街のあかり

『街のあかり』を価格比較。★★★☆(68点)『街のあかり』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

街のあかり
67点
監督 アキ・カウリスマキ
出演 ヤンネ・フーティアイネン.マリア・ヤンヴェンヘルミ.イルッカ・コイヴラ
発売日 2007年12月21日
定価 3,990円(税込)

 

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街のあかり まとめて売る

amazon.co.jpによる解説

ヘルシンキの警備会社に勤めるコイスティネンは、同僚や上司に好かれず、黙々と仕事をこなす日々。彼には家族も友人もいなかった。そんな彼に美しい女性が声をかけてきた。ふたりはデートをし、コイスティネンは恋に落ちた。人生に光が射したと思った彼は、起業のため銀行の融資を受けようとするが、まったく相手にされなかった。それでも恋している彼は幸せだった。しかし、実は恋人は彼を騙していた。彼女は宝石泥棒の一味だったのだ…。
『マッチ工場の少女』『レニングラード・カウボーイ』などの秀作を世に送り出し続けるフィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督作。本作のテーマは“孤独”。ひとりぼっちで生きる彼に起こる不幸はとても辛いものだけれど、彼は気づかないのだ、幸せの芽がすぐ側にあることを。切ない出来事のあとにジンワリ心に広がる希望、やはり“人生、捨てたもんじゃない”と思わせてくれる、やさしさで包み込むような物語が心地よい。ただコイスティネンを演じるヤンネ・フーティアイネンは友も恋人もいない寂しい男を演じるには男前過ぎる気もしたけれど。寂しそうな姿が実に絵になっていた。(斎藤香)

商品詳細情報

販売元 アミューズソフトエンタテインメント
発売日 2007年12月21日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

映画生活ユーザーによる「街のあかり」のレビュー

  • 100点 人生への希望

    2008-05-06  by メイプルタウン

    「浮き雲」、「過去のない男」と並ぶフィンランドの名匠、アキ・カウリスマキ監督の“敗者三部作”の完結篇。主人公のコイスティネンが夜警として巡回する夜の町、裏社会のミステリアスなやくざたち、ファムファタールの危険な香りを漂わせる美女ミルヤ、強盗とそれを取り締まる警察機構…フィルムノワールのような世界が構成されていて、三部作の中では最もドラマ性が高い作品です。

    カウリスマキ監督の演出方法は相変わらずで、役者たちの能面のような演技と、感情を押し殺したような抑揚のない台詞回しが、映像に膨らみを齎しています。よって、その寡黙な世界を通して観客たちはイマジネーションを刺激されるのです。

    鮮烈に彩られた虚飾に満ち溢れた夜の街。その人工的風景の中を孤独な心を抱いて徘徊する主人公コイスティネンは、絵画の世界を彷徨する操り人形のように見えてきます。しかし、それが、エンディングの朝日の下で重ねられた手に、希望と同時に血が感じられて感動させられるのです。90分にも満たない作品ですが、長尺の超大作に劣らない感動の超大作です。

  • 80点 優しいあかりと色彩が包み込む

    2007-09-27  by 未登録ユーザりうひめ

    初カウリスマキ映画鑑賞。実は、カウリスマキとイランの監督アッバス・キアロスタミを混同してたくらい無知でした(苦笑)

    主人公があがけばあがくほど救いようがない話。日本の昼ドラとか韓流ドラマだと、ホントにドロドロの暗い話になりそう。
    主人公を取り巻く周辺の人々の視線は皆冷たいが、一人の女性と一匹の犬とカウリスマキが彼をあたたかく照らしてくれたのが救いでした。

    映画の色彩がとてもいいですね。まるでシビラの服のように優しい色。「カウリスマキカラー」というものでもあるのでしょうか?あと、人物の映し方が小津映画っぽいなと思ってたら、影響を受けているみたいでなるほど、と思いました。
    登場人物の男女の服の色をさりげなく揃えていたり、花などの小道具にも監督のこだわりが感じられて面白かった。

    カウリスマキ映画をもっと見てみたい気持ちになりました。


  • 70点 ワンちゃんにテヘッ

    2007-08-04  by vivie

    カウリスマキの映画は大好きなのですが、今回はちょっと物足りないような気もしました。あまりにもミニマムな描写、あまりにもあっけないラスト。敗者三部作でいえば、「浮き雲」ほどの昂揚感もなく、また、ひとりの女性のために身を犠牲にするという主題に即していえば、「白い花びら」ほどのドラマ性もない。そうはいっても、音楽の使い方や風景の切り取り方が、あいかわらず心地よい作品ではありましたが・・・・。特に気に入ったのは犬の顔。情けない顔のアップには、思わず「テヘッ」と笑いが洩れました。

  • 70点 忠実なるダメ男

    2007-05-17  by アキラ

    今年のEUフィルムデーズは初日から満員。そりゃあフィンランドの奇才アキカウリスマキの新作が久しぶりに届くってんだから映画ファンは皆駆けつけるでしょ。今回は『浮き雲』『過去のない男』に続く完結編って呼ばれてるけど、失業がキーワードになってる位しか共通点はない。相変わらず時代遅れなロック好きぶりを見せつけてくれる。未だに盛場をクラブじゃなくディスコって呼んでるし、行ってみたらディスコってよりもライブハウスだし。DJいなくてロックシンガーがシャウトしてる。主人公自ら「俺はロック野郎だ」なんて云っちゃってるし。

    今回のテーマは孤独って事だけど案の定カウリスマキ節で孤立した男を描くとギャグだ。私生活でも仕事でも他人と上手く付き合えず同僚にバカにされる男。コイツが面白いように悪党に騙されてくれる。突然モーションかけて来た金髪の悪女。その目当ては男が仕事で警備してる店の宝石。暗証番号を聞き出し眠り薬を盛って鍵を奪う。こんな女を庇って懲役食らうなんて少しでも彼女が愛してくれてるとでも思ったのだろうか。思い違いも甚だしい。それ以前に同僚とのコミュニケーション不足って時点で職業意識に欠けてる。上司がムカつくから自分で警備会社作って仕事を奪ってやろうなんて考えてる時点でトチ狂った負け犬思考。こんなダメ男でもちゃんと見守ってくれる女性がいるってんだから世の中捨てたもんじゃない

  • 50点 足元を見よと言われたようです

    2008-08-15  by まった

    男は、どうして、来る女より、自分が追うほうがよいのでしょかね?
    また、なんと計画性のないこと。あれでは、お金借りれないですね。希望というより、「いつか」と思うことでずれてるような気が・・
    キャバ嬢追っかけてスッテンテンになった自分と重なりました。足元見ねばいかんですね

  • 80点 ヘルシンキも変わった

    2008-07-28  by ゼーン

    浮き雲(96年)、過去のない男(02年)と観てきましたが、今回のヘルシンキは近代化されてます。

    途中で前に観たことのある俳優が出てくると、うれしいです。

    今回は、再生、希望というより、GRILLIの女、気付かないけど身近にある幸せが主題のように思います。

    敗者3部作と聞いて、自転車泥棒のような思いっきりヘビーなダークな物を想像しましたが、敗者かもしれませんが根底にある希望、底辺でも前向き姿勢が、3作連続観賞を飽きさせることをさせませんでした。

  • 100点 とても好き

    2008-05-31  by 未登録ユーザ321

    カウリスマキ監督の作品は初めてみました。
    とてもよかったです。

    チャップリンの「街の灯」をみといたほうがいいかな、って思います。
    原題からしても意識してると思うし、
    多分、どこかで意識してるとかいてあったような気がします。

    それで内容というか、見せ方ですが、
    なるたけ虚飾しないようにしてる感じがします。
    想像といえばいいのかな?
    そんなものを必要とされるかな。
    なんか本読んでる感じ。
    その中で、なんでこのシーンがあるの?
    っていうシーンがあると思います。
    自分だけかな?
    自分はそういうシーンを思うこと楽しいです。
    話の内容としては、退屈してしまうかもしれないです。
    でも、いろんなところに意識するといいかも。
    そう思ってみると、カメラワークっていうのかな?
    見せ方がとても好き。

    でも、見るならその前にチャップリンの「街の灯」、
    見てとは言わないけど、あらすじぐらい確認しておくこと勧めます。
    そうすると最後のシーンがよくわかるかも。

    だらだらと長文申し訳ない。
    ネタばれになるので、
    もしかしたらネタばれのこととか、
    掲示板に書くかもです。

  • 90点 すばらしい作品

    2008-05-25  by 未登録ユーザSINNNOSUKE

    前作「過去のない男」につづくすばらしい作品だと思います。不器用ゆえに社会に翻弄され、孤独に生きている人間の再生の物語。
    叩かれても叩かれても、希望を忘れない強さ。
    「これからどうするつもり?」
    「もうダメだ。すべて終わった、というのは冗談。」
    「希望を失っていないのね。」
    「当り前さ。」
    前作の台詞「人生は前にしか進まない」を思い出させるシーンです。
    すべてを失ってもわずかな光は必ずそこにあり、人はそれをガイドに生きてゆくことが可能だということを教えてくれます。

  • 80点 自然な現実味

    2008-05-12  by bluebird

    全てが、ミニマル。
    最小限の動き、最小限の台詞。
    余計なものを排除した風景。

    それらが、彼独特の映画を創りだす。
    だからといって、映画が、
    無味乾燥なものになるかと言えば、そうではない。

    抑揚を抑えた演技は、人の心の変化とは、
    音も立てずに起こることを、思いださせる。
    動きのないようにみえる映像は、
    一瞬の積み重ねで、時間は作られていることを、
    改めて、突き付けてくる。


    彼が参加した、「30ミニッツ」というオムニバス。
    どの映画が、彼のつくったものなのか、思いだせなかった。
    でも、一枚写真を見たら、ほとんどを思いだした。
    内容全てではなく、断片的な、
    ストーリーと映像。

    独特の、映画に流れる色と空気。
    登場人物の顔、表情、動き。
    冬の長い北の国独特の、
    人と街の陰と闇。


    そして、こんなに静かに終わってしまう映画は、なかなかない。
    ただ淡々としていて、「えっ?」って思うヒマなく、
    エンドロールが流れ出す。

    きっと、全てはこんなものなんだと思う。
    劇的なことがある訳でなく、ない事が悲しいということでなく、
    一瞬前のつづきとして、ごく淡々と次の一瞬がくる。
    それを自然に繰り返されることが、
    地に足をつけた、現実なのだ。
    突拍子に、やってくることではなく。

    負け犬3部作の最終章らしいが、
    少なくとも、この映画には、救いがある。
    未来がある。


    好きだという人が多い理由が分かった。
    ちょっと、この監督の作品、全て観てみよう。

  • 0点 「夢」なし「ロマン」なし「愛情」小さじ一杯程度。

    2008-03-13  by 名画座の怪人

    評価システムが変わったせいか点数のみの投稿で0点をつけることが出来ないみたいですね。不便だわ〜。

    こんなに最初から最後までいいとこなしと言う作品も珍しいかな。
    嫌われ者の駄目男が近づいてきた女に利用されて破滅するだけ。主人公の駄目っぷりを延々描いただけ。主人公の辛気臭い顔を見ているだけで気がめいる。

    この作品には観客を惹き付ける魅力が何も無い。

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