アヒルと鴨のコインロッカー
『アヒルと鴨のコインロッカー』を価格比較。★★★★(80点)『アヒルと鴨のコインロッカー』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | 中村義洋 |
|---|---|
| 出演 | 濱田岳,瑛太,関めぐみ,田村圭生,関暁夫 |
| 発売日 | 2008年1月25日 |
| 定価 | 4,935円(税込) |
価格比較
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amazon.co.jpによる解説
大学入学のために仙台へ引っ越してきた椎名。新居の片づけをしていると、同じアパートの河崎と名乗る男が声をかけてきた。口ずさんでいたボブ・デュランの曲に興味を持ったらしい。しかし、彼は初対面の椎名に、同じアパートに住むブータン人のドルジという青年に広辞苑を盗んでプレゼントしたいから「本屋を襲わないか?」と誘う。ドルジは河崎の元彼女の琴美と付き合っていたらしい。また買うのではなく盗むのが大切だと奇妙なことを言う河崎。 椎名は逃げ腰だったが河崎の巧みな話術にのり、気づいたら本屋襲撃に加担していた!
伊坂幸太郎の人気小説を映画化。本屋襲撃の裏に隠された、河崎、琴美、ドルジの不思議な友情、かつて彼らの住む街を荒らしていたペット殺し事件のエピソード、これらには巧妙な伏線が張られており、それは原作も同様。ただ原作では映像化不可能なトリックがあり、これをどう映画で描くのかが、原作ファンの興味の焦点だったが、これを中村義洋監督はうまく料理した。見るものに目の前の世界を信じさせる巧妙な演出は絶妙で、役者もよかった。特に主演の瑛太(河崎役)と濱田岳(椎名役)は見事なものだ。読んでから見ても、見てから読んでも味わい深い本作。青春ミステリーの傑作として語り継がれる作品になるだろう。(斎藤香)
商品詳細情報
| 販売元 | アミューズソフトエンタテインメント |
|---|---|
| 発売日 | 2008年1月25日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 2 |
| 形式 | DVD |
映画生活ユーザーによる「アヒルと鴨のコインロッカー」のレビュー
-
彼の物語、僕の物語2007-07-29 by
vivie
予告編から受ける印象を鮮やかに裏切る本作、とても面白かったです。青春映画としても異色、ミステリーとしても異色、一種のオールタナティブと呼んでもいいような、主流から距離を取ろうとしている、その姿勢をまず評価したいと思います。
キャストがまた最高でした。主演のふたり、瑛太と濱田岳が素晴らしかったです。瑛太の前半と後半、一回観ただけでも唸りましたが、再見して、じっくりその違いを味わいたいという気になります。そして、けっこうシビアな物語の中心で、絶妙の雰囲気を醸し出す濱田岳(彼の発する「はあぁ?」に和みました。笑)。彼がいなかったら、この映画は成り立たなかったのでは・・・・。松田龍平や関めぐみもぴったり役柄にはまっていたし、全体のアンサンブルもよかったと思います。
そして見終わってみれば、本作はやはり心に染み入る青春映画でありました。とても切ない、しかし、共感という主題がもたらす温かさも感じられる・・・・。帰り道で、その物語を反芻しながら、新たな意味を持ち始めたひとつひとつの動作や言葉に胸が熱くなりました。
全てのきっかけになるのが「風に吹かれて」。いまどき、ディランというのにも泣けます。高校時代、私もその歌詞を覚えたりしました(今でも歌えるよ。笑)。
PS 原作は未読でしたが、これはぜひ読みたいと思います。 -
いったい幾つの理不尽を乗り越えたら神様は...。2008-06-30 by
ペンギン
しみじみと面白かったです。
予告編をさんざん観て、ここのレビューには「切ない」の文字のオンパレードで、正直「あれがどうなったら切なくなるんだろうか?」と、ずっと思っていました。
なるほどこういうお話だったんですね。
内田ケンジの「運命じゃない人」「アフタースクール」佐藤祐市の「キサラギ」本広克行の「サマータイムマシンブルース」etc...。
近頃このような頭脳派の作品が大流行の邦画界、ぼくは好きなので大歓迎ですが、この作品はそんなテイストを持ちつつ他の作品とは一線を画しています。
原作のせいか多分に文学的で、ゲーム感覚に陥らず心にずんずん響くシークエンスや台詞にに思わず引き込まれます。
この作者の小説は中編を一本読んだだけですが、何気ない日常をミステリアスに描くのが得意なようですね。
この映画がさらに他の作品群と次元を違えるのはそのテーマにどうしようもなく「残酷な現実」を抱えているところで、そこがしっかりと揺るぎないからこそ、ミステリアスに、トリッキーにシナリオを組み立てても単なるパズル映画に終わらないわけです。
スクリーン上でそれを支えているのは誰よりも松田龍平の存在で、彼なくしてはこの映画はあり得なかったでしょう。
TVドラマ「明日の、喜多善男」でも思いましたが、既に両親のイメージを離れ独特の存在感を持つ俳優になったと思います。役者としては演技力も含め父親を超えましたね。原田芳雄でも松田優作でもない新しいダーティヒーローです。
それにしても、テーマからは外れるんでしょうが低能な警察官が妙にリアルでした。
あいつらのせいで最悪の事態を招いたのは間違いないでしょう。いかにもありそうなのが一番腹の立つところです。 -
伊坂ワールド2007-07-30 by
ははろ
伊坂さんの本が好きです。
あちこちに伏線があって、
何のことないような描写でも、
後半で面白いようにどんどんつながっていく、
さらには、同じ出来事を別の人物の視点で
もう一度描く、
そういう展開にとっても脳を刺激されます。
この映画は、その伊坂ワールドを見事に映画化していると思いました。
「チルドレン」「終末のフール」「グラスホッパー」は読んだんですが、
「アヒルと・・」は読んでいませんでした。
だから、なおさら話の展開に感激。
脳細胞、刺激されっぱなしです。
「のだめ」の瑛太、
「プロポーズ大作戦」の濱田岳、すごく良かった。
松田龍平のキレ加減も最高でした。泣けました。
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不条理なこの世界?2007-07-22 by
星空のマリオネット
観た後の感想が、未だどうもまとまりません。(原作は読んでいません。)
この映画の核心というか、何を描きたかったのかがよくわからないのです。何か、もやもやっとした感情が残っています。
普通の新入学生(下宿生)の周囲に少し違和感のある人たちが登場したかと思うと、どこか現実離れした物語が最初はゆっくり、そのうちに加速感をもって展開していきます。
人を思う気持ち、正義感、失望とその裏返しの優しさ。
一方に、残忍さ、無関心、悲しみと怒り。
これら人間の様々な要素が、時には寓話的に、時には意外なほどシリアスに、瑛太や松田龍平らが演じる登場人物たちを通じ、入れ替わり立ち替わり現れます。
何とも言えない奇妙な面白さがある映画ですが、神の不在というか、「不条理なこの世界」を描こうとでもしたのでしょうか?
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奥深〜2008-04-30 by
miumy
「神様には見て見ぬフリをしてもらおう・・・」
いい意味でギャップのある映画。
コミカルなタッチで話が展開されていくが、結末は驚くほど切ない。。
終始、謎から謎を生んでいく展開によってコメディ⇒ミステリーという異色の展開が可能に。
話の始まりは謎過ぎてはっきり言って「わけがわからない」。笑
でも、それだけに、すべて解明されたときに奥の深さをひしひしと感じる。
最初は嫌に静かな感じだが、気づけばこの話のミステリアスさにハマっている自分がいた。
原作を書いた伊坂幸太郎はもちろんのこと、予告編制作サイドもすばらしい。
いい意味で内容とかけ離れた予告編だった。
また、タイトルにもかなりセンスを感じる。
ボブ・ディランの「風に吹かれて」。
あの1曲の音楽だけであそこまで奥の深いストーリーを作れるのはすごい。
BGMもまったくなかったし。
瑛太がこの映画のミステリアスな雰囲気を作り上げてた。
大塚寧々もはまってる。
そして、私も瑛太・大塚寧々にますますゾッコン。笑
2007年公開の日本映画では、3本の指に入るのでは・・・
奥の深い映画が好きな人におすすめです。
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タイトルの意味2008-04-29 by
しゃんと同盟07
観終わった後、
このタイトルが実に的を得たものだとわかりました。
出演者の巧さに加え、脚本がよくできていますね。
アカデミックな街、仙台を舞台に、世の中を
騒がした事件と留学生、エイズを絡めて
うまい仕上がり。
中盤から、「何ですって?」の展開でグイグイ。
結末に満足です。
瑛太は芸達者だとは知っていましたが、
浜田岳という役者さん、初めてです。
妙にいい味 出してました。 -
疑問もあるけど。2007-07-29 by
Day
よく練られた映画でした。
でも、劇場予告からだとコメディと思ったんですよね・・・。 それが、広辞苑と間違った広辞林、そして、なくなった教科書の裏に、あんな物語があるなんて思いもしませんでした。
コメディという考えが抜け切れなかったので、最初は、巻き込まれサスペンスコメディ?、いや、違うなぁ、羅生門型コメディ?などと考えていました。(冒頭のテロップにしても、悲劇は裏口から起こる、と言われても、どんな笑いが起こるの?って思っていましたし・・・。)
今から思えば、瑛太の部屋に招かれた時の、ラジカセしか置いてなかった生活感のない部屋を見た時に、もっともっと怪しんでおくべきでした。
劇場予告から予想もつかないストーリーだったのですが、上手い、というか、ひどい、というか判断に悩みます・・・。 -
新鮮な驚きに満ちている2007-06-27 by
kusukusu
これはミステリーなのか? 青春ものなのか?
魅力的な話だけど、回想が多いし、一見、映画としては成立しにくい話のように思えるのに、絶妙のバランスで映画として成立している。
これは、過去の話を語るのに、説明にたよらず(モノローグやナレーションは一切、ない)、「〜という人がこういうことをした」「〜という人がいた」ということを、その人物に出会った人が模倣したり影響を受けたりしている仕草や行動で具体化して示していることから来るのではないだろうか?
実際、映画のようなフィクションの世界だけでなく現実世界でも、ある人物のキャラクターというのは、まったく独立して、世界でその人物がひとりだけ、ポツンと存在していて成り立っているわけではなく、こういう人物とああいう人物とがいて、それぞれが影響を受けあったりして成り立っている。そのような、影響や模倣で人物が成立していく・・ということは映画的なことなのである。
そう、たしかに小説としては優れているのかもしれないけどこういう回想が多い話は映画には向いていない(映画的ではない)のではないか・・と一見、思いがちのストーリーが、「映画的」ではないと思えたものが、実はすごく「映画的」なことだったという、「映画的」ではないと思えることが「映画的」に成立していくという新鮮な驚きにこの映画は満ちている。 -
良かったです!!2007-06-23 by
シッポサキマルマリ
俺は原作および伊坂幸太郎フリークです。
映画化が決まって以来、ずっと楽しみにしていましたが、やっと観ることができ、映画化の出来に満足しました。
良い意味で原作に忠実な場面が多く、それだけでファンとしては嬉しかったです。
決して派手さや重厚なテーマを持った作品ではありませんが、良い意味で軽く、切なく、ホッとできたりする映画でした。 -
意外2008-09-05 by
misa
最初はなにがわからないのかもわからないような感じで観ていました。
序々になぞが明らかになるにつれて、それまでなにげなく見ていた河崎の言動や服装などが、とても悲しいものに感じられました。
いい意味で思ってた話と違ってた!
それと、日本の地方都市がアメリカの田舎町のように見えるざらりとした乾いた質感の映像がよかった。
濱田岳、瑛太、松田龍平も○(キムラ緑子も)







