ゆれる
『ゆれる』を価格比較。★★★★(76点)『ゆれる』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | 西川美和 |
|---|---|
| 出演 | オダギリジョー,香川照之,伊武雅刀,新井浩文,真木よう子 |
| 発売日 | 2007年2月23日 |
| 定価 | 3,990円(税込) |
価格比較
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amazon.co.jpによる解説
オダギリジョーが演じる弟の猛は、故郷を離れ、東京でカメラマンとして成功。一方、香川照之の兄・稔は実家のガソリンスタンドを継いでいる。母の一周忌に帰った猛だが、稔、幼なじみの智恵子と出かけた渓谷で、智恵子が吊り橋から転落死してしまう。殺人容疑をかけられた兄と、彼の無実を信じる弟の関係が、ときにスリリングに、ときに不可解に、さらに衝撃と感動を行き来し、タイトルが示すように“ゆれながら”展開する骨太なドラマだ。
都会に出た者と、田舎に残る者。性格も違う兄と弟。映画は対照的な立場を鮮やかに描きだす。西川美和監督は、微妙なセリフで男ふたりの複雑な内面を表現し、観る者のイマジネーションをかき立てまくる。背中の演技で心情を伝える香川照之もすばらしいが、兄に対する負い目と苛立ちの両方をみせるオダギリジョーは、彼のキャリアのなかで最高の演技と言っていいだろう。あのとき吊り橋で、何が起こったのか? その真実も含め、さまざまな余韻を残すラストシーンは目に焼き付いて離れない。兄弟を持つ人ならば多かれ少なかれ、ここに描かれる確執に共感してしまうはず。家族の関係も、そして人生も、一筋縄ではいかないのだと教えてくれる名編だ。(斉藤博昭)
商品詳細情報
| 販売元 | バンダイビジュアル |
|---|---|
| 発売日 | 2007年2月23日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 1 |
| 形式 | DVD |
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映画生活ユーザーによる「ゆれる」のレビュー
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非常に困難なテーマを、丁寧に描いた良作2007-09-21 by
AZumi
小さな田舎で家業を継ぐ兄と、
都会で夢を叶え華々しい暮らしを送る弟。
この二人の間には、どんな感情が交錯したのか?
非常に難しい舞台設定だが、この作品は、それから逃げることなく、丁寧に描ききったと言えるだろう。
とは言え、実際に同性の兄弟を持たない人は、やはり分かりにくい部分なのかもしれない。私には同性の弟がいるので、主人公とその兄に非常に共感できたが、他の家庭環境の人たちは、また違う印象を抱くのかもしれない。
また、この兄弟の気持ちを丁寧に書いているため、前半はややつまらない。少し冗長気味で、本題に入るのが遅いからだ。しかし、つまらないからと目を離すのではなく、細部まで観ていれば、この映画のもう一つのテーマであろう『人間の記憶の不確かさ』についても、なにか新しい発見が出来るのではなかろうか?
あと蛇足ではあるが、この映画の真に語るべきどころは、『結』では無く、『転』であるように思われる。
『確信犯』か『勘違い』か、観たものがどう受け取るかで、『結』の部分の意味合いも変わってくるのであろう。 -
何のために、誰のために、それをしている?2007-05-25 by
理屈屋
いや、良い作品でした。素晴らしい。
この監督さんの作品「蛇イチゴ」を見て、この作品も見たいと思っていましたが、期待を裏切らぬ良作で、また一人、世界に通用する日本人監督の誕生か!と、嬉しくなってしまいます。
映画のテーマはキム・ギドク監督風で、アッチからコッチを見て、果たして自分の選んだ生き方は「是か非か?」と悩ませられるような物語になっています。
右から左を見たり、左から右を見たり、真中から双方を見たりして、右には右の、左には左の、真中には真中の苦悩があり葛藤があるんだって辺りに気づかせてくれるのではないでしょうか?
私、キム・ギドク監督の「サマリア」の感想で、「どう生きるにしろ、とにかく一生懸命には生きようよ、と感じた」みたいなことを書きましたが、この作品にも同様の感慨が湧き起こるのを感じましたね。
で、手法的には「クロサワ」っていうか「羅生門」風なんですね。裁判という形式で、証人の証言を通して真実が次第に曖昧になって行くって感じが、まんま「羅生門」のようでありますが、この作品は「事件」が曖昧になって行くではなく、「証言者の人生そのものについて」の真実が曖昧になって行く辺りに、凄みと言いますか、異様に惹き付けられるものがあります。
その人は本当はどういう人だったの?
その人はその人を本当はどう思っていたの?
作中の人物についてだけでなく、自分自身で自分自身の「生き方」や「物事や人に対する想い」というものが曖昧にされ、どんどん分からなくなって行く感じに不安を覚えます。
「その人を助けるのは、その人が大事だから?それとも自分が大事だから?」登場人物達全員についてそういう疑問が生じ、それが次には自分自身に反映されて、自分が何を考え、何のために生きているのかを分からなくさせられます。
また、記憶の曖昧さについても非常に良く現実を観察して、見せてくれていると思いますね。「記憶」というのは、録音・録画されたデータの再生ではなく、その時そのシーンを「自分がどう解釈したか」の記録に他ならない、ということが分かってしまいます。同じシーンを見た人が100人いれば、100通りの記憶(事実の解釈)があると言っても良いのでしょう。
裁判という形式をとることによって、その事実が非常に効果的かつシビアに、説得力を持って見るものに伝わってくる気がします。
ラストがまた大変によろしかったです。
「これはハッピーエンドなのか?それとも…。」
人によってきっと感じ方の分かれるだろう終り方でした。
やっぱり、道路のコッチ側とアッチ側なんですね。「バスが…。」ってところに、異様な余韻を強制されることになりました。
いや、実に素晴らしい作品だと思いました。
この監督の次回作は、私的には絶対に見逃せません。 -
意味不明映画だった2008-02-25 by
nonoyamasadao
西川美和監督「ゆれる」。これって、リドル・ストーリーのつもりなのかなあ。これを観て、兄弟関係を考えると、とっちらかって収拾がつかなくなるから、厄介な兄弟関係なら観ないにこしたことはない。香川照之はなにを演じてもいいなあ。
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猛の証言以降の展開に不満2007-03-17 by
むてん
重厚で演技のリアリティの素晴らしい映画だけに、気にかかることがあります。
1,猛の証言以降、証言の波紋ともう一度、稔の発言が聞きたかった。証言をしたことだけにスポットが当てられるのが、全体の流れから妙に思われた。
2,「猛と一緒に東京へ行く」と橋の上で智恵子が稔に言った点を、ストーリーが避けてしまっている。もし、それが裁判で取り上げられれば、話の後半は変わっていたはず。というか、ストーリーを優先するために話を運んだ感じ。
3,猛と智恵子の関係は表にでないが、出たほうが良かったような気もする。なんだか、話が猛の自己満足で終わってるように思うのだが。。。。 -
全体を覆うトーンが重苦しい2007-03-14 by
星空のマリオネット
「ゆれる」は登場人物の心情と行動が激しく振れるさまを見事に描いて、傑出した作品になっている。
存在しているだけで身勝手でナイーブな主人公になりきってしまう弟役の「オダギリジョー」。抜群の演技力で人間の弱さと醜さと慈愛を一瞬のうちに演じ分ける兄役の「香川照之」。この二人に対して、彼ら兄弟と三角関係にある「真木よう子」と父役の「伊武雅刀」が絡み、さらに弁護士の「蟹江敬三」と検察官の「木村裕一」がえぐる。
男女関係を含め、畳み掛けるような人間関係の描き分けが素晴らしい。また、ラストシーンの救いのインパクトは強烈で、共感!
また、本作では香川照之の怖ろしいまでの演技に驚かされる。ちょっとした背中越しの横顔や口元に、戦慄のリアリティーを見せる。昨年の各映画賞での助演男優賞受賞に納得。
しかし、全体を覆うトーンが重苦しいモノトーンでありすぎるため、観ている方としては辛い。統一感があるといえばあるのだが、緩急の「緩」が常に「急」の複線になっているという息苦しさから逃れることができず、それが単調なイメージとなって跳ね返って来るように思う。
「感心させられる映画」を超えて、「愛される映画」になるためには、何か突き抜けたものが欲しい。 -
面白かった2008-09-04 by
マタンゴ
人にすすめられて映画館で観たんですが
香川照之さんの演技に終始目を奪われていました。
最後のシーン、最高だったと思います。
何かがずれてしまえば全てが壊れてしまうような、そんな雰囲気を感じながら始まり、だんだんと壊れて行く様をおっていくのですが、「ゆれる」ってぴったりのタイトルだな〜と観ながら感心。。
こんなふうに書くとなんだか安っぽいけど…。
登場人物の誰にもあまり好感は持てないのに面白い映画だと感じるところは、やはり脚本や演技のせいかなぁ…と思います。 -
良い2008-07-31 by
あとちゃん
面白い作品でした。事件なのか事故なのかというミステリーな雰囲気を持たせつつ、兄弟の心のゆれを描いた良い映画だと思います。
兄弟の心のゆれに関しては、役者さんが頑張っていました。特に香川照之さんはすばらしい役者さんですね。なんともいえない表情をするんです。無表情のような、それでいて何かを語っているような。そうした表情一つ一つが稔の心情を見事に表していたと思います。
ミステリー要素に関しては、結局どうなのよ?的な感じもありましたが、白黒はっきりわかるようにするより、むしろ余韻が残って良かったと感じました。
ラスト、あの後どうなったのか、想像が膨らみますね。 -
繊細なタッチ2008-07-28 by
ダリューン
素晴らしい映画を観た。
都会に出た弟と実家に残った兄。自分も同じ状況にある分、非常に感情が入ってみれたのかも知れない。
事件としては大きな(映画にしては)ものが起こるわけでもなく、展開としてもそれほど新鮮味があるものでもないのだが、その流れの中での兄弟の感情の『ゆれ』が非常に繊細に、緻密なタッチで表現されている。
自分の感情を重ねてみても、映画の中ほどの振れ幅ではないにしろ、確かに同じようにゆれる自分を自覚できる。そして重ねてみて、改めて兄との関係を考えさせられた作品だった。
当然ながら香川照之、オダギリジョーの演技は素晴らしいものがあり、二人ともやはり今の映画界を代表する俳優の一人だと実感した。
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かなりゆれた2008-07-03 by
カゴメ
最後の最後まで揺れた。
兄の笑顔が、最後まで信じられなくなってた。
誰の心情でもわかりやすく描かれていて、すんなりと観られるんだけど、とても考えさせられる。
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香川照之に拍手2008-08-03 by
らんぷ
かなり香川照之あっての映画。
ラストの彼の表情はこの映画の良さを全て持っていっています、必見。
見終わった後は香川照之に拍手です。











