シンドラーのリスト スペシャルエディション

『シンドラーのリスト スペシャルエディション』を価格比較。★★★★(81点)『シンドラーのリスト』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

シンドラーのリスト スペシャルエディション
81点
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演 リーアム・ニーソン,ベン・キングズレー,レイフ・ファインズ,スティーブン・ザイリアン
発売日 2006年6月23日
定価 1,800円(税込)

 

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amazon.co.jpによる解説

第二次大戦下のドイツ。実業家シンドラーは軍用ホーロー器工場の経営に乗り出し、ゲットーのユダヤ人たちを働かせた。やがて彼は、ユダヤ人たちを強制収容所送りから救うのだった。
スティーヴン・スピルバーグ監督が、念願のアカデミー賞を受賞した大作。ナチスの収容所で命を落とした親族がいるスピルバーグは、監督料を返上してまでもこの映画の製作に取り組んだ。
オスカー・シンドラーを演じたリーアム・ニーソンは、この映画でスターとなり、ナチスの将校を演じたレイフ・ファインズも大きく羽ばたいた。さらにベン・キングズレーらの脇役の熱演も光っている。20世紀における歴史的な出来事を再現した記念碑的な作品といえるだろう。(アルジオン北村)

商品詳細情報

販売元 ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日 2006年6月23日
リージョン 2
ディスク枚数 2
形式 DVD

関連商品

映画生活ユーザーによる「シンドラーのリスト」のレビュー

  • 100点 天国と地獄

    2008-03-31  by 牧坂満

     ハリウッドは世界の動向に敏感なところであることを再認識させられました。映画公開時期は、旧・ユーゴーの“民族浄化”にドイツの“ネオ・ナチズム”やフランスの“極右活動”、合衆国内が抱える“民族問題”等々の“人種差別主義者”達の蠢動を危惧させる危険な兆候がありました。
    こんな時期にあって、ナチスのユダヤ人虐殺の“ホローコースト”は、実にタイミングのよい世界に対する警鐘となりました。

     ポーランドのナチスの強制収容所に送り込まれるユダヤ人を自分の工場従業員として採用して、千人余りの生命を救ったシンドラーというドイツ人実業家をヒューマニズムで描いていますが、日本人外交官の日本という国家の命令に背いてまで、ユダヤ人たちにビザを発行した思いとは違っているように思われます。シンドラーの工場で働いたユダヤ人労働者たちは低賃金労働者であり、実業者シンドラーは彼らの滅私奉公により、巨万の富を獲得しています。

     映画はモノクロ画面なのですが、黒澤明監督を師と仰ぐスピルバーグだけあって、ある一人のユダヤ人少女の洋服だけに、赤い色をつけて少女の動きをカメラで追っていきます。無事に逃げ遂せて欲しいと観客たちは感情移入してしまいますが、少女を含めたユダヤ人たちの無念さを代弁するようにナチスの残虐な反人間的行為を客観的な視点で暴きだした演出手法は見事です。

     しかし、スピルバーグのしたたかさはシンドラーをヒューマニストとして描いて、犯罪行為をドイツ人論一般にはエスカレートさせなかった政治的計算に見て取れます。モノクロ映画がカラー画面に変わる、大戦後のシーンはシンドラーの墓参りをする生き延びたユダヤ人たちを感動的に描いていることが、それを証明しています。

  • 0点 故・淀川先生に同感

    2007-08-11  by 未登録ユーザ月踊り

    スピルバーグは映画技巧の天才です。
    見せる事に関してだけは抜群に巧いです。

    でも彼の作品からは作家としての息吹きが全く感じられないんですね。傑作『激突』や『JAWS』『レイダース』のような作品ならまだいいんですが、この作品や『カラーパープル』のような題材になると、“仏作って魂入れず”の悪癖を露呈してしまうんです。いや、癖ではない、こういう人なんでしょう。

    故・淀川長治さんがこの映画について「映画とは心の芸術、心をソロバンで見せられてウンザリした」と評していましたが、全く同感です。ボクは淀川さんでさえ評価していた『E.T』にたいしてもそれを感じていました。

    彼の手法はこうです。
    主人公はいつも健気でいい人です。その健気さを引き立てるために、必ず敵役を設けます。『E.T』では無理解な親、大人たちでした。この作品では誰がそうだったかを言う必要はないでしょうが、近代史に於ける、実存した最大の悪役なワケですから、その設定は非常に簡単だったはずです。

    スピルバーグと同じユダヤ人映画作家にウッディ・アレンがいます。一般的にはアレンの作風はユダヤ的な諧謔心がジョークとして散りばめられているために、アクが強すぎるとして嫌う人も多いようです。しかしアレンの諧謔心は極めてパーソナルな、殆どが内側にむいたベクトルです。歴史への民族的な恨み節は大概がワーグナーの悪口を言う程度のもので抑えられています。この映画を作った、そしてオスカー選考の直前に公開したスピルバーグのしたたかさ、というよりも、えげつなさの方が、ユダヤ的な臭みを漂わせていますね。

    この映画を高く評価した人はきっと、『大いなる幻影』や『かくも長き不在』『シベールの日曜日』などは観ていないのでしょう。観ておられていたら、この作品に対する評価は少なくとも星1つか2つは減らすと思いますから。

  • 90点 この種の作品としては見やすいかも

    2005-02-05  by 理屈屋

    スピルバーグ監督凄い!と思いました。
    この種の作品って歴史的事実を描くことでいっぱいになりがちで、見てる私も事実を見せつけられることでいっぱいになってしまう感じがするんですが、この作品は違いました。
    シンドラーという「人」や強制収容所の所長という「人」が見えて来るんです。
    彼らがどんな人で、自分がどっちにもなりうるっていうのが分かるんです。人間の正体が見えてくる感じです。
    「本当の力とは、許すことだ」のくだりに感動しました。私は「優しいは強いの同義語だ」と思っていますので納得です。ですが、収容所の所長が、ただ許すだけでないところに、強烈に人間を感じます。非常にある種の共感を感じます、嬉しくないことですけど。
    収容所の所長の葛藤が私には一番強烈に響いて来ました。
    それから、映像の表現が上手いです。あることをあらわすのに、それをストレートに画にするのでなく象徴的な画を使って遥かに心に訴えてきます。
    たくさんの金歯を机の上にババッと撒く画など、めちゃくちゃぞっとしました。
    あと、残酷なシーンが多いにもかかわらず、非常に見やすい作品でした。見てもらえなければ言いたいことは伝わらない、監督にはそういう信念があるのかも知れません。
    これ以前のスピルバーグ監督の作品には、「どうぞ見てください、楽しんで下さい」というテーマパーク的あざとさが見え見えで、あまり好きでなかったのですが、この作品で監督を少し見直しました。

  • 70点 何も考えられなくなる

    2008-03-09  by M-1

    この物語は史実に基づいているとされており、残酷な歴史は永遠に語り継がれなければならない。
    映画ということもあって多少真実とは異なる描写があるとは思うが、本当に追求されるべきホロコーストの雰囲気をリアリティーをもって描いていると感じる。
    なぜ人間は状況によって人を殺すことに罪の意識を感じなくなるのか、戦争は人間が持つ善悪の本能までも麻痺させてしまう本当におそろしいものだと痛感させられた。
    スピルバーグの作品に対する好き嫌いはあるだろうが、一つの許されざる歴史としてホロコーストを描いた本作はぜひ見ておくべき一本だと思う。

  • 80点 構図が絶対にぶれない

    2007-12-16  by 睡蓮

    精巧な画像ですね。
    白と黒の美しい映画です。
    どの一コマでも絵や写真として成立する、恐ろしく完成度の高い映画だと思います。
    スピルバーグって凄いです。
    同時進行でコメディを撮影していたそうですが、
    内容が対比しているからこそ、必然だったのかなと思いました。

  • 50点 苦手です

    2003-10-02  by 未登録ユーザきゅう

    こういうタイプの映画苦手です。
    正論から言えば素晴らしい映画なんでしょうね。
    でも映画の画面から「何がなんでもアカデミー賞が欲しい!!」という怨念のようなものが滲み出ていて、イヤラシクちっとも感動しませんでした。
    私にとっては駄作です。

  • 80点 なかなかです

    2006-07-02  by 衛生兵

    アカデミー賞狙いなのはわかります。綺麗に作りすぎ狙いすぎ部分もありますがでも出来はなかなかよいのではないでしょうか。

    アメリカ万歳視点ではなくドイツ人視点で描いてる部分も好感がもてました。
    ドイツのナチス全てが悪ではない、国がそうなってしまった以上ナチスの下生きていく人もいたでしょう。シンドラーのように実利的な目的の為とはいえドイツ人やナチスと親密な関係になりながらも苦悩して生きていた人もいたんだなと。

    人として人に流されず自分の信念をもって行動できるのか考えさせられる作品でした。ちなみにどうもスピルバーグは善と言う題材を表に押し出した作品を作りたいのですね、、アメリカ的だなぁ。悪いとは思わないけど

  • 60点 the movie

    2006-04-21  by 桜嵐・・・

    まあ娯楽作品・・・ですよね。この映画は。 上手くまとまりすぎた感じがして逆に胡散臭いし作り物っぽい。それに言ってることがかなり偏りすぎてる気がします。 これぞ『映画』ってかんじの映画です。
    やっぱりスピルバーグ合わないなあ〜・・・。

  • 80点 ちょっとだけひっかかる。

    2005-02-23  by ekoeko

    いいんですよね。
    とってもいいんですよね。
    ただ、ちょっとひっかかるところがなきにしもあらず。
    何百万人もの人が殺された、ということの重み

    いまひとつ欠けているような気がしちゃうんですよね。

  • 90点 やっと観ました

    2005-01-29  by 倉島穂高

     どうもこの映画とは今までご縁がなかったようで観る機会に恵まれなかったのですが、ようやくレンタルDVDの順番がまわってきて観ることができました。もっと早く観たかったです。
     シンドラーという人がたくさんのユダヤ人を救った、という漠然とした知識しかなかったもので、てっきり杉原千畝のような立場の人がひたすら人道的見地から人助けをしたという話に違いない、という先入観を持って観たのですが、いい意味で裏切られました。彼が聖人君子どころか結構な俗物だったというところに私は大いに感心しましたよ。個人がおのれの利益をがしがし追求した結果、いつのまにやら人助けしちゃってるなんて、資本主義の究極の理想像ではありませんか。もちろん、物語の後半で彼は大いに人道的に目覚めるわけですが、ハナから道徳的な人物だったらこれほど感動的だったかどうか。私は「結果としての人助け」ってとても重要だと個人的に思っています。人助けをする「動機」に純粋さを求める人は少なくないだろうけれど、私はそこにはあまりこだわりません。逆に動機がどんなに清らかですばらしいものであったとしても、その人の行動が結果として役に立たなければ意味がないと考える立場です。だからシンドラーという人物にとても魅力を感じました。リーアム・ニースンも好演。DVDの特典映像にシンドラー本人の写真が何枚か出てきて、生き残りのユダヤ人たちも彼がどんな人物であったかを述べていますが、ニースンはイメージぴったりです。
     レイフ・ファインズも悪役の魅力きわまれり、って感じ。こちらの本物は腹の出たただのオッサンでしたが(ファインズもボテ腹体形を作っていますが)、映画としては敵役が美しくセクシーで正解。
     人物描写とストーリーと役者の演技はとてもすばらしいのですが、小さな欠点と大きな欠点がひとつずつ。小さいほうは、終盤で車に乗り込む前にシンドラーが涙にかきくれる場面。「ちょっとやりすぎかな……」と心の中で思ったら、まるでテレパシーのように夫が「これは脚色のしすぎだと思うぞ」と口に出して言いました。あの会話がたとえ実話だったとしても、カットしてもう少し淡々としてくれたほうがよかったと思う。
     大きな欠点は、戦況が全然見えない点。ナチスの暴虐もシンドラーの蓄財も、戦争という背景あってのもの。いくら直接爆撃される土地の話ではないとはいえ、あまりにも「背景としての戦争」が描かれていないので、チャーチルの勝利宣言がひどく唐突に感じられました。占めて10点の減点とします。

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