ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
『ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション』を価格比較。★★★★(83点)『ホテル・ルワンダ』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | テリー・ジョージ |
|---|---|
| 出演 | ドン・チードル,ソフィー・オコネドー,ニック・ノルティ,ホアキン・フェニックス |
| 発売日 | 2006年8月25日 |
| 定価 | 4,935円(税込) |
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amazon.co.jpによる解説
1994年アフリカのルワンダでは、長年にわたるフツ族とツチ族の民族抗争がエスカレートし、ついにフツ族はツチ族の大虐殺を開始。そんな中、ルワンダの高級ホテル支配人を務めるフツ族のポール(ドン・チードル)は、妻タチアナ(ソフィー・オコネドー)がツチ族であることから家族だけでも護ろうとしていたが、彼を頼って集まってきた難民たちを見ているうちに、彼の心の中で何かが変わり、独り虐殺者たちと対峙することに…。
100日で100万人が虐殺されたルワンダ事件を背景に、1200人の命を救ったホテルマンの決死的行動を描いた実録社会派映画の傑作。単に世界を震撼させた事件を再現するだけでなく、そもそも諸悪の根源でもある欧米の差別意識や、国連の対応などにも厳しい批判を下した勇気ある姿勢には頭が下がる思いだが、同時に人はふとしたことで英雄的行動を取ることの出来る生き物でもあることまで力強く教えさせられる。『ボクサー』などの脚本家でもあるテリー・ジョージ監督以下、まだまだアメリカ映画界には反骨の映画人が多数存在するのだ。必見。(増當竜也)
商品詳細情報
| 販売元 | ジェネオン エンタテインメント |
|---|---|
| 発売日 | 2006年8月25日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 2 |
| 形式 | DVD |
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映画生活ユーザーによる「ホテル・ルワンダ」のレビュー
-
「この映像を見た人は、2007-06-08 by
としぞ。
怖いわね、と言うだけで、あとは夕食を続ける」
劇中登場する、普通の市民の斧を手にした虐殺シーンをスクープしたカメラマンのこのセリフはとてつもなく重い。
3年ほど前のことだが、夕方の地元の駅で四人の若者たちと一人の中年の会社員風の男との小競り合いの仲裁に入ったことがある。相手は四人だし、高い確率でやられちゃうだろうな、と思いながらも、しきりに「すみません」を繰り返す会社員風の男に対して「うるせーよ」「聞こえねえな」などと言っている若者にどうにも我慢ができなくなってしまった。
近くの駐車場に連れ込まれ、ボコボ・・・くらいに殴られた時、駅員の報せによって警官が駆けつけた。
あの時駅では、多くの人たちが小競り合いを見ていたけれど、その中には、家に帰ってから「怖かったよ」と言いながら夕食を食べていた人もいただろう。
多くの方がこのレビューで、主人公のポールにわが身を置き換えたり、当時のルワンダと日本を比較した意見を寄せているけれど、僕が三年前に経験したようなことは「平和な日本」でも日常的に起きている。「暴力」や「確執」の名の下では、「民族紛争」も「小競り合い」も等価なのだ。「ルワンダのようなことが身近で起きたら」・・・それは仮定の話や対岸の火事などではなく、人間の感情の行き違いによって生まれる暴力は、僕たちを容易に巻き込む距離でじっと息を潜めているのだ。
あれから今まで、幸いにして似たような場面に遭遇していないけれど、もしまた目撃したなら三年前と同じ行動が取れるだろうか?ポール・ルセサバギナのように「名も知らぬ隣人」の為に暴力と対峙できるだろうか?
勿論、気持ちはあるのだが、おそらくは難しいだろう。暴力に囲まれ、暴力に脅され、暴力に体を痛めつけられたことは想像以上に深く記憶に刻み込まれている。
「暴力」を止めるだけの勇気を振り絞れないのなら、「怖かったね」と言いながら夕食を食べることしかできないのなら、せめて僕は、暴力の側に立つ人間にはなるまいと思う。同じ人間を「ゴキブリ」呼ばわりしたDJのような、斧を手に隣人を襲うような、言葉であれ、拳や武器であれ、それを使って「名も知らぬ隣人」を傷付ける人間にはなりたくはない。 -
世界は繋がっている2006-02-20 by
りんぼ
虐殺をテーマにした映画は数多くあるが、この映画での加害者側の主張に驚かされる。
ツチ族全てを「ゴキブリ」と呼び、人としては見ない。
子供も根絶やしのために容赦無く殺していく。
昨日まで普通に隣人として生活していた相手を殺していく。
フツ族の商人の一人は本気でツチ族を皆殺しに出来ると信じている。
ここまで徹底して殺戮が出来ることに驚かされるが、これが世界の現状だということを教えられる。
そしてこれが、1994年というついこの前に起きたことだということも衝撃だった。
当時の私はルワンダの虐殺など全く知ることもなく、またルワンダという国名すら知らなかった。
報道はされたのかもしれないが、少なくとも私は他の興味ある報道にしか注意を払わなかったのだろう。
その点、何も出来ずに撤退していく国連軍やジャーナリストたちと何ら変わらないのかもしれない。
私はこの映画が全く自分とは無関係に起こっている出来事とは思えなかった。
主人公を含め、多くの人が最悪が現実となる直前まで平和な未来を信じていたし、このようなことが起こるなど思っても見なかった。
そこに危機意識の無さがあるのかもしれないが、これが現実のように思える。
日本といえども、この平和がずっと続くという保証は本当は無いのかもしれない。
そして、主人公たちが救いの手を求めるのもやはり我々先進国の人間だ。
映画の中で彼らは先進国の人々に電話で救済を求める行動を取るがその時の台詞が印象的だ。
我々、先進国にいる人間は常にこのような人の手を握る義務があることは事実だろう。
重要なのは、そういった人からの電話が自分自身にかかってきた時だ。
果たして、自分は彼らの手を掴んでいけるのだろうか?
そんなことを自分に問い掛けてくる映画だった。 -
怖いねで終わってはいけない2008-08-01 by
dei
この映画を観てアフリカって怖いね、世界ではまだ戦争が続いてるんだねなんて感想を漏らして明日には忘れてたりしてたら援助をしなかった国際社会の立派な一員。
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仁義なき戦いアフリカ篇2008-03-31 by
牧坂満
ルワンダの大虐殺の写真がマスコミによって、全世界に報道されたとき、何も出来ない自分自身に酷く腹立ちを覚え、事後処理に過ぎませんが、所属する“ライオンズクラブ”を動かして、全世界のライオンズクラブから募金と人材派遣を募って、行方不明者の探索と精神的障害を負った人々へのケアーのために国境無き医師団とナースを派遣する一翼を担いました。
死体が折重なって急流を下りアフリカ最大の湖ヴィクトルア湖に流れ込んだので、その死体を魚取り用の小舟に引き上げる人々。クルディスタン、ボスニアヘルツェゴビナ、ソマリア、イエメンなど戦争や内戦による大虐殺は後を絶ちませんが、深作欣二監督が映画「仁義なき戦い」で述べたメッセージ…“人間の世の中から戦争という名の暴力が消え去るのはいつの日であろうか”を思い起こさずにはいられません。
「ホテル・ルワンダ」は冷静沈着な男が、絶体絶命の危機をインサイドワークで切り抜けて、自分自身と周りの人々の生命を守り抜く話ですが、主人公を演じた俳優の迫真の演技が見事で、観客である私たちに生命存亡の危機状態を擬似体験させてくれました。
しかし、ルワンダの川を流れ、ヴィクトルア湖の岸辺や道路に溢れ返る死屍累々の画面に圧倒されながら、その死に希薄感を覚えてしまうのです。死者たちの親類縁者にとっては重い出来事なのですが、紛争や戦争による大量殺戮行為の結果となると、その死を希釈してしまう面は否めません。 -
怖さ2008-01-28 by
しろろ
人が次々に殺されていくのが
単純に怖かった。
自分のこれまでの人生には
あり得ない恐怖。
道理が通じない社会の中で
主人公の落ち着いた判断だけが
支えだった。
人間は自らが抱えた恐怖を抑えるために
社会を進化させるのだと思う。
自分の無知を知る作品。
-
心を打たれる映画2007-11-17 by
みるる
この映画を見て改めてルワンダ大虐殺の恐ろしさを
知った。
この様な悲しく恐ろしい虐殺行為はもう世界のどこにでも
おこってほしくない。
心からそう思った。
1268人のも命を救ったポールの勇気と行動力に
心が打たれた。
そしてこの恐ろしい事件をリアルに描いた演出はとても
素晴らしい。 -
人間のどうしようもなさとかすかな希望2006-08-16 by
tamakazu
この映画を観てまず思ったことは、この映画が当初日本ではどこも配給せず公開されないことになっていたことにこの国の映画業界のだらしなさに唖然とし、その後多くの有志の働きかけで公開されたことを心から喜びました。
観たのは、三軒茶屋シネマ。お盆ということか、昼間でも結構多くの客が入っていました。
この映画は劇映画として高く評価されるべきと思いますが、記録映画としても評価されるべきと思います。そして、欧州列強によるアフリカ分割支配が今も払拭されない現実には中東や他のアフリカ諸国の内戦も同じように感じられたし、日常に潜む陰湿な差別意識は日本にもあるように強く感じられ、人間の愚かさや凶暴性を暴露する良いサーモスタットになる映画ではないかと強く思いました。
どこかの首相が、隣国と仲良くせずに反省も無しに勝手なことをして「心のモンダイ」などと逃げておきながら「公約だから」などと嘯く姿と、民兵や政府軍の将軍の姿がダブって見えたものでした。
しかし、主役のドン・チード?。ERに出ていた頃と変わらず、淡々と演じるイイ役者ですなぁ。
ところで、三軒茶屋シネマは二十数年前と変わらぬ“場末感”漂う、いい感じの映画館でした(昔は三軒茶屋東映でしたっけ?)。でも椅子がギシギシ云うのはちょっと・・・でもいつまでも閉めないでね。 -
当たり前のことをやる勇気2006-03-19 by
くりふ
決してうまい作りの映画ではないと思う。割とアバウトな印象があり、特に気になったのはザックリした音楽の入れ方と、終盤にメリハリがなくありゃ? という間に終わったこと。しかし見ていて何度か、言いようのない感情に襲われ身震いがした。人として感じるべきものがきちんと映されている、と思った。所詮フィクション、とわかっちゃいるんだけど。
主人公ポールはヒーローではなく、そのように成長するわけでもない。そこにとても共感した。彼は自分の立場において、人として当たり前のことをしたのだと思う。確かにあの行動には勇気がいるけれど、人でなしを前にして、自分は人である、と胸を張りたいなら誰もができうることだ。時代背景やお国事情などの描写をあまりせず、ポールの行動に絞った物語にしたのは、そんな作り手のメッセージではないかと受け取った。
日本にはとりあえず、ルワンダのような紛争はないけれど、例えば大災害が起き無政府状態にでもなれば、似たような状況になることは考えられる。その時ポールのように「他と共に」生きようと行動できるだろうか? …というか、できるはずなんだから誰もがやろうよ、というメッセージ。どの国、どの地域にも当てはまることだと思う。
終盤が物語としては不満だったが、ハッピーエンドで終わった人物たちより、そうでない人物たちの存在が重くのしかかる結末になっていると思う。アフリカの空がずっと曇りなのがとても印象的だった。
とは言え全体に重くても、面白さがきちんと詰まった映画。一番よかったのは屋上でのラブシーン。生も死も笑いも皮肉も盛り込まれた名シーンだと思った。 -
普通の人2006-03-04 by
赤毛庵
主人公は、ちょっとリッチで、自分の成功に思いあがっているところのあるホテル支配人。正義の味方でもないし、スーパーマンでもない。
隣人が連れて行かれるのを見ても助けようとしないし、その気になれば使えるコネを十分に持っているのに、妻に頼まれても「彼は、ファミリーじゃない。」と、使おうとしない。
そんなシーンが続いた最初、なんか嫌な男に描いているなぁと思ったが、途中でそうじゃないんだと気が付いた。一般的な人の日常はだいたいそんなもんだ。自分や家族の生活が大切なだけだ。彼はごくごく普通の、たまたまホテルの支配人という立場の職についていた一般市民、である。
集団心理の怖さ、というものはこれまで耳にしてきた。自分は、強い恨みなどの具体的な理由がなく人間を殺すことなどできない、と思っていたが、狂気にのまれてしまえばそれも可能らしい。人とはかくも弱きものか。殺す側に回った者も果たして自分が狂気につつまれていることに気が付いていた
かどうか。
かたや、普通の人がナタを持って隣人を殺して回る、そんな狂気につつまれた中で、彼は冷静だった。家族・隣人・客を守るため闘った。自分の立っている場所で、自分の持てるあらゆる力を駆使して最善と思われる策をとった。それが結果的に多くの人間を救うことになった。そのことに素直に感動した。
隣人どうし、友人どうし、が殺し合う異常事態において、殺す側も殺される側も、1000人以上の人を救った主人公の彼も「普通の」人、である。
いざ、そうなったとき、どちら側にいるのか、その「紙一重」の怖さを強く感じる。
いざというとき、私はむざむざと狂気に呑まれてしまうのか。自分に問おうと思う。せっかくこの映画をみたのに、「怖いね」と言ってディナーを続けるだけではもったいない。
2006/2/26 シネヌーヴォー にて -
悲惨だが2008-10-05 by
nori34156
悲惨だが、厳しい現実を目の当たりにしたようです。とっても考えさせられました〜。











