだろってことですので)
    どうでもいいけど、前から思ってたけど遠藤憲一さんって、雨上がりの宮迫さんにソックリだよな。
    ということで今回はこの辺で

  • 0点 能天気な監督

    2007-10-13  by 冬のマーケット

    配役や演出など原作の情感をことごとくそこねる、あまりのひどさに半分過ぎて退席しました。
    特にミスキャストなのは主人公の父・西田敏行でしょうか。
    美人に不美人の気持ちを理解し、その人生を演じろ、と言われても無理な話で、中谷美紀さんは『嫌われ松子』が素晴らしかっただけにお気の毒と言うしかありません。
    おそらく堤幸彦という人は、ずっと人の人生を踏みにじる側の人間として生きてきたのでしょう、画面のすみずみまでそれが感じられます。そしてそれはこの原作マンガの精神とはまったく正反対のものであり、無残な映画化の原因となっています。

  • 20点 軽すぎます

    2008-10-10  by 未登録ユーザNEWTON

    軽いテレビドラマを見ているようです。
    せっかくいいテーマなのに残念です。
    フェリーニの「道」までは期待しませんが、焦点を絞って描いて欲しかった。
    友情も愛には違いありませんが?
    漫画の方が奥が深い。

  • 40点 見。

    2008-10-06  by サカモト

    思っていたよりも普通で、肩透かし。
    原作があるからだろうけど、回想も唐突でそこからやっと話が見え始めたが、遅すぎた
    最後の落とし方もはぁー、溜息。長々引っ張ったわりには普通な映画だった

    中谷氏の最近の映画はどれも一緒に見えちゃうのは私だけだろうか…もったいないなぁー

  • 80点 “人生から逃げんな!”

    2008-09-09  by H.T

    私、かなり涙もろいんですが、この映画にはやられましたね…。

    「私は何でこんなにも不幸なのか?」
    「幸せって何?」
    こんな悲しい展開が前半は続くんですが、後半の幸江の回想には、涙腺が崩壊!

    友情とか別れとか、運命の人との出会いとか、普通の人なら誰でも経験する事ですが、幸江の体験はなんてドラマチック!
    特に、学生時代に出会った「熊本さん」との友情には泣いた…。
    画面が涙で見えねぇぜ…。
    もうこの映画の主役は幸江じゃない!
    熊本さんだ!!(笑)

    前半からは、主人公は何て不幸なんだろうという気持ちしか浮かびませんでしたが、後半に入ると完全に逆に。
    なんだ、不幸なんかじゃないじゃん!
    とってもとっても幸せじゃん!

    結局、幸とか不幸とかいう考えに縛られてちゃいけないんですね。
    まあ、とりあえず、辛い事があっても、熊本さん曰く、「人生から逃げんな!」
    そして、幸江曰く、「人生には意味がある」という心に沁みた、これらの言葉を思い出したいと思います…。

    とっても良い映画だったんですが、唯一気になった事が…。
    ちゃぶ台ひっくり返しのシーンが連発されますが、食べ物をああいう風にするのには激しく嫌悪感が…。
    そこが何より、見ていて一番辛かった…。

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