二百三高地
『二百三高地』を価格比較。★★★☆(73点)『二百三高地』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | 舛田利雄 |
|---|---|
| 出演 | 仲代達矢,あおい輝彦,夏目雅子,丹波哲郎,森繁久弥 |
| 発売日 | 2007年6月1日 |
| 定価 | 3,150円(税込) |
価格比較
|
在庫切れ | |
|
|
2,457円 (税込) 送料別 |
楽天市場で買う |
こちらの商品をお持ちですか?
|
|
まとめて売る |
商品詳細情報
| 販売元 | 東映ビデオ |
|---|---|
| 発売日 | 2007年6月1日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 1 |
| 形式 | DVD |
関連商品
映画生活ユーザーによる「二百三高地」のレビュー
-
頭を垂れました。2008-06-07 by
黄金のキツネ
日露戦争開戦の100周年目だから一度ぐらいは観ておこうかと軽い気持ちで4年前に観て、頭を殴られるくらいの衝撃を受けた作品です。ポーツマス条約というこの戦争の結末は歴史の授業で知っていましたが、その内実のひとつである旅順要塞攻略戦の凄まじさが、これほどのものだったとは……。
これほど多くの日本人の血が流れた映画はかつて観たことがなく、これほど白兵戦のむごたらしさを感じた映画もかつてなく、そしてこれほど拙劣な作戦指導に憤ったこともありませんでした。そして小賀中尉(あおい輝彦)の変貌ぶりと戦後の人々のたたずまいに涙したものです。
日露戦争については教科書半ページほどしか知らなかったので、その後いろいろと調べ、そして最近また観直しました。感想は4年前と殆ど変わりありません。やはり凄まじい映画です。
日本と帝政ロシアとの国力・軍事力の差。それを知りつつ児玉大将(丹波哲郎)が伊藤博文(森繁久弥)に開戦を迫る迫力。その伊藤が金子子爵(天地茂)にルーズベルトを介しての講和を依頼するときの必死さ。そして旅順攻略戦の終盤での乃木と児玉の会話の身を挺した凄み。国家・戦争指導層においても恐ろしいまでの迫力があります。
そして実際に戦闘をせざるを得なかった者たち、小賀中尉の苦悩、そして兵卒たちの悲惨さは目に余ります。中でもロシア要塞直下の壕に落ち込んだ日本兵の末路は凄惨そのものでした。(当時CGがあれば、プライベート・ライアンを凌駕する絵になっていたように思います。)
また銃後の人達の悲しみ、延々と続く葬列、乃木の自宅への抗議行動など明治の日本人を重層的に描いた傑作だと思います。ロシア側の名将コンドラチェンコもきちんと描いたことも高く評価できます。
明治時代、先人達が各々のレベルで日本を築き上げたその苦労と覚悟に、本当に頭が下がる思いがした映画でした。
蛇足ですけれど、映画自体は司馬史観に沿った形で、乃木大将や伊地知参謀長を愚将扱いして児玉の神懸かり的な作戦指導をかなり誇張しています。この点だけは4年前と違って今は賛成できません。当時の世界の軍事常識を調べた後では、乃木や伊地知の攻撃方針、とくに劇中で乃木が語る「正攻法」こそが真の決定打だった、今は理解しています。
そしてこれも蛇足ですが、夏目雅子さんはずいぶん綺麗な人だったんですねぇ。惜しいなぁ。
-
蛇足の極み2007-10-17 by
月踊り
どこかに反戦ヒューマニズムを織り込まないと、戦争映画というものを作ってはいけないのでしょうか?日教組や社民党や朝日新聞らがクレームでも入れてくるんでしょうか?
この映画は言うまでもなく、日露戦争最大の激戦地となった旅順の攻防戦を描いています。乃木希典率いる第三軍の苦闘と、応援に駆け付けた児玉源太郎参謀本部次長。両者の友情と葛藤が幹となるべきでした。あるいは乃木が敗軍の敵将に与えた武士の情け(他国の記者に敗残者としての姿を撮影させなかった)を通じて明治の日本人をこそ描くべきだったでしょう。この乃木の態度こそヒューマニズムのあるべき姿と認定もできた筈でした。
ここではあおい輝彦の演じた小隊長と女教師の淡い恋を挿し込んでいます。戦死によって断たれた若い希望というステレオタイプな悲劇によって、反戦思想を表現し(させられ)たため、この映画は訴えるべき主題を見失ってしまいまいた。
ボクは何も戦争賛美をしたいワケではありません。しかし、映画にはそれぞれ主題があります。反戦映画は反戦映画として為すべきことをすればいいんです。戦争映画だからといって、P.T.A.の如き介入をしてくる圧力こそが、芸術をも貶める反作用になっている事を気づくべきだと思います。
乃木将軍が敗将に与えた慈しみの心は、世界中から日本武士の鑑と絶賛されました。それなのに今の小学校・中学校で彼の名をこの逸話とともに紹介している学校がありますか?
単に「戦争は良くない」「軍人は殺人者である」といった風な、今や一般論にさえならないような指導が殆どのようです。
その一般論がイジメを無くしていますか?
人を敬い、弱者を慈しむ心を養えてますか?
おかしな話です。
乃木を演じた仲代達矢、児玉を演じた丹波哲郎、ともに素晴らしい存在感を示しました。それだけにあの日教組臭い挿話さえなければ、と悔やむのでした。











