仁義なき戦い

『仁義なき戦い』を価格比較。★★★★(76点)『仁義なき戦い』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

仁義なき戦い
76点
監督 深作欣二
出演 菅原文太
発売日 2001年8月10日
定価 5,040円(税込)

 

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仁義なき戦い まとめて売る

amazon.co.jpによる解説

戦後広島のヤクザ抗争の渦中の人物であった美能組元組長・美能広三の獄中手記を基にした、飯干晃一の小説を原作に描く実録ヤクザ映画シリーズの第1作。
復員兵の広能(菅原文太)は、当時まだ小さかった山守組の身内となり、敵対する土居組組長を暗殺するが、途端に山守組長(金子信雄)から邪魔もの扱いされて自首せざるをえなくなる。その後勢力を拡大していく山守組内部で、坂井(松方弘樹)ら主流派と有田(渡瀬恒彦)ら反主流派の内部紛争が始まっていく。やがて仮出所した広能は、山守組長から紛争に勝利した坂井の暗殺を促されるが…。
従来のヒロイックな任侠映画とは一線を画し、情け容赦ないヤクザ社会の実態を、手持ちぶん回しキャメラを駆使したパワフルな暴力描写でリアルに見せこみながら、戦後の日本とも照らし合わせていく。まさに深作欣二監督の金字塔であり、日本映画史上に燦然と輝く傑作。「キネマ旬報」ベスト・テン第2位。(的田也寸志)

商品詳細情報

販売元 東映ビデオ
発売日 2001年8月10日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

関連商品

映画生活ユーザーによる「仁義なき戦い」のレビュー

  • 100点 やくざオペラの最高傑作は闇市から始まった

    2008-03-18  by 牧坂満

     広島県に限らず、やくざ、愚連隊の抗争事件は大東亜戦争終戦直後の警察力の脆弱さに起因して、無秩序の混乱という混沌とした社会の中で、全国各地で勃発しています。東映はこれらの闘争を「仁義なき戦い」以降の映画で、実録シリーズと銘打って数多くの映画を製作しています。これは広島県内のやくざだけが気性が激しいという訳ではなく、戦争を境にして広島やくざを変貌させた特有の要因が存在することに他なりません。それは映画の冒頭にも描かれている「原爆」であり、原爆という一瞬に全ての物を破壊し尽くすスーパーウエポンによって、広島県のやくざ社会は下剋上の戦国時代になったからでしょう。映画は一貫して、日本のサム・ペキンパー監督たる深作欣二監督の演出による最高傑作(全5部作)となっています。…但し、第5部の脚本は笠原和夫ではありません。空前の大ヒットに気を良くした東映が深作欣二監督を説得しておまけを作ったのです。津島利章の重低音音楽も作品に凄味を与えています。

     映画公開当時は眉を顰めた知識人たちとはうらはらに、70年安保闘争の敗北感など、当時の無力感を一気に払拭するエネルギーに満ち溢れた映画の登場に私や観客は狂喜乱舞したのです。またそれまで、ヤクザ映画(東映京都撮影所が製作した明治・大正・昭和初期の任侠路線)にアンチテーゼを打ち出すどころか洞ヶ峠を決め込んでいた「朝日新聞」が、この映画が単純にヤクザ映画の範疇に収まっていない名作だと、その紙面上の映画評で絶賛したために、影響は各マスメディアに波及して映画の大ヒットに繋がったといわれるますが、最大の要因はハリウッド映画「ゴッドファーザー」とリアリティではそれを上回る「バラキ」の成功に他ならないと思います。

     シリーズ第一作の「仁義なき戦い」の成功要因は、深作欣二監督のハンディカムによるダイナミックな演出と絶頂期に向かう東映所属の中堅役者達や大部屋俳優のピラニア軍団の脇役たちが水を得た魚のように迫真の演技をしたこと、実録ならではのリアリズムや粒子の荒々しい画面など、多くの複合要因から成立しています。しかし最大の功労者は、飯干晃一の原作にはない膨大なデータを収集、獄中手記を書いた美能幸三親分や他の関係者にも直接取材をして、シナリオにまとめ上げた笠原和夫の手腕によるところ大でしょう。中でも数々の場面に登場する広島弁の珠玉の名セリフや初めて聞かされるやくざの隠語(専門用語)には心踊らされた思いがあります。最近ではこれらの隠語が堅気の世界にも流通してしまって、偽物やくざの横行に閉口しているのは本物のやくざかもしれません。

      "血風ヤクザオペラ" とも "広島弁のシェークスピア" とも称された脚本家・笠原和夫は東京出身で、広島弁はあまり知らなかったそうですが、綿密な取材を重ね膨大な資料を集めて、広島弁も研究し広島弁の辞書まで作っていたとのエピソードも残されています。

     ただ残念なのは、広能(菅原文太)が海渡組本宅前で土居組長(名和宏)をオートマチックの拳銃で暗殺する場面で、全弾発射したときにオートマチックの拳銃は安全装置が掛って、遊底がスライドを停止して開放状態になるのですが、当時の邦画界で使用された電気銃の銃撃シーンではリアリティも迫力も半減だったことです。深作欣二監督はこれを改善するためなのか、第二部の「仁義なき戦い・広島死闘篇」から回転式のリボールバーを使用しています。

  • 70点 ようやく見ることができました。

    2008-06-22  by March

    ようやく見ました。
    この映画も公開されてずいぶんとたちますが。
    今見ても伝わる迫力がありました。

    ただただ、登場人物が多くて
    誰がどの組?派閥?
    いやはや、おいかけるのが大変でした。

  • 70点 ゴッドファーザーに通底するテツガクを感じます

    2007-08-17  by 理屈屋

    戦後の混乱に、さまざまな危険から身を護ったり、限りある資源を入手しようとして、身を寄せ合うようにして組織を拡大していったヤクザ組織が、いつのまにかその本来の成り立ちを忘れ、やがては利権を争う、文字通り「仁義なき闘い」で殺し合をし始める様子を、ドキュメンタリーのように見せて行く作品でした。「実録モノ」という感じ、よく出てます。

    ちょうど、ゴッド・ファーザーで見たような、ファミリーを護る為と言いつつ、帝国を築かんと、血にまみれた殺し合いの道行きを進み始める姿によく似ていました。

    主人公のヤクザを演じる菅原文太さんが、素朴な価値観をもつ、昭和の残侠って感じながら、時代の趨勢に流され、為す術もなく砂を噛むような思いで、そのようなヤクザの変遷を眺める語り部の役をしているようで、非常に興味深い役所です。

    いやぁ、このお話は「ヤクザ」の物語なのですが、「カタギ」の世界も、たぶん「殺し」がないだけで実質は似たようなモノではなかったのかなぁ、などと思ったりして、「戦後」とか「昭和」という時代に思いを駆け巡らせてしまいます。

    「実録モノ」だけに、そういった「世相」を感じさせる面白さがありました。

  • 90点 狙われるもんより狙うもんの方が強いんじゃ!

    2008-01-19  by こわれもの

    広島ヤクザ戦争を圧倒的大迫力の役者陣が熱演。
    広能昌三の「山守さん、弾はまだ残っとるがよう」
    山守エロ組長の「ええケツしとるのぉ」「お父ちゃんはお前の好きな金の玉2つ持っちょる」
    ☆本当に痺れます。。。あっぱれ!!

  • 90点 実録やくざ映画の金字塔!!!!!

    2006-03-30  by たまこ少佐

    これだこれこれ!!この男たちのアナーキーさ!!
    とにかく生きのいい、やくざ顔の役者が揃っておる。梅宮、松方、文太、等々・・・現代日本映画の若手・中堅で、「仁義なき戦い・シリーズ」に登場する役者に適う者が、一人でもいるだろうか。ただ、どすを利かせて凄むだけではない、本物以上に本物らしい、当時の役者たち・・・。

    これら演技陣と、笠原の名脚本を得て、深作が才気を見せた、実録路線ものの金字塔じゃ。

    蛇足ながら、一人殺られるたびにテロップが出るお遊び?は、深作の実質的遺作「バトルロワイヤル」でも踏襲されており、思わずニヤリとしたものじゃ。

  • 100点 血がたぎる

    2006-10-14  by マーク太郎

    やっぱり深作欣二の代表作といえばこのシリーズ。学生時代に
    完結編を除くシリーズ4本をオールナイトでまとめて見たので、どれがどれやらごっちゃになりましたが、才気あふれるというか熱気が感じられるというか、とにかく熱い映画でした。金子信雄万歳。

  • 90点 最高

    2006-09-20  by 無責任な傍観者

    山守組長の金子信雄をはじめとして、全てのキャストがドンピシャ。
    山守夫妻の小狡さと松方弘樹演じる坂井の鉄ちゃんの危なげな熱さ、
    菅原文太演じる広能正ちゃんの慎重さ=煮えきら無さが相まって
    独特の雰囲気を醸し出している。
    周囲を演じる役者達も例外なく全員が映画を構成する一員として
    それぞれの役を生き生きと演じている。
    スリルあふれるテンポの良いストーリーも絶妙。
    文字通りヤクザ映画の金字塔となる作品。
    これを観た後はゴッドファーザーが物足りなく思えます。

  • 60点 広島弁

    2006-12-27  by アキラ

    「弾はまだ残っちょるけんのお!」
    「お前は右じゃあ!」(腕を切り落とす)
    広島弁がおっかなく聞こえるのは
    このシリーズのせいかも。
    戦後ドヤ街のならず者どもが
    暴力団になるこの一作目は
    特に史実を意識させられる。

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