アメリカン・ギャングスター

『アメリカン・ギャングスター』を価格比較。★★★★(76点)『アメリカン・ギャングスター』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

アメリカン・ギャングスター
76点
監督 リドリー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン,ラッセル・クロウ,キウェテル・イジョフォー,キューバ・グッディングJr,ルビー・ディー
発売日 2008年8月27日
定価 3,990円(税込)

 

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アメリカン・ギャングスター まとめて売る

amazon.co.jpによる解説

2時間37分、ここまで濃密で重厚な映像体験をさせてくれる作品も珍しい。主演は、ともにオスカー俳優のデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ。監督は巨匠、リドリー・スコット。この完璧なトライアングルが作り出す男の美学に酔わされるのだ。1970年代初頭のNYで、一匹狼のギャング、フランクが東南アジアから安価な麻薬を密輸して富を築き上げる。一方、特別麻薬取締局に配属された刑事のリッチーは、精鋭チームを組んでフランクに迫っていく。主人公ふたりは、ともに実在の人物だ。
 悪役ながら観る者の共感を誘ってしまうデンゼルの存在感と、いい意味での愚直さを前面に押し出したラッセルの受けの演技。その対照的な魅力は甲乙つけがたい。ふたりそれぞれの「光と陰」を交錯させたドラマ運びが絶妙で、人間の二面性がキャラクターを通して浮き彫りにされるのだ。フランクの家族や汚職警官の存在によって、人間への視点はさらに複雑さを帯びる。70年代のNYを再現した美術や、微妙な光を計算したリドリー・スコットの撮影術など、映画の見本とも言える上質なビジュアルに引き込まれ、善であれ、悪であれ、信念を貫いた男たちの運命に胸の奥底まで震えてしまう。(斉藤博昭)

商品詳細情報

販売元 ジェネオン エンタテインメント
発売日 2008年8月27日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

映画生活ユーザーによる「アメリカン・ギャングスター」のレビュー

  • 100点 絶対に最後まで席を立たないで

    2008-02-10  by 牧坂満

    松田優作が「あのリドリー・スコットだぜ」と言い、満身創痍の体に鞭打ちながら、乾坤一擲の演技をした「ブラックレイン」の監督にして、戦場の臨場感をスクリーンで疑似体験させてくれた「ブラックホークダウン」の監督であるリドリー・スコットの重量感溢れる見事なクライムムービー。70年代のシリアスギャングと彼と対峙した警察官の実録をリアルに再現しており、クライマックスの銃撃シーンでは再び「ブラックホークダウン」の臨場感を体験しました。黒人ギャングを射殺するシーンやカーチェイスシーンなどの迫力は「ダーティハリー」の銃撃シーンや「ブリット」のカーチェイスを遥か遠くに追いやってしまうハリウッド映画の進化を痛感させてくれます。映画のテーマは「オール・ザ・キングスメン」での有名なセリフでもある「正義は悪の中から生まれる」を物語っています。見出しにも書きましたが絶対に最後まで席を立たないで下さい。

  • 100点 過去からの刺客

    2008-02-03  by えんぞ

    デンゼル・ワシントン
    ラッセル・クロウが
    静かな激情、男の生きざま演じて素晴らしい。
    リドリー・スコットが
    70年代の熱ぽさで
    正義の崩壊、混沌とする価値観描いて秀逸。

    べトナム戦争がキーポイント
    この視点は何度となく語りつくされているけど
    リドリー・スコットは時代と真摯に向き合うことで
    現代も狙撃した。
    どちらかと言えばヴィジュアル作家
    映像に目がいくけど
    リドリーの描く「美」はいつも
    現代の混沌とした美しさを活写していたのだ。

    純度100%の傑作である!!

  • 90点 濃厚

    2008-05-18  by lp

    かなり良かったと思います。
    正直小難しい話を想像していましたが、観終わってみると、そこまで複雑でもなかった気がします。
    展開としては、冒頭は人物関係が把握し辛く、戸惑いましたが、途中からはどんどんストーリーに引き込まれました。ここら辺は、リドリースコットさすがだなぁと思いました。

    次に上映時間。157分の大作です。作品に入り込めたとはいえ、長く感じました。
    ただ、その尺の長さに劣らないボリュームがストーリーにあったので個人的には○ですが、人によっては坦々としたストーリーに飽きてしまうかも。

    あと、キャストはデンゼルワシントン、ラッセルクロウの二人とも良かったと思います。特にデンゼルワシントンが良かったかな。

    かなり良く出来た作品。決定的な見せ場こそ少ないですが、多少は心に残りました。

    ネックなのは、やっぱり長さかなぁ。

  • 70点 再生のパワー

    2008-09-01  by 星空のマリオネット

    リドリー・スコット監督の「アメリカン・ギャングスター」。
    僕にとっては、いまひとつ満足感に不足する映画でした。

    ギャング物だと、「L.A.コンフィデンシャル」「フェイス/オフ」「インファナル・アフェアー」等々、抜群に面白い映画が沢山あります。
    一方、実話に基づく物語であるからでしょうか、本作には奇想天外なスリルやサスペンスはありませんし、それほどドラマティックでもありません。また、人物像の掘り下げも十分には演出されていないように感じました。
    事実をベースにしているだけに、創作しすぎることはできなかったのかもしれませんし、そもそも監督はドキュメンタリーのような映画を創りたかったのかもしれません。
    娯楽性を犠牲にしても作為性を排除したリアルな作品。

    本作の見所は、主役の男優二人 ― デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ ― の激しく一徹な男っぷりと、リドリー・スコット監督の濃密だけれど抑制を利かした表現ぶりだと思います。

    ベトナム戦争という、米国の正義と価値観を根底から揺るがした大事件。
    その最中、イタリアン・マフィアの旧秩序や麻薬警察の広範囲にわたる汚職に対し、それぞれ正面から挑んだ二人。
    この監督はそんな二人に、誇りを失った米国を再生させるパワーを見い出したのかもしれません。

  • 90点 後味爽快

    2008-02-17  by りんぼ

    相変わらずリドリー・スコットは上手い。見ていてこれほど安心感のある監督はそうはいない。158分という長さを全く感じさせない力量に、さすがと言う感じだ。
    それに加えデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウだ。過去の名作を挙げたらきりがない。この二人の激突という点でも見所がある。やはり、デンゼル・ワシントンの威圧感は凄い。ただ、彼は悪党面では無いので、フランク・ルーカスがヒーローに見えてしまう部分もあるだろう。実際の本人の写真を見たが、もっといかつさのある顔だった。その点、この作品はゴッドファーザー同様、ややギャングがロマンティックに描かれている。
    まあ、映画としては常道なんでしょう。その辺につまづく人もいると思います。

    この映画について友人と話したことですが、やはりフランク・ルーカスの扱いに対し不満が残るというものでした。それは最もな意見でもある。それは日本とアメリカの法解釈の違いにもよるだろう。例えば司法取引などが良い例で、その辺りが日米では差があるのだ。だから、この映画での出来事はその時代、その法制度なりをある程度わかっていた方が良いかもしれない。

    そういった背景を抜きにしても、映画としての良さは折り紙付きと言える。
    特にラストの展開には私は驚いたし、盛り上った。ここで彼らの「真の正義」のテーマがばっちり生きてくる。その辺りの展開の上手さが実にすかっとする。全く予想していなかったのが、私はこの映画が凄く爽快感があったのだ。この展開を考えた時、やはり配役がデンゼル・ワシントンで正解だったと思うのです。その辺も考えての配役だったかはわかりませんが、色々な点で完成度の高い作品であることは間違い無い。

  • 90点 2008-No.02:期待以上の良作でした

    2008-02-04  by tomotomo

    こうゆうタイプの作品は個人的にも好きで、
    早く観たいと楽しみにしていました。
    その一方、実話に基づく物語とゆうことで、
    いっぽ間違えると退屈な映画になりかねないとゆう不安もありました。

    しかし、そんな心配はまったくいりませんでした。

    混沌と秩序、異常と正常、悪と正義、敵と味方
    絶対に合い入れない矛盾から成り立つこの世界で
    必死に生きていこうとする人間の姿が、
    生きた物語としてとても良く表現されていて、
    それをテンポよく、当時の時代背景をうまく撮り入れながら、
    時にスリリングに、また時には静かに語られていきます。
    本当にリアルであるのに
    超1級のエンターテイメント作品に仕上がっている。
    すばらしい作品だと私は思いました。

    物語の柱は、
    『ハーレムのボス子飼いのギャング』から、
    マフィアも出し抜く『麻薬王』として成功した男(デンゼル・ワシントン)
    『不正を嫌う刑事』から
    その人柄を買われ『麻薬捜査官』として再スタートする男(ラッセル・クロウ)
    この2人の視点で進みます。
    主演2人の存在感はさすがでグイグイと映画の中へ引きこんでくれます。
    さらに回りを取り巻くキャストがこの作品をよりリアルにし、
    表現に語弊があるかもしれませんが、おもしろくしていると感じました。

    リアルであるがゆえにこの作品には、
    『絶対的な悪者』や『精錬潔白な善人』は誰一人でてきません。
    こう言いきると「え?」と思う方もいるかもしれませんが、
    わたしはそう思いました。
    なので観た後にスッキリとはせず心にモヤモヤしたものが残りましたが、
    満足感はとても大きく、少し長めの上映時間も飽きることはありませんでした。

    目の前で刺身にされる魚を見てそれを食べるような感じ。。。
    かわいそう…でも新鮮で美味しい!と思えるタイプの方にはいいかと。
    逆に包丁でさばかれている場面は見たくない!美味しさだけを味わいたい。
    とゆうタイプの方には、向かないかもしれません。

    あとアクション映画として紹介しているところもあるようですが、
    派手なアクションシーンはあまりないので、
    そこらへんを期待して観に行くと肩透かしをくらうので気をつけてください。
    ですがクライマックスは最高だと思います。緊張感がすごかったです!

    あと余談ですが、
    アフリカ系アメリカ人の方たちの顔の区別が難しかったです…
    きっと向こうからしたらアジア人もそうなんでしょうが。。。

    そして、くれぐれも最後まで席を立たないように★

  • 70点 貫禄の共演

    2008-04-04  by 西の魔女

    骨太〜〜。ちょっと長いな。
    実話だけに見ごたえはあるけれど、
    デンゼルもラッセルも、
    「トレーニングデイ」「LAコンフィデンシャル」って
    ギャング映画の代表作あるからな〜〜
    あそこまでは至らず。

    デンゼルの成り上がり具合がテンポよろし。
    特にブツの小分け作業圧巻。
    全裸でうどんでも打ちそうな勢い!

    LOVE
    ラッセルの70's刑事ファッション。貫禄のある腹がかえってリアル。
    デンゼルのスーツの着こなし。いかにもな弟のファッションをたしなめるなんざぁ、しびれますな。

    HATE
    汚職。腐敗組織。
    ジョシュ・ブローリン、はまりすぎだす。

  • 80点 実話にもとづくせいなのか

    2008-05-27  by おすもうさん

    ある空気を伝えて見せてはくれるけれど、なんだか少しだまされた気分になる。全部計算のうちで、これこそがリドリー・スコットで、それが私には合わないだけなのか。
    めちゃめちゃ長くて興味深くて疲れるけど、怒りも感動も悲しみも残らない、虚無こそが現実なのか。

  • 80点 黒人マフィアという異色作

    2008-03-06  by suadd

    NYハーレムを舞台に、黒人マフィアが麻薬売買のし上がっていく主人公を中心に、イタリア系マフィアや警官との抗争を描いた映画作品。実話を元にしていることもあって、ディティールがやたらにリアル。リドリー・スコットの重厚な演出と、デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウという渋めの俳優陣がいい感じでマッチしてます。個人的に「ゴッドファーザー」「スカーフェイス」「インファナル・アフェア」とかのマフィアものは大好きなので、かなりはまりました。おもしろかったです。

  • 70点 ファミリー

    2008-02-23  by むぎわら帽子のジミー

     60年代に実在した麻薬王と、それを追う刑事の捕物劇をドラマ化した作品。本作について、某テレビ番組では「身の回りにはフェミニンな男性が多い。でも、女性が本当にあこがれるのは、男臭い男。それが描かれている本作は、多くの女性の関心をあつめている」と紹介されていました。

     しかし、それはあくまでも表面的な要素にすぎません。無意味に格好付けた男たちを描いている部分はなく、当時、犯罪の背景にあったものをテーマに据え、多くの911テロ後の映画と同じく、家族を描いています。

     しかし、たんに家族のすばらしさ、かけがえのなさを描いているわけではない。問われているのは、自分たちの家族さえ幸せであればよいのか? という疑問。また逆に、よそ様の家族の幸せを気遣すぎて、自分の家族を犠牲にしても許されるのか? はたまた家族であれば、身内の悪事に目をつむってよいのか、といったさまざまな問題に取り組んでいます。

     もうひとつ感動したのは「正直者は馬鹿を見る」という言葉に対する反論。「たしかに中途半端な正直さは馬鹿を見ることはある。しかし、徹底的に貫けば、いつかは報われる」という前向きなメッセージが込められ、正義を持ち続けることの大切さが謳われているのです。


    2008/02/02 TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ(4)

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