山猫 イタリア語・完全復元版 [DVD]

『山猫 イタリア語・完全復元版 [DVD]』を価格比較。★★★★(80点)『山猫』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

山猫 イタリア語・完全復元版 [DVD]
80点
出演 バート・ランカスター, ルキーノ・ヴィスコンティ, アラン・ドロン, クラウディア・カルディナーレ, ニーノ・ロータ
発売日 2005年6月25日
定価 6,300円(税込)

 

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amazon.co.jpによる解説

イタリアで統一戦争が起きていた1860年の春、シチリア島で山猫の紋章をあつらい300年の栄華を誇るサリーナ家のドン・ファブリッツオ公爵(バート・ランカスター)は貴族支配の時代がまもなく終わろうとしていることを自覚しつつも気丈に振舞い続ける。やがて騒乱が終わりを告げ、公爵は甥の(アラン・ドロン)と(クラウディア・カルディナーレ)との婚約を発表し、舞踏会を開き……。
イタリア映画界を代表する名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督が、貴族階級の落日を浮き彫りにした超大作。豪華絢爛たる舞踏会シーンは、まるでスペクタクル映画のように圧巻だが、その喧騒をよそに感慨にふけるB・ランカスターの名演をやはり忘れてはならないだろう。貴族階級の出でもあるヴィスコンティ監督ならではの執念の傑作。カンヌ国際映画祭ではパルムドールを受賞している。なお本作は1964年日本初公開の際は英語音声の短縮国際版が上映され、81年にイタリア語版が、そして2004年にイタリア語完全復元版がリバイバルされた。本DVDはイタリア語完全復元版をマスターにしたものである。(増當竜也)

商品詳細情報

販売元 紀伊國屋書店
発売日 2005年6月25日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

関連商品

映画生活ユーザーによる「山猫」のレビュー

  • 100点 クライマックスの舞踏会シーンの迫力と感動

    2008-10-16  by 牧坂満

     ルキノ・ヴィスコンティ監督の壮麗な作品をイタリア語版の3時間5分の完全版で鑑賞出来たのは、21世紀になってリバイバル公開されたときでした。新宿の映画館で鑑賞しましたが、ミドルエイジ以上のおばさまたちが観客席を埋めていたことを記しておきます。予測しておいたことですが、アラン・ドロンが画面に登場するやいなや、一斉に溜息があちこちでもれていました。ドロンの端正なマスクは最上級の美術品のようであり、これがオペレッタならば、軽快な色男として見栄えがしたでしょうが、役柄のタンクレディの行動に備わっていなければならない重みを感じさせるだけの迫力が足りないのです。

     但し、映画の主人公はシチリアのドン・ファブリツィオ・サリーナ侯爵を演じた、バート・ランカスターであり、彼の名演によって「山猫」は一つの文化全体を呼び起こす程の迫力と感動を観客に与えるのです。物語はイタリア貴族の栄華と没落を描いた一大オペラに仕上がっており、この映画が投げかけるのは知的で陶酔に満ちた魔力と形容していいでしょう。また、クラウディア・カルディナーレの新興成金貴族は見事にマッチングしたのか演出の良さなのか、美しいのだけれど、粗野で無教養な雰囲気は唇を舐めたり、ハスキーボイスで甲高く喋るシーンで見事に表現されています。

     クライマックスのポンテレオーネ家の舞踏会シーンには本物の貴族が大動員され重厚な画面を創造しています。これは、紛れもなくヴィスコンティ作品の中でも至福の1時間です。舞踏会が原作での侯爵の独白と同様の機能を果たしているところに、ヴィスコンティの勝利があります。公爵が自分の生涯を再び生き、悔恨を体験し、彼の階級と彼自身の死を受け入れるこのシークエンスを通じて、観客は人生に別れを告げる山猫の心境に入り込んでいくのです。聴きなれたニーノ・ロータの旋律に感動は一気に盛り上がるのですが、このシーンでのアラン・ドロンとクラウディア・カディナーレの若さと狡猾さは山猫の老を対照的に描いており、息を呑むほどに美しいのです。

     夜のとばりに包まれた道に佇むサリーナ公爵(バート・ランカスター)の姿に、マルクス主義者の伯爵・ルキノ・ヴィスコンティ監督がダブりました。

     【テアトルタイムズスクエア】

  • 90点 私的にヴィスコンティ最高作!

    2003-02-01  by 未登録ユーザレクター博士

    ニーノ・ロータ作曲の交響曲から始まる「映画オペラ」。

    第二次大戦中にロマン派時代の交響曲を意識して作曲
    した素晴らしいサントラに乗って展開する叙事詩。

    バート・ランカスターの威厳に満ちたサリーナ公爵。
    青春真っ只中のタンクレディ男爵アラン・ドロン。
    匂い立つ美貌のブルジョワ、クラウディア・カルディナーレ。

    俳優、映画美術、音楽、「時代美」、そして監督。
    もう絶対に作ることの出来ない「映画の至宝」。
    もう絶対に創ることの出来ない「映画の美」。

    新しい世代の台頭を、喜びと哀しみの目で見つめる事。
    滅び往く我が時代の終焉を諦観をもって見つめる事。
    そんな深遠な「男の美学」が満ちている瞬間。

    これは、古いワインの樽の封印を切って、二度と味わえない、
    芳純な香りを胸一杯吸い込むような経験だ、思うのです。

    ブラビッシモ! ヴィスコンティ!

  • 100点 映画の至宝

    2004-11-28  by 未登録ユーザレクター博士

    もう、何度観た事でしょう。
    国際版(舞踏会をカットした版)は観ていません。
    「色」は国際版、「ストーリー」はイタリア版ということですが、
    4,5年前(?)に劇場公開された「完全版」と比べて正直言って、
    どう違うのか。幾つかのシーンで「カット」を感じた所を納得。
    それでも無神経にバッサリと切った、と感じた所は払拭されませんでした。
    期待に反して、思ったより色彩が鮮やかでは無く、画面を漂う
    虫の様な「シミ」の徘徊が消えていない事に失望しました。
    これはネガがそうであって、ポジであっても消えないのかと思いました。

    しかし、それでも冒頭のタンクレディと公爵の別れのシーン。
    鳥肌が立ちました。全く色褪せない「映画」だと。

    それと、今回感じた事。バート・ランカスターは正解。
    最初のオファーはマーロン・ブロンドだったと。
    彼だったら全く違う映画になっていました。
    バート・ランカスターの「アメリカ人」としての肉体的な
    乾いた「色香」は、ヴィスコンティの演出と共に素晴らしい融合を醸し出しました。
    女性が男性の「手」の仕草に魅力を感じる、という事は知っています。
    まさに、バート・ランカスター=サリーナ公爵の「手」の仕草は
    何と「美しい」瞬間か、と再認識しました。
    優れた俳優の資質、なんですね。

    P.S. 映画館ではニーノ・ロータのサントラ集は売っていましたが、
    「山猫」のサントラは無いようでした。
    私は持っています。聴きながらこのレスを書いてます。

    ああ、今日は、幸せな「映画の日」でした!
    「映画の至宝」はここにあり!

  • 30点 あれ?

    2006-08-22  by ひとみ

    すごいみなさん点数高いですね・・・
    みなさんは完全版じゃないのを観たんじゃないかな?
    私は完全版しか観ていないのでよく分かりませんが、完全版じゃないほうが点数高くなった気がします。3時間はやはり長かったです。
    周りの人はどんどん席たって帰っちゃうし。。。
    確かに、衣装といい建物といいすばらしいんです。出演者の演技もすばらしい。演出だっていいんですよ。エキストラもただのひとりも手を抜いてない。さすがにうまいです。それには100点です。
    ただ、純粋に物語だけをみると?になりませんか。
    えー!?そこ、いつの間にそうなったの?とか、いろいろと。
    それに、これは頭がいい人じゃないとよく分からない物語だなーと思いました。
    あと、個人的に和訳がとてもへたくそだったと思います。それが残念。

  • 90点 淡々と過ぎていく日常

    2005-05-31  by Baad

    世界は大きく変わっていくのに、あくまでも日々の生活を維持し続ける老貴族が幸福に衰えていく姿を描写した映画。

    豊かさの特権、というのはこういうことなのでしょう。

    晩年や初期のネオレアリズムの時代の映画と較べると面白みに欠けますが、見応えがあります。

    大がかりなパーティーのシーンや、クラウディア・カルディナーレとバート・ランカスターのからみが特に好きでした。

    コッポラやスコセッシが影響を受けたと言うことですが、なるほどというか、「アビエイター」のラストの落ちの付け方はこの映画と一緒で、終わるタイミングが解ってしまいました(笑)。

    とはいえ、大がかりな道具立てを外してみれば、端的に言って「犬猫」と同じタイプの作者と生活感覚を共有する人間の生活を上手に切り取って淡々と描写して観客に見せるだけの映画ですね(笑)。

  • 100点 ゴージャスな名作

    2005-01-10  by 未登録ユーザodys

    首都圏では2004年の晩秋に上映されたようですが、私の住む都市では2005年の1月になって上映されました。

    約20年ぶりで観て、各シーンはほとんど忘れていたけれど、実にゴージャスな映画だなという思いを新たにしました。カネと手間暇をかけないとまともな映画はできない、ということを思い知るためには、こういう作品を観る必要がありますね。

    ランカスター演じる公爵の風格、カルディナーレ演じる新興ブルジョワ娘の美しさと下品さ(最初の会食のときの)など、典型的な人物像がいささかの過不足もなく描かれているところが、名作の名作たる所以でしょうか。

    なお、この映画、貴族の没落を描いたとされることが多いようですが、パンフで竹山博英氏の解説を読むと、シチリアの歴史やイタリア内部の政争など、結構複雑な事情がからんでいて、見かけほど分かりやすい作品ではないようです。映画を理解するにはそれなりにお勉強も必要だということなのでしょうね。

  • 100点 やっと見にいった。

    2004-12-11  by ekoeko

    平均満足度77%ですか。
    ちなみに『笑の大学』は81%ですね。
    11日お昼現在の数値です。
    映画史的パースペクティヴ(慣れないことばをわざとらしく使っちゃう)から見て、
    ヴィスコンティの『山猫』より『笑の大学』のほうが点数が高い、というのは、
    『笑の大学』はたしかにおもしろかったし、
    ヴィスコンティがそんなに好きなわけでもないんですが、
    でもやっぱり、“不当”だという思いを感じないではいられません。
    映画史的パースペクティヴ(まちがってないだろうな)からいうと、
    一般には、ヴィスコンティは“超一流”ですからね。
    もちろん、あらゆるパースペクティヴがそうであるのと同じように、
    ヴィスコンティをめぐる映画史的パースペクティヴ(指がもつれる)だって
    時代とともに変化するわけだし、
    一般の評価とはまったく別に個人のパースペクティヴがあってかまわないのですが、
    ヴィスコンティほどの人だったら、
    なんらかの映画史的パースペクティヴ(しつこい!)に彼を置いて評価してあげないと
    まずいんじゃないかなぁ、って気がします。
    それと、
    『山猫』って、“ふつうの映画”って感じがするんですが。
    『ベニスに死す』だとか『地獄に堕ちた勇者ども』だとかみたいに、
    “近寄りがたい”ということはないですから。

  • 100点 大スクリーンで見るべき映画

    2004-12-08  by 未登録ユーザgangstarNo,1

    イタリア語完全復元版を再びスクリーンで見られる日が来るのか検討もつかないので、この機会に、と本日、二回目の鑑賞をしてきました。
    素晴らしい。
    音楽、美術、映像、役者。やはりこの映画は大スクリーンで味わってこそ、だと思います。中二の頃「ベニスに死す」を途中で断念した私ですが、この作品はただもう全てに陶酔しているうちに三時間があっという間に過ぎてしまいます。まだ何回か見たいのですが、17日の公開終了までに見に行く時間もお金の余裕もなくて、ただただ残念。
    舞踏会のシーンが取り上げられることが多いのですが、個人的にはクラウディアの登場シーンが好きですね。やや怒ったような顔つきで、強い眼差しを崩さず挨拶して回るクラウディア。このシーンの彼女が、作品中で一番美しいと私は感じました。
    そして最後のシーンのバート・ランカスター。彼を見てこの作品に酔った三時間の終わりを感じ、また最初から見たい気持ちにさせられるのです。

  • 70点 初心者的感想

    2004-12-06  by 因幡のNOVAうさぎ

    職場の先輩がヴィスコンティファンなこと&高島屋でやる映画にハズレはないことから、休暇を利用して見に行ってきました。

    ・・・が、あの時代の映画を余り見ていない私にとっては、「うーん、これは上級者向き」と言う印象。映像も音楽も役者さん(アランドロンって格好良いですね〜♪でも公爵役の俳優さんのほうが存在感ありました。)も内容も良かったと思うのですが、今の私には「やっぱり3時間も座っているとお尻が痛いなぁ」の方が優先されてしまいます(^_^;。

    いつかあの時代の他の映画をもっと見て、「いやぁ、山猫サイコーですね」と先輩と語り合えるようになりたいです。

  • 70点 絵と音楽がベスト

    2004-09-15  by アキラ

    自分の中のヴィスコンティブームから
    随分後になって見た作品ですが、大当たりでした。

    ヴィスコンティ映画で絵的クオリティが一番高い。
    ニノロータの音楽も、『若者のすべて』と並んで最も良質。
    内容は他の晩年の作品とほぼ同じですので
    他の作品よりは、まずこの作品を見る事をオススメします。

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