パラノイドパーク
『パラノイドパーク』を価格比較。★★★☆(68点)『パラノイドパーク』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
| 監督 | ガス・ヴァン・サント |
|---|---|
| 出演 | ゲイブ・ネヴァンス,テイラー・モンセン,ジェイク・ミラー,ダン・リュー,ローレン・マッキーニー |
| 発売日 | 2008年9月26日 |
| 定価 | 3,990円(税込) |
価格比較
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商品詳細情報
| 販売元 | アミューズソフトエンタテインメント |
|---|---|
| 発売日 | 2008年9月26日 |
| リージョン | 2 |
| ディスク枚数 | 1 |
| 形式 | DVD |
映画生活ユーザーによる「パラノイドパーク」のレビュー
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自滅のモノローグ2008-10-10 by
Odile
どちらかというと土っぽく、垢抜けない印象だったガス・ヴァン・サントの作風は、2000年代に入って劇的に変わった。今回、たまたまリマスターされた「カウガール・ブルース」を久しぶりで観てもその感を強めたのだが、同時に変わらない部分も見えてきた。それは、いつでも主人公が寡黙だということ。騒々しい周囲から浮いている主人公の図は、透明で、繊細な彼の新しい質感と、見事に化合している。小さき背に十字架を負い、現実から遊離したアレックスの耳には、恋人のがなり声もミュートされて聴こえるし、おどおどと辺りを見回してみても、虚ろな目には何も映じない。狂おしいまでの静閑に、いつしか彼が処刑を待つ囚人のように見えてくる。そして、独白文の形体をとっておきながら、それさえ最後には燃やしてしまうなんて!つまりそれまでのモノローグは存在しなかったことになるのだ。寡黙系前二作に比べても、彼のやりたい(であろう)形而上の描写が極まってきている気がする。とにかく、シャワーシーンに圧倒された。洗い流すべき死という穢れと、耳に絡むような鳥の声で生まれくる朝の、鮮烈な対比。唯一、スケボー少年・廊下一列横並び、はちょっと格好つけすぎかなと思いましたが、なんだか監督次回作が楽しみになってきました。劇場で観るべきだったなぁ。
(レンタル) -
若者の心の闇2008-07-08 by
のびた
観ている間は、どう反応していいか分からなかった。描き方も意味が良く伝わらないし、道徳的、倫理的にこれでいいのだろうか。
延々とプレイし続ける、スケート・ボード。
おおよそ画面とは不釣り合いな音楽。
彼女との音声を遮断した会話。
無感情な若者。
ピンボケの父親に、画面の遠くにいる母親。
その気がなかったとはいえ、人一人が死んでいる。写真を見せられて、嘔吐はするものの、自首しようともせず、どうしていいか分からない。誰かに相談しようとはするものの、うまくいかない。それでいいのか若者よ。
と、大人になった僕はえらそうに、こう言ってはいるが、実際僕が高校の時、この立場に追いやられたら、どういう行動をとっただろう、と考えてみると、この作品に対して、否定ばかりもしていられない。僕も臆病者、やはり、「逃げた」のではないだろうか。親とも彼女とも、相談出来る関係を結べていないのなら、独りで頼れる大人もいないと感じたら、ひたすらばれないように逃げまくるのではないか。そんなことは悪いということくらいは分かっている。しかし、その頃の僕だとしたら、ずっと隠れていて、みんなが忘れてくれるのを願っているのではないだろうか。
そう考えたら、この作品の演出も、何となく分かってきた。
延々と続くスケボーシーンは、彼の唯一の楽しみ、心の拠り所だろう。ここにいると、全てを忘れて熱中できるのだ。
画面と不釣り合いの音楽も、心ここにあらずと、印象づけられる。
彼女との会話の内容なんて、どうでもいいのだ。
ピンボケ父さんと遠い母さんは、彼との距離感を的確に表現している。
彼がなかったことにしてしまいたい気持ちもよく分る。
しかし、これがいいといっているわけではない。
これは、こういう事件を計らずも起こしてしまった、孤独な少年の真実を描いているだけなのだ。
若者の心の闇は、どうやって生じるのか。どうすれば、外の明るい世界に連れだせるのだろう。
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悪魔的デザインの青春映画2008-04-14 by
くりふ
巧妙なデザインだ、と思いました。
精緻に組まれた映像は美しくグラフィカル。が、その奥には混沌も残酷も無常もみっしり詰まっていて、主人公の、美少年と言っていい16歳は、それにまだ気付けぬか、気付けぬふりを続けるよう。包みは美麗でも、中は血塗れ。安心も油断もできず、安易に決めつけると「お前はすでに死んでいる」と言われそうな映画(笑)。
大仰に味わえばそんな感じでした。
好きなスケボーはまだ、乗りこなせないが、
もっと大きなものに飛び乗ろうとして偶然、
『半』殺人者な立場に陥る少年。
その行為の是非を問うより先に、
家族も友人も実質・不在に見える、孤立する彼が、
事件をどう、自分の『内側』で処理するか、を追う、
つめたく美しく、怖くてそして、もどかしい物語。
肉体の存在感や演技より、『顔』で描く映画、とも感じました。
写真集のように、各ショットの表情に何かを潜ませたような。
マイスペースを使って、出演者を募ったそうですが、
主演の少年をはじめ、明瞭でいい顔が揃っていますね。
主人公の主観映画でもある本作、逆に、少年の心に
引っかからない顔は、殆ど全く、映さないんですね。
毎日会っている肉親でもそうなのが、ちょっと強烈。
そんな訳で各人物の、外面と本音の違いが余計、気がかりに。
事件シーンは『切り株』付なので、弱い方は注意が必要(笑)。
しかし、酷い状況を目の当たりにしたのに、少年の反応は…。
というところが一つの狙いであるようです。個人的には、
父的存在との断絶ってこともあるのかなあ、て気もしました。
総体で、よくできたデザインのフィニッシュはされておらず、
それは観客の役目、と投げられたように感じました。
像を結んでくるのは、上映から離れた時であるような。
私の場合は、そうでしたね。但し、自分が望む『映画の役目』
とはズレを感じ、大満足、というわけではなかったです。 -
先。2008-10-06 by
サカモト
凄い。とにかく凄い。
毎回毎回どんどん進化し、実験し続けるガスの映画は本当に最高だ
主演の彼も本当に良くて、少年と青年と大人の間の移り変わりが本当に素晴らしく言葉ってそんなに意味ないんじゃないか。言葉の説得よりも行動の方が説得力が絶大
すべてが洗練されていて無駄をどんどん削って濃度を上げているガスヴァンサント、やっぱり大好きだと思った -
長い2008-06-10 by
オーサワ
何の解決もないまま終わってる!無駄に長いので30分位でまとめて下さい・・・
-
親の不在2008-05-18 by
はなよ
アレックスはごく普通の少年だ。ごく普通に友達とスケボーで遊び、女の子と恋愛の真似事を始める思春期はじめの多感な少年。
それがほんの少しの気まぐれ、ちょっとしたはずみで信じられないほどの事件を起こしてしまう。なのに彼には誰もいない。心の重荷を打ち明け、泣きつき相談できる相手がいない。
事の重大さと心理的な負担は16歳の少年には重過ぎ現実感が喪失してゆく。現実との確かな結びつきを失った少年の孤独でゆらゆらとした心理が伝わってくる。
これから先どうなるのか。彼はどんな大人になるのか。彼に現実と向き合い暖かな人生を築ける日が来るのか、未来は見えない。 -
水色2008-05-15 by
GOGO夕張
普通の若者の普通の青春の中に潜む取り返しのつかない過ち。
誰もが常に加害者にも被害者にもなる可能性があり普通の生活は1秒先から普通じゃなくなる可能性がある。
水色の中の不安や恐怖。
普通にいい映画である。 -
青春スケッチ・ダーク篇2008-05-07 by
vivie
ガス・ヴァン・サントは苦手なので、本作もパスするつもりだったのですが、予告編を見ると、撮影がクリストファー・ドイルということで、ちょっと観てみようかなという気になりました。
というわけで、ストーリーの概要も分かっていたのですが、やはりガス・ヴァン・サント、予想とはかなり異なる作品でした。特にラストが『エレファント』同様、肩透かしな気もして、「また、やられちやったよ」なんて思っていたのですが、数日たってもこの作品のことを考えている自分がいたりして、自覚していた以上に魅了されていたようです。
子供たちにとってはただでさえ生き辛い世界において、偶然が重なって生起したひとつの事件。それは主題ではなくあくまでも背景で、その事件によって追い込まれる主人公の心が本作の主題です。不安や恐怖や焦燥、堂々巡りしながらゆらめく少年の心模様を魅惑的な映像と音楽で綴る、青春スケッチ・ダーク篇。こうして振り返ってみれば、あのラストも納得の行くものだったと了解され、もう一度観たいと思う自分がいたりして・・・・。
主役の男の子が超級美少年でした。けっこうそこにも魅かれたかも(笑)。 -
ガス・ヴァン・サントはホモ2008-04-30 by
ホモ
だと思いました。
「エレファント」でもそんな気はしてたんですが、今回でほぼ確信。
主人公の少年は美しく撮られてるけど、それだけ。
それ以上の何かがあるフリはしてるけど、それだけ。
私欲を芸術性にまで高めるアルモドバルまでの道程は遠い。







